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(短編集)

あと十五秒で死ぬ



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あと十五秒で死ぬの評価: 3.89/5点 レビュー 18件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.89pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(1pt)

いらんところで削られる没入感

地の文に違和感があり没入感がごりごり削られました。
短編四作とも、特に時代背景の説明がないので現代日本として読み進めたのですが、ちょくちょく主人公=視点主の年齢に合わない古めかしい表現が出てきます。
「十五秒」は薬剤師の女性の視点で語られる話だったので問題なかったのですが、「このあと衝撃の結末が」では中学生男子の視点であるにも関わらず探偵事務所を「会計事務所の書類庫のよう」と例えたり、登場人物の動作を「従容として首肯した」と表現したり等々。あとの二作でも同様の違和感がつきまといます。
本筋には関係ないところで没入感を削られつつ「不眠症」は何がしたいのかわからないままだらだら読まされ、「首が取れても~」は最後まで主人公に感情移入ができず。
あとがきで作者が某ゲームシリーズの二次創作出身と知った時、ああ…この癖のある文体はそういうこと…と脱力しました。なんでもいいから突飛な設定の話を読みたい、という方以外にはオススメしません。
あと十五秒で死ぬ (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:あと十五秒で死ぬ (ミステリ・フロンティア)より
4488020100
No.2:
(2pt)

意欲は買えるが、内容はご都合主義の塊でガッカリする駄作

「十五秒」、「このあと衝撃の結末が」、「不眠症」及び「首が取れても死なない僕らの首無殺人事件」の4つの中編から構成される「15秒後に死ぬ」をテーマとしたSF中編ミステリ集。意欲は買えるが、内容はご都合主義の塊でガッカリする出来。

全ての中編がツッコミ所満載。冒頭の「十五秒」は、まず、死神が15秒早く(死ぬ筈の)被害者の女性の元を訪れるという設定がイイ加減だが、これには目を瞑る(そうしないと作品が成立しないので)。撃たれた女性が、残りの15秒の中で、女性が(死につつある)現実世界と死神と会話するSF世界とを選べるという設定が上述したご都合主義の塊な上に、現実世界を選択した時に、至近距離から撃たれた女性の激痛を考えれば、このような行動を採れる筈も無く、真相もありふれている。「このあと衝撃の結末が」もタイム・スリップの制約を初めとして、これまた、ご都合主義の塊の上に記述が煩雑でスッキリとしていない。「不眠症」は意匠不明。掉尾の「首が取れても...」も奇抜な設定(これもご都合主義の塊)だが、ミステリと言うよりはドタバタ・コメディの趣きが強い。

設定の奇抜さをミステリ的面白さに纏められない作者の若書きが目立つ駄作だと思った。
あと十五秒で死ぬ (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:あと十五秒で死ぬ (ミステリ・フロンティア)より
4488020100
No.1:
(1pt)

ダメでした。

実際にあり得ない設定(時間を止められる等)が使われていても、それを無意識に受け止められるくらいのスイスイ読み進められる文章や興味を惹かれる登場人物や設定があれば、、、と思っていましたが妙に会話や文章がまどろっこしい。
タイトル作品のオチなんて初期のイヤミスでは山村美紗や小池真理子が使ってる(し、そちらの方が表現が上手)。
帯に「ミステリー作家陣が感嘆!」と書かれていましたが、何だかもう(失笑)
あと十五秒で死ぬ (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:あと十五秒で死ぬ (ミステリ・フロンティア)より
4488020100

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