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(短編集)
月まで三キロ
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月まで三キロの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全53件 21~40 2/3ページ
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たまたま本屋で手にした小説でしたが、今まで読んだ小説で一番好きだと思いました。 今までずっと、なんでこう思うのだろう、と自分の中でぼんやりとした嫌悪感があったのですが、 小説の中で流れに寄り添って織り交ぜられている地球や現象の話に、 すごく腑に落ちて、とても楽になりました。 一冊で様々な立場、考え方に触れることができて、想像しなかった角度からそっと背中を押してもらえるので、 悩みを抱えている人の救いになる本だと思いました。 自分では辿り着けなかった興味のある場所へ連れて行ってもらえて、さらにいろんなことを知りたいとも思わせてくれた小説でした。 この本に出会えて良かったです。 | ||||
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どの話も人生に行き詰まっている、思い通りにならず悩んでる人達がメインだったんですが、話の最後には生きる指針が見つかったというか今までのことを肯定できるようになってるのが印象的でした。あと、最後の話に出てきた「人生の分岐点は初めから地図上にはない。人との偶然の出会いが気まぐれに分岐点を作る」って言葉が特に心に残ってます。社会人になってからこの本を読み返したらこの言葉がすごく腑に落ちたので。実際人との何気ない出会いで人生変わるもんだよなと思い返すようになりました。購入後に定期的に読み返すようになった本は初めてです。自分にとってすごく大切な本だと思います。 | ||||
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人生とまではいかなくても、なーんか最近疲れたなぁ。という時に読むと何か気づくものがある内容だなぁと感じました。 | ||||
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人生に疲れたり、迷ったりした人々をめぐる 短編小説 科学的な考証が話のカギではあるが説明臭くなく、わかりやすい。科学に興味を持つきっかけになるかもしれない。 短編集なので各チャプターさくっと読めてテンポも良い。 自分は天王寺ハイエイタスが一番好きかな。 良かった。おすすめ | ||||
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●著者は巻末の対談で「凝った文章より読みやすい文章を書こうと心掛けている・・・云々」と述べ ています。理系の題材を扱いながら一般の人にも理解できる平易な言葉で描写。科学の面白さや蘊蓄 を傾けつつ、人間社会との相似性を披露しています。 ならば科学によって明らかになった真理は、人にとっても生きるための道標になるかも知れません よ・・・と示唆しているようです。それに気づいた登場人物の心奥と読む者の心が同調した時、大き な感動となって押し寄せてきました。 科学は昔、哲学の一種だったというのもむべなるかな、ですね。 ー懺悔(ざんげ)ー 既に「八月の銀の雪」を読了しているので、登場人物の背景と科学的テーマがどの様にリンクする んだろうと、オチを予想しながら読んでしまいました。まるで落語の謎かけ「~とかけて~と解く。 その心は・・・」のようです。「ほーそう来ましたか」などと独り言ちます。 こんな読み方じゃなく、素直に気持ちを入れて読めばもっと感動できるのにと反省しています。科 学色がそれ程濃くない最後の「山を刻む」が一番良かった。主人公が明るい未来の絵を描き、希望を 見出した姿を想像したら胸の中がじわーっと暖かくなりました。 | ||||
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読書の秋かなぁー! 近くの稲田の畔には、彼岸花が真っ赤に咲いていました。 | ||||
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天文や地質、火山等の理系の知識を、それぞれの人間模様に織り込んだ少し珍しい短篇6編に特別掌編1編を加えた作品。 大きな起伏は無いけれど、いずれも人生に悩んでいたり、行き詰ったりしている人々が、前を向いて生きていこうとする胸に染み入る物語。 その立ち直る切っ掛けの一つにもなる科学の知識が分かり易く、登場人物達を通じて語られます。 | ||||
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とてもあたたかな短編集です。 悲しいことがあっても、 ちょっと前向きになれる気がする一冊です。 | ||||
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1時間以内で読める分量の6つの短編集です。それぞれ明確な1つのテーマに対し、新たな一歩を踏み出そうと思わせてくれます。簡単なミステリー仕立てにもなっており、隙間時間で読み、前向きな読了感を味わえる本です。 | ||||
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「八月の銀の雪」を読みおもしろかっあので、前作の「月まで3キロ」を購入し、読みました。 内容は、タイトル別に5章程度のものをまとめた読み物で、読み易い文章でサクサクと最後まで読ました。ラストの章の「山を削る」は、主婦が家族間での自分の居場所がない事。誰にも告げず山に写真を撮り、偶然出会った火山研究者と話すことで、自分自身の人生を回顧し、これからのことを見出すというはなしであったが、発想が余りにも突飛で、独りよがりな答えで、最後はこれで良いのか?と疑問も残りました。やはり、ショートタイトルの本は、まとめるのに、頁が足らないのかなぁ?と感じました。 今度は、この作者の長編ものも読んでみたいと思いました。 | ||||
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理系の題材や、それに絡む人々の思考や行動は面白いけれど、今一つ気分が入っていかなかったです。 「描写」を読まされている感じで、「物語」を読んでいる気持ちにはならなかったです。 サラリとした描写で、登場人物の「性格」は分かるけれど「人間」にまではそう深くきり込んでいないので、薄い水割りみたいな感じ。繊細な雰囲気とも捉えられず、淡々と、というのか。 人のエピソードはあるけれど、内面の描写は箇条書きのようでしかなく、読者の想像力に委ねる手法でもないようで、面白いけれどひき込まれず、しばしば飛ばし読みしました。 こういう作風なのかもしれませんが、普段から沢山の本を読んでいて、作家のファンでもないという人には、きらめく部分を感じながら物足りないかもしれません。 うまい作家は簡潔な文章でも想像を広げさせてくれて、読者はそれを物語として頭に思い描き、そこで登場人物が生命を宿すのですが、そういう感じではなかったです。 キャラクターは皆いいのに、楽しむまではいけなかったです。 | ||||
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浜松の地名が出てくると聞きました。 短編6個ですが浜松が出てくるのは1つだけでした。 問題を抱えた人々と出会った人の物語。 どれも少しかっこいい大人が出てきます。 そして心揺さぶられます。 科学的なエピソードがそれを引き立てます。 アンモナイト、掘り出してみたいです。 | ||||
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伊与原氏の作品にはどれも人間の温かい血が流れている。様々な人間像を描きながらそこに細やかな視点が見られ、人の持つ感情が静かに読者に伝わってくる。厚かましくない!作者のお人柄か、声高に語ったり、切りつけるような激しさがないことが、言葉を選び、何気ない事象を丁寧に扱うこととなり、安心する。語られている世界のどれもがいい加減でないのは作者の科学者出身の確かさなのだろうか。 | ||||
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日常のさりげない景色の中の、ちょっとだけ普段と違う出来事を、丁寧に描く筆致が心地よい。科学的な見方をすることで日常が違う風に見えてくる、そういう話をサイドストーリーにして、メインストーリーの方は決着がつかないまま、良く言えば開いた形で、悪く言えば宙ぶらりんのまま終わる。それが適度にサイドストーリーと絡み合い、味わい深い余韻を残す。 | ||||
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月まで三キロ...趣味が合わないのか、面白くも深みも感じませんでした。 残り5編は、プッと思わず吹き出してしまえる、そんな話でした。 日常が退屈な、中年男性にピッタリかと思います。 | ||||
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出版関係の仕事をしている友人からの薦め 静岡書店大賞に輝いた一冊 短編集にて今度のお話はどんな科学にまつわる内容かな?とページを進める。 そんな科学的な魅力と反する人間味溢れる細やかな描写の、読了後心が温まる本でした。 友人に感謝 | ||||
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悩みを抱えた主人公に、理系の知識を持った者が絡んで、詳し目の家族語りがなされて、希望が見えるラストを迎えるという趣向の短編集。パターンは同じだけれど、シチュエーションは全く異なり、よくこんな話を思いつくなあと感心しきりで読みました。どれももう少し先を読みたいというところで余韻を残して終わっています。表題作が少しヘビーすぎたのが、自分にとっては玉に瑕でした。 もう内容は忘れてしまったけれど、読後に著者略歴を見て、ずっと前に「お台場アイランドベイビー」を読んだことを思い出しました。あれ以来ということは、あれが自分には合わなかったということです。 本作で著者の他の作品にも興味が出て来ました。 | ||||
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心が洗われる 今までの自分を見つめ直すきっかけとなる、生涯のベストに刻まれる作品 | ||||
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6つの短編の主人公たちは、人生の岐路に立っていたり、それまでの来し方を振り返ったりと、様々である。理系の伊予原新らしく、登場人物に、天体としての月、雪の結晶、アンモナイト、水月湖の年縞、素粒子・ISS、火山学の専門家たちが絡んできて、なかなか上手いなあと思わされる。この作者は、そこのあたりが売りだよね。主人公たちの思いなども細やかに描かれている。 水月湖の年縞については、ブルーバックスの中川毅「人類と気候の10万年史」を読んで関心を持ち、水月湖に行って年縞博物館も訪れてきた。ははあ、作者もこの本を読んだか、博物館の展示解説を読んだかしたんだろうなあと思った。 | ||||
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メンタルが弱い人、ネガティブな人は読まない方がいいかも…。 自分の将来はどうなってしまうのだろうと不安になる1冊でした。 | ||||
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