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(短編集)
月まで三キロ
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月まで三キロの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全53件 41~53 3/3ページ
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はじめの2行でヘッタクソな文章だと思った。なんでそこ倒置法やねん。 作家でいう文章の上手下手は、画家のデッサン力や、バンドの演奏技術のようなもので、 それが基礎にあって、構成力も創造性も活きてくると思う。 これだけ下手くそだと、最後まで読み通すのは苦しくて、 かといって若い原石のような、荒削りということでもない。 これに賛辞の評価をしている方々は本当にそう思って書いているのか疑問である。 | ||||
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月まで3キロか、、是非ともその青看板を見てみたいな。自分は初めて本を読んで泣きました。 | ||||
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場面設定が独特だが、それがまた話に良い色を添えている。短編集なのでほっこりしながら次に読み進める。誰にでも心配なく勧められる。 | ||||
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テレビで知り、月というところはわりと家から近くで知っていたので興味深く読ませていただきました。 | ||||
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良くも悪くもきれいにまとまったお話、という印象を受けました。 文章は平易簡潔かつ丁寧でとても読みやすいです。 ただ展開が、自分には「綺麗事」に感じられてしまいました。 心温まるを意図しているんだろうということはわかるのですが、 そんなにうまくいくかなあ、という思いの方が先に立ってしまいました。 | ||||
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短編を二つほど読みました。他はこれからです。小説の内容を評価することは非才な私にはできません。ただ月まで三キロは少し考えさせられました。 | ||||
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文章が耳に心地よく、知らない地球や宇宙のこともわかり、そしてホロッと切なさもありあっという間に読み終わります。 | ||||
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欠点は1、文系の小生には、科学的な記述が多過ぎ! 2、初出がわからない!(短編集でも書下ろし?) 3、定価が厚さの割に、ちと高くないか? でしたが、 読了後の気持ちは、とてもハートウオーミングで素晴らしい一冊でした! 私も皆さんと同じく星5つとさせていただきますし、多くの方に読んでもらいたくて、おススメします! | ||||
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理系の大学院まで卒業した作者が描く、とても人間愛に満ちた短編6作。 本屋さんで、題名が気にいり、購入したのだけれど、買って本当によかった。 出てくる人たちは、様々それぞれ何かの課題を抱えて生きているのだけれど、どこか救いがある。 生きているのは大変で難儀なことではあるが、でも生きているのは素敵なことだと思えてくる。 表題の「月まで3キロ」 生きるのにつかれた中年男性と、タクシー運転手の話。 「星六花」気づいたら独身のまま40歳を目の前にした働く女性の話。 「アンモナイトの探し方」小学生なのにストレスを抱えた少年とアンモナイトを探す老人の話。 「天王寺ハイエイタス」家業を継がざるを得なくなった弟と、研究者の兄、昔ギタリストだったおじさんの話。 「エイリアンの食卓」妻を亡くし食堂を営む父親と娘が出会った女性との話。 「山を刻む」専業主婦をしてきた女性の決断の話。 どれもいい。特に私が気にいったのは、「山を刻む」 | ||||
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「今」を生きることがどんなに尊いのかを感じられた物語でした。 エイリアンの食堂は読んで泣きました。。 老若男女でこの本を読んで感じ方は変わってくると思います。 ただこれだけは言えます、誰が読んでも素晴らしく優しい物語であると。 そして読んで良かったと心から思える本です。 読後の余韻がいまも残っています。 | ||||
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大切なものを失い、心が折れています。壊れています。 そんなときに、この本に出会いました。 地球惑星科学という、バリバリの理系のバックグラウンドを持った著者の、温かい血の通った6篇です。 「月まで三キロ」の出だしで、いきなり心をつかまれます。 主人公は自殺前に鰻を食べかけますが、どうも喉が通らず、気分が悪くなります。 まさに私と一緒です。 いつも死ぬことを考え、毎食、「これが最後の食事」と思いながら、なかなか色が進みません。 「死ぬな」と直接語り掛けるのではなく、自死された家族としての気持ちを語りながら、自殺を思いとどまるようひっそりと語り掛けるタクシー運転手。 親としての気持ち、胸が詰まります。 その他の5篇も、世間的にはどこか「欠けている」家族や人間関係を、科学を絡めながら温かく切り取り包み込む短篇で構成されています。 大きな感動はありませんが、どれも静かな感動を胸に残します。 今日を生きる勇気がほんの少しだけわいてきます。 「折れそうな心に寄り添う」のオビに偽りなしの内容。 お勧めです。 | ||||
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ヘドロの海を眺め,岩肌を削って石を割り,伸ばしたその手は雲,そして月の向こうへ. 小学生から大人まで,人生に行き詰まった人たちが天文学や地学などの理系の世界に触れ, そこで何かを見つけ出し,もう一度前を向いてみようかと立ち上がる姿を描いた短編集です. とはいえ,彼らのその後はわかりませんし,歩き出してもまた躓いてしまうかもしれず, それでも知らなかったものを知り,目の前が開けていく様子が鮮やかに映し出されており, あらすじには『科学のきらめき』とありましたが,実に美しく,素敵な響きに感じられます. また,世代も事情も異なる六篇は,決して他人事とは思えない,時には鈍い痛みをも伝え, それらは天才にも変人にも凡人にも,積み重ねてきたものがあることを気付かせるようです. | ||||
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小説好きを十分に満足させる作品集である。連作集ではない。主人公も世代も多様である。だが、それぞれが個性的な魅力を放ちながら、全体を通して見事なバランスを保っている。登場人物はみな、ままならない暮らしを抱える普通の人たちだが、宇宙のひろがりと思いがけず交錯するとき、その一瞬が、人間の生を明るく照らし出していく。どの短篇が好きかは人によって異なるであろうが、つくば学園都市を舞台にした「エイリアンの食堂」や自然な大阪弁が魅力を伝える「天王寺ハイエイタス」、そして東京の30代後半の女性が主人公の「星六花」は、書き手のやわらかな目線を感じさせる。これほどの短篇集はなかなかお目にかかれまい。必読である。 | ||||
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