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元彼の遺言状
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【この小説が収録されている参考書籍】
元彼の遺言状の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全95件 81~95 5/5ページ
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「全財産を、自分を殺した犯人に譲る」という遺言を残して巨額の資産を有する人が死ぬ、その結果多くの人間が「自分が犯人だ」と名乗りを上げる、という設定は、非常に独創的で魅力的です。何でわざわざこんな仕掛けをしたのだろうという興味に引っ張られて最後まで読みました。この「つかみ」は素晴らしい。ただ、この小説の魅力的な点はこれだけです。 ネタバレになるので詳しくは書けませんが、なぜ死亡した男がこのような妙な遺書を残したのかという肝心の点の謎解きがつまらない、釈然としない点が残るというのが最大の欠点です。目的達成のための手段としてあまりに大げさ過ぎ、不確実性・危険性が高く、フィクションとしても疑問が大きいと言わざるをえません。 主人公の女性については好き嫌いが分かれるでしょう(当レビュー子は、お近づきになりたいとは思いません)が、それよりも、登場する男性が魅力のない人物、男性読者が感情移入できそうにない人物ばかりである点が気になりました。 文章もうまいとはいえません。日本語としてどうなのか、という表現が散見されます。この点は、他のレビュアーの方が書かれているとおりです。特に当レビュー子のような中高年の読者には、拒否反応を示す人も多いでしょう。評価できるのは、多数の登場人物の入り組んだ関係を、登場人物の科白や主人公の語りによって、無理なく読者に理解させることに成功している点です。さすが東大出の弁護士さんというところでしょうか。 最後に、気になる点を一つ。各章のタイトルが、凝ったもの(例えば第1章は「即物的(ザッハリッヒ)な世界線」)になっているのに、第4章だけ「アリバイと浮気のあいだ」という平凡なものになっています。何か意図があってのことかと思いますが、よく分かりませんでした。読み巧者の方にご教示いただければ幸甚です。 | ||||
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まず、こうすれば新人賞を取れる!という要素を詰め込んだ作品と感じました。強い女主人公(映像化するなら菜々緒や米倉涼子を思い浮かべるキャラ立て)、某頭数ページでの掴み、専門知識の散りばめ、など…。読み心地は軽いですが「軽妙」ではない。よくいえば読みやすい、悪くいえば浅い。 他レビューでも指摘されていますが、練りに練られた文章、表現とは感じませんでした。私は〜した、の繰り返しが多く、リズムが悪い。心情描写も安易。ミステリーの要素も、ミステリーファンなら鼻白む内容です。 ただ…今はこういうライトな作品がウケるんでしょうね。「傾向と対策」を研究した著者が出した答えが、大賞を射止めた。うーん。本が売れなくなって久しいですが、小説というメディアならではの魅力は何なのだろうと、そんなことを読後に思いました。 | ||||
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(ネタバレしてます) ストーリー、登場人物、文章、どれをとっても魅力がなく、ページをめくるのが苦痛でした。殺人の動機もイマイチだし。リストを見た人全員殺すつもりだったの?あと、剣持兄がこの件に関わるのは偶然なんですよね?その偶然いるかな。 でもここの評価は高いのね。他の候補作品を読んでいないので何とも言えませんが、受賞に値する作品だとは思いませんでした。名探偵ぶたぶたの方が面白かった。 | ||||
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頻出する主人公の感情表現が稚拙で、大賞受賞とは名ばかりの作品。ストーリーもありきたりで、特に目を引くところはない。 弁護士資格を持ち、プロ雀士のミステリー作家と言う所ばかりが独り歩きしている。 大して面白くもない作品。 | ||||
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表面的な内容で、正直読むのが苦痛でした。わざとらしい伏線など、かえって話をつまらなくしていると感じました。 | ||||
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作者のプロフィールに惹かれて本を手にしましたが、期待しすぎだったようで、途中から読むペースが落ち、読了するのに時間がかかりました。 | ||||
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プロットが緻密で、尚且つ全ての事象の因果関係が明快であるものの、その原因からその結果あるいは選択が導き出される蓋然性が極めて低い(ありえない)展開が数多くあり、あまりのリアリティのなさに、最後は辟易してしまった。 このプロットの緻密さ・複雑さは、東野圭吾を彷彿とさせるだけに、もう少し丁寧に書き上げれば全く違ったものになったに違いない。編集者に反省を促したい。 | ||||
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書き出しのテンポの良さに期待しながら読み進めましたが、トリックや動機などのミステリー小説としての完成度・文章や語彙など小説としての要素どちらにもいまいち満足できませんでした。張り詰めた緊張感や犯人は誰なのだ?と掻き立てるような面白さはなく、似た表現や言葉が続きます。 本格ミステリ、とはまた別ジャンルでしょうか。とはいえ、主人公のキャラはできており、映像化されたらこんな感じなのかな、と想像できたという点でキャラものとしてはよかったのかもしれません。 デビュー作ということですので次回作に期待です。 何より、この賞とやたら期待を煽る宣伝に問題があるのかと思います。 | ||||
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「殺した人物に遺産を与える」という遺言状、金にしか関心がない女主人公… この2点が強烈な導入になっているが、その後の展開は少しも面白くない。 「読み始めたら止まらない」の逆で、何度も中断しながら、なんとか読み終えた。 終盤で犯人が判明した段階で、まだまだページが残っているので、 「きっと壮大なドンデン返しがあるのだろう」と期待したが、そのまま結末だった。 犯人と真相がわかっても、「そうだったのか!」という意外性も爽快感もなかった。 ミステリー部分以外(たとえば恋愛感情とか家族関係とか)も、べつだん味わいはなく、 時間と金を無駄にした。 | ||||
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高評価なので期待して読んだのですが…現実味のない展開で、え、こうすんなり進む!?と納得できないことが多く物語に入り込めませんでした…。主人公の性格がぶっとんでいて面白く、キャラクターものを楽しむ人にはウケるのかもしれませんが…。好みが分かれると思いました。 | ||||
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主人公は行き当たりばったりでなにも考えてないことばかり。 お勉強だけできる自意識過剰なあほとしか言いようがない。 すべての登場人物の行動もいまいち弱い。 魅力的な人物が一人もいないって言うのは致命的かな。 文章力もなんだかなぁ。 この人小説読んだことないんじゃないだろうかとさえ思う。 私は○○した 私は××した 私は 私は これの繰り返し。 語彙増やしてください。 久しぶりに「途中で読むのをやめてもなんの後悔も無い文字の塊」でした。 | ||||
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まず始めに、この作品は歴史あるこのミスを受賞する程の価値はありません。 全体的に文章力が無いと感じる部分が多く 物語に引きこまれる以前にかなり読みにくいです。 過大評価されていると思います。 | ||||
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いちいち財産だの何だのの蘊蓄を延々と説明されながら読んでいくのはしんどすぎる。頭の良すぎる作者さんであるのは十二分も承知ですが登場人物も個性がない(魅力を感じられない)人ばかりだし、名前も特徴ない。いざ犯人が判明してもその人の出番も少なすぎるのでこれといった驚きもない。 読むのが苦痛な疲れる小説としか。 | ||||
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宣伝につられて購入しましたが、共感出来ませんでした。 冒頭、軽妙な文体に期待が膨らみましたが、お金大好きで強気の主人公のキャラ立ちが途中から中途半端に感じ、また他の人物も筋書きにあわせたコマのようで、誰にも感情移入出来ず、途中から読むのが苦痛になりました。 法律専門家のロジカルな解決を期待して、最後までなんとか読みましたが、怒涛のようにまとめた解決運びは筋書きのようで、読後に何も残らないといいますか。 好みの問題もあるでしょうが、どうも宣伝文句が過剰で、期待が大き過ぎたのか? 不満が募りました。 | ||||
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※※ネタバレ注意!! このミス大賞受賞作である,毎年そうしているように,事前にKindleで予約し,発売日深夜にさっそく読了! 筆者は現役の女性弁護士というセンセーショナルさもあってか,発売のだいぶ前から大々的に,公式サイトに「特集ページ」まで作る始末である (ちなみにインタビューから察するに,主人公弁護士はある程度作者ご本人がモデルなご様子・・・賞金1200万円はさぞかし嬉しかったことでしょうw) さて,本書は上記,現役弁護士の書籍という事で・・・やはり法律がらみの本格さに期待したいところ しかし,確かに遺言状の結末など,お!と思わせられるところはあるものの やはりいい加減な記載も目立ちます 殺人方法など医学的なところ(ある医薬品の採用の手準や,診断書絡みのところは実際にはありえないことが多いです)などや経済的な面は非専門でしょうからしょうがないにしても 法律関係でも強引といいますか・・・ とくに最後,主人公が〇〇された理由が×××があったから,という漫画のようなものは,確かに現実でもなくはないのでしょうけど,本格ミステリーではだめでしょう・・・・・・ とはいえ,では本書は本格ミステリーではなく,キャラクターものとした場合 とにかく,主人公の女性弁護士を好きになれるかどうかでしょう こればかりは好みも大きいでしょう 選評のように,お金にがめついけど心の憶測にそれだけじゃないという可愛さもある,そういう(筆者が言うところの)「令和の強い女」と読めれば魅力的かもしれません しかし私には「変にプライドばかり高いのに,すぐに落ち込んでコロコロ考えも変わる,メンヘラ女」にしか見えませんでした (実際のところ,こうした自称独立した大人の女性,その実は男を馬鹿にしているが性根はメンヘラ,という女性は医者や弁護士など社会的地位の高い職業に最近増えているので,そういう点では梨あるかもしれません,尺者がそこまで考えたかわかりませんが・・・・・・) 謎については,メインの遺言についてはなるほどとしっくりくる面もあり(かなり強引ではありますが) しかし殺人の犯人については,ヒントがあからさまですぐにわかってしまいました (なお後者の殺人については最後にさらっとしか扱われないため,動機ややり方はわかるものの,今いち釈然としない面もあり) と,厳しい感想になってしまいましたが 夜中に一気読みしてしまうほどには,読ませる力のある小説でした これ,出版社側が過剰に盛り上げたのも悪いでしょう・・・・・・ なんとなく,この女性でシリーズ化しそうな感じがしますが ぜひとも,筆者さんには今後も頑張っていただき,もっと別の,今度は本格法律・もしくはリーガルミステリーが読みたいなあ | ||||
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