■スポンサードリンク
(短編集)
あと十五秒で死ぬ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
あと十五秒で死ぬの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
【未読の方ややネタバレ注意】 熱心なファンの方からオススメされて拝読しました。 1話目「15秒」2021年6月26日放送。世にも奇妙な物語の原作になったお話。 とても面白く何度も読み返してしまいました。ジョジョ第3部ディオ戦好きにはたまらないですね 2話目「このあと衝撃の結末が」結末までどうなるか?ドキドキしながら読みました。結末を迎えたあとさらにオチがあるこのようなお話の展開は大好きです。 3話目「不眠症」切ないお話 4話目特殊設定の「首が取れても死なない僕らの首無殺人事件」爆笑でした 全4話とても面白かったです。 作者様の第1作目の書籍ということでこれからの続巻も楽しみですし、 解説にも記載がありますがboothでマーダーミステリー作品pixivでマンガも 発表されておりこれからも多方面にわたる活躍が期待されます。 好きな作家さんの好きな作品の書籍や映画を何度も繰り返し見る傾向があるため、 このような新進気鋭の作家様を知ることができて世界が広がりました。 これからも応援していきたいと思ます。 テンポの良い面白い作品をありがとうございました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
4作とも全てテンポがよく読みやすくて面白かった!あと15秒で死ぬはなかなかコミカルで犯人側の視点もあって面白かった、犯人からしたらなんで読み切った動きしてくるんだ?と不気味だっただろう。笑 あとの三作も質が高くて面白い。衝撃の結末の真相がすごく面白かった。視聴者に挑戦してもらってグッドエンドに持っていく手法は斬新でおどろいた。 不眠症もかなり好き、最後は悲しかったが、 あとは最後の首すり替え事件はかなり複雑で忙しいが、最後はなるほどと唸った!もっと作者の作品を見てみたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
発想や設定がユニークでそれなりに面白かった 十五秒 このあと衝撃の結末が 不眠症 は中々楽しめたものの 首が取れても死なない僕らの首無殺人事件 については なんとなく深みと言うかコクが足りなくてダレた | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
地の文に違和感があり没入感がごりごり削られました。 短編四作とも、特に時代背景の説明がないので現代日本として読み進めたのですが、ちょくちょく主人公=視点主の年齢に合わない古めかしい表現が出てきます。 「十五秒」は薬剤師の女性の視点で語られる話だったので問題なかったのですが、「このあと衝撃の結末が」では中学生男子の視点であるにも関わらず探偵事務所を「会計事務所の書類庫のよう」と例えたり、登場人物の動作を「従容として首肯した」と表現したり等々。あとの二作でも同様の違和感がつきまといます。 本筋には関係ないところで没入感を削られつつ「不眠症」は何がしたいのかわからないままだらだら読まされ、「首が取れても~」は最後まで主人公に感情移入ができず。 あとがきで作者が某ゲームシリーズの二次創作出身と知った時、ああ…この癖のある文体はそういうこと…と脱力しました。なんでもいいから突飛な設定の話を読みたい、という方以外にはオススメしません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
やはり表題作であり一番キャッチーな「15秒」がまず見どころですよね。 主人公がいきなり背後から銃で撃たれて死亡が確定した瞬間から物語が始まり、猫の顔をした死神が「あと十五秒で息絶えるよ」と教えてくれます。 死神の計らいで現実の時間はストップしてるので、好きなタイミングで残りの15秒を動かし、また止めては考えることが出来るというわけです。 この残された時間でとにかく犯人を確認してあれこれして、という主人公の奮闘ぶりが面白かったです。 合間の二作品も面白いのですが、何より本作最大の見どころは実はラストの「首が取れても~」ですね。 首がポロリと取れやすく、取れても15秒以内に戻せばセーフな特殊体質な島の住人達。 祭りの日に何者かに襲われ首だけになった主人公は友人の助けにより一つの胴体を共有することになります。 15秒以内ごとに首を交換すれば死なない訳です。 その状態で犯人を探っていくという、とんでもない作品です。 とにかく設定と展開のとんでもなさが見事なので、なんならこの作品だけでも読んでほしいですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
様々なジャンルのミステリー作品が紹介、おすすめされているガイドブック『ミステリーサークル』(講談社)で、何人かの方が本作品集の名前を挙げてました。 【本格】の項で佳多山大地氏が本書収録の「十五秒」を、【特殊設定】の項で杉江松恋氏が本作品集の中篇「首が取れても死なない僕らの首無殺人事件」を、【短編】の項で政宗 九氏が同じく中篇「首が取れても死なない僕らの首無殺人事件」を、それぞれ取り上げていらっしゃいます。 俄然興味が湧いて、「どれどれ。どんな作品なんだろう」てことで読んでみました。 〝奇想天外〟な設定と〝本格推理〟の論理がブレンドしたような、そんな味わいの作品が四つ、載ってました。 どの作品も、〝十五秒〟の仕掛けを利かせるってことで共通していて面白かったな。 一番インパクトがあったのは、ラストの「首が取れても死なない僕らの首無殺人事件」。ぶっちゃけ、「こんなアホな、変てこきわまりない設定で、よくぞこんだけ読ませる話を書いたなあ」って思いました。作中の〝首交換〟が、脳裏にフラッシュバックして止まりません。 でも、マイ・フェイバリット作品は、三番目の「不眠症」です。夢現(うつ)つの不可解な状況に光が差した瞬間、夢から覚めた心地を覚えましたね。なかなかに素敵な奇想短篇の逸品。これ、気に入りましたわ。 この作品しかまだ読んでないけど、〈榊林銘(さかきばやし めい)〉て作家の名前は強く脳内にインプットされました。次の一冊が、とても楽しみです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
余り感じたことのない読後感でした。非常に興味深い作品であると思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
超常現象だったりタイムスリップだったり、いわゆる特殊設定を題材にしたミステリ4編。 全体を通してみれば、それらの特殊設定がミステリとしての面白さを際立たせているというよりは、作者にとって都合の良いルールと化しているのではないか。 結果、大がかりな設定の割に、真相に対する驚きや説得力が少ないという弱点を招いているように思う。 ただし、文章はリズミカルで読みやすく、そこはとないユーモアもある。 「15秒」 :特殊設定を是認するとしても、なおプロットに無理があるように思う。 犯人の母親は〇〇〇〇を企てたが、被害者が〇を〇〇〇〇〇ため〇〇した、という真相となっている。 が、失敗したのであれば、その母親は別の方法で〇〇〇〇を企てるのが自然で、そもそも〇〇という状況にはならないのではと感じた。 「このあと衝撃の結末が」 :タイムスリップという大がかりな設定に比して、仕掛けたメイントリックが小粒な印象。 このトリックの記述はアンフェア気味な感じがした。一人称だからセーフだとしても、納得感は薄い。 「不眠症」 :最もミステリ濃度は低いが、かえって無理や矛盾がなく物語としてはまあまあ面白い。 「首が取れても死なない僕らの首無殺人事件」 :本編も作者にとっての都合の良いルールが頻出するが、そのことに対して開き直った感があり、コメディとして昇華されている。 それなりに謎解きの筋も通っていて、4編中で最も面白かった。 色々と不満も書いたが、コメデイセンスに秀でたものを感じ、また新人さんでもあるので、今後に期待して、甘めの☆☆☆☆です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あと十五秒で死ぬというアイデアで書かれた本作。短編が三本に、中編が一本でした。 一本目の「十五秒」は映像化もされていたらしく、ファンタジー要素も混ぜられて面白かったです。私は仕掛けよりもストーリー性を重視する派なので、ますます好みでした。 しかし二本目の「このあと衝撃の結末が」と三本目の「不眠症」は面白くなかったです。 というのも十五秒で死ぬというアイデアこそが死んでいたからです。むりやり十五秒要素を入れただけで、ストーリーの本質には関わっていません。 私は仕掛けよりもストーリー性を重視しますが、根幹がブレているのは話が別です。 そもそも単純にストーリーそのものがつまらなかったです。 星2評価にするつもりでしたが、最後の中編で一気に評価を爆上げしました。めちゃくちゃ面白かったです。首芸がやばすぎます。 ストーリー展開も小気味のいいコメディを織り交ぜつつ、伏線を散りばめ、最後にまとめて回収されました。登場人物たちも魅力がありましたね…! 結論、出会えて良かったと心の底から思える一冊でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
15秒という制約をつけた特殊設定のミステリ短編集です。 さすがに条件が厳しくて書くのが大変なのか、最初の短編の発表から書下ろしを含めた本短編集を出版するのに、数年かかっています。 特殊設定下のミステリというと、ミステリの仕掛けに注目されがちかもしれませんが、収録された短編では、むしろ物語づくりのうまさが光る佳作ぞろいだったように思います。 表題作にしても、2つ目の作品にしても、ミステリとしての種明かしが終わった後の、謎解きとしては無くても成立するが、物語としては必要なパートが作品に謎解き問題を超えた物語としての面白さを与えていると思います。 狭義のミステリにとどまらず、人情噺や奇妙な味の作品を書いても、印象深い作品を書ける作家さんなのかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なんか知ってる内容だなと思ったら世にも奇妙な物語でやってた作品の原作だった。他の作品も面白かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今年のこのミスで知って気になったので。十五秒にまつわる短編集。これがデビュー作らしいが『十五秒』と『首が取れても死なない僕らの首無殺人事件』は強烈におもしろくて、新人とは思えないレベルの怪作だと思う。特に『首が取れても死なない』の終盤は爆笑ものなので必読。 ただ、残りの二短編はインパクトがやや弱かったのが残念か。次回作を期待して待ちたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「十五秒」、「このあと衝撃の結末が」、「不眠症」及び「首が取れても死なない僕らの首無殺人事件」の4つの中編から構成される「15秒後に死ぬ」をテーマとしたSF中編ミステリ集。意欲は買えるが、内容はご都合主義の塊でガッカリする出来。 全ての中編がツッコミ所満載。冒頭の「十五秒」は、まず、死神が15秒早く(死ぬ筈の)被害者の女性の元を訪れるという設定がイイ加減だが、これには目を瞑る(そうしないと作品が成立しないので)。撃たれた女性が、残りの15秒の中で、女性が(死につつある)現実世界と死神と会話するSF世界とを選べるという設定が上述したご都合主義の塊な上に、現実世界を選択した時に、至近距離から撃たれた女性の激痛を考えれば、このような行動を採れる筈も無く、真相もありふれている。「このあと衝撃の結末が」もタイム・スリップの制約を初めとして、これまた、ご都合主義の塊の上に記述が煩雑でスッキリとしていない。「不眠症」は意匠不明。掉尾の「首が取れても...」も奇抜な設定(これもご都合主義の塊)だが、ミステリと言うよりはドタバタ・コメディの趣きが強い。 設定の奇抜さをミステリ的面白さに纏められない作者の若書きが目立つ駄作だと思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリーズ!新人賞佳作受賞作「十五秒」を含む全4話の中短編集。 「十五秒」という時間を扱ったミステリー仕立ての作品だが、後半の書き下ろしの2作品はややこじつけのような感じ。 どの物語も凝っていて理解するのにちょっと骨が折れたものもあったが、中編の「首無殺人事件」は特殊設定を上手く活かしたミステリーでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
かなり荒唐無稽な設定の、15秒で死ぬ、をテーマとした4編のミステリー。 『15秒』-「私の目の前に、銃弾が浮いている。」シチュエーションから、いかに復讐を果たすか? 『このあと衝撃の結末が』-テレビドラマ、最後の15秒が衝撃の結末となった、その謎解き。 『不眠症』-「がくんと身体が揺れて、私はふと我に返った。」夢で繰り返す、不吉な事故。その切ない理由。 『首が取れても~』-とある離島の島民は、首が取れても15秒は死なない体質だった! それぞれ、凝った作りで楽しめました。 『不眠症』が、切なくって、好き。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
寄席に例えれば、最初の短編「十五秒」は”食いつき”、2編目「このあと衝撃の結末が」は”膝前”、3編目の「不眠症」が”膝代わり”。後半を占める中編「首が取れても死なない僕らの首無殺人事件」がトリ、真打と言えよう。 その途方もなさには、驚かされた。 書き下ろし作品を加えて単行本化する上で、収録順をよく考えて構成したと思われる。 それにしても。 今年は麻耶雄嵩が『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』でデビューしてから満30年、その間に、いわゆる”新本格”も、こんなズビズバーパパパヤーおお神様助けてパパヤー!と口ずさみたくなるような所まで来てしまった。 早坂吝の『○○○○○○○○殺人事件』を読んで耐えられた人なら、楽しく読めるだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
実際にあり得ない設定(時間を止められる等)が使われていても、それを無意識に受け止められるくらいのスイスイ読み進められる文章や興味を惹かれる登場人物や設定があれば、、、と思っていましたが妙に会話や文章がまどろっこしい。 タイトル作品のオチなんて初期のイヤミスでは山村美紗や小池真理子が使ってる(し、そちらの方が表現が上手)。 帯に「ミステリー作家陣が感嘆!」と書かれていましたが、何だかもう(失笑) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
15秒後の死というテーマの中、どの話もそれぞれ毛色が違い読み応えがありました。個人的には2つ目の話が白眉。今回がデビュー作とのことですが次回作も楽しみです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!