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#ある朝殺人犯になっていた
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#ある朝殺人犯になっていたの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 21~31 2/2ページ
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現在のネット社会を風刺した内容だが思ったより展開が読めてしまう。 実際に自分がこのような立場に置かれたらと思うと本当にぞっとします。 内容が薄い(失礼)ので比較的サラサラ読み進める事が出来ます。 作者の藤井清美さんのは大好きなるろうに剣心の映画編集やテレビドラマの相棒などの原案・脚本も手掛けられている方でこれからのご活躍に期待。 | ||||
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作者は多くの脚本を書いている方ということで映像がみえるような上手な展開でワクワクと読めました。 10年前とはいえ、今の日本でそこそこ住宅のある地域でひき逃げ犯が10年捕まらないという最初の設定に違和感を持たなければ楽しめると思います。 ネタばれのトリックというか、「最初の思い込み」「刷り込み」も最初はそうでも10年見直さないかな・・と思いました。 やや「ご都合主義」と感じる部分もありますが、ネットで噂が拡散する恐怖をうまく物語にしていると思います。 ネットでアンチだと思っていた人が実は応援者だったり、感じが悪い隣人だと思っていた人が実はよい人だったり、軽い気持ちでやった過去がネットで拡散されて就職につまづいたりなどはネットの使い方の参考になりました。 | ||||
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夢中になって読んでしまった。 表紙の印象から翻訳小説?と一瞬思った。しかし、実際はもっと身近な、日本の話。 SNS(主にTwitterか)で「こいつが殺人犯だ」と騙られてしまった若手芸人が主人公だ。 ネット上に多くいる「顔の見えない【正義の人】」たちが彼を追い詰めていく。 ネット、Twitterの感覚がどんな物かあまり知らない人には「こんな感じなのか…」だろう。それなりに知っている、まとめサイトなどを見たことがある人は(ああー!……)だろう。 もっとも昨今、ネット上での「勝手な特定と拡散」からの被害が問題視されているのでなんとなくわかる世界になってきているはずだ。 だからこそ、これはこのままだとヤバくない?どうなっちゃうの?と読んでいてソワソワしてしまう。 題材的には、読む前にかつて風評被害を受けたスマイリーキクチさんのことを思い出した。 主人公の淳弥は、売れたくて、色々あがいている若手芸人。若手芸人コンビの片方、相方は東大出身、彼女は今はインフルエンサーといかにも今の時代にテレビなどに出ていそうな、存在していそうな、なんとなくイメージがつかめるようなキャラ立ち。 そんな彼に襲いかかる苦境が、これが読んでいると、なんでそうなるん!?とか、もう、読んでいて真剣になってしまう。 そんな彼の周囲の、出てくる人々のキャラ立ちがいい。 意外性があったり、いい人だとほっこりしたり、いい人に〜でああっ!と思ったり。 そして、相方もいい。相方のキャラもいいが、二人の関係に萌えがある。 色々言い過ぎるとネタバレになってきてしまうので、ここで切り上げるが、テンポ良く、スピードに乗って最後まで一気に読めた。 一部には、これはあからさまでは?と思うことなどあって、評価という形だったら星っていくつ?4?5?と悩んだのだが、考えてみれば、このレビューを書くために思い出してはあれは良かった、これは良かった、こう言いたいと言葉があふれてきている。面白くなければ、こんな状態にはならない。 大変に面白かった。 | ||||
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バイトをしながら芸人をつづけている28歳の浮気淳弥(うき じゅんや)は、10年前の事件の話題をネットで持ちかけられ、軽く返して、眠りについたが、一夜あけると、スマホの電源が切れていた(通知が多すぎてバッテリーの残量が0になっていた)。変だなと思ってスマホを充電してみると、ネット上で自分が真犯人にされていた。 事件のことは憶えているし、近所で起きた事件だが、断じて自分は犯人ではない(はず)。 そこから始まっていく物語です。 作者の藤井清美さんの小説では、吉岡里帆さん主演の実写映画『見えない目撃者』のノベライズも上出来でした。21世紀のいまの空気感がある。主人公が現代社会(いまの日本)を生きている感じが、ちゃんとするのです。 時代遅れでもないし、庶民感覚とのズレもない。 『見えない目撃者』の主人公は「音声データの文字起こし職人」で、本作の主人公は「お笑い芸人」。職業こそ特殊かもしれませんが、作者と主人公に庶民感覚があるからこそ、主人公が置かれた状況に感情移入が出来て、ハラハラしながら読みすすめることができる。 『見えない目撃者』のほうは映画という原作ありきでしたが、小説としての面白さは本作も同様です。真犯人を探そうとする物語なので、推理小説なのですが、一夜あけたら状況が一変する恐怖、ネットで吊るし上げられる恐怖、ツイッターの過去のつぶやきを掘り起こされる恐怖、自宅や家族の顔がどんどん特定されて炎上していく恐怖を描いています。 キャラと状況を紹介しつつ、物語が本格的に動き出すのが45ページ目あたりなので、序盤はちょっとしんどいのですが(実は伏線もあるとはいえ)、そこから先は、興味が途切れることなく、最後まで読むことができます。主人公はネットの匿名のパワーに押しつぶされていくのですが、だからこその「なるほど」と膝をうつ展開をみせていきます。 書籍としては、装丁が凝っています。版元がU-NEXTなので、電子書籍先行なのですが、帯の色と栞の色が統一されていたり、表紙がエンボス加工(浮き出し加工)になっていたり。電子書籍ではない、物理書籍であることのよさを生かした装丁になっています。 | ||||
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スマイリー・キクチ氏が受けた言いがかりや信憑性のない憶測からの誹謗中傷や近年、タレントさんが不祥事や失言を起こす度に起きる炎上やネットリンチとネット媒体のトラブルを見聞きする昨今、リアリティがある題材だなと思い、注文。 昨今読みましたが、前半がややかったるさを感じましたが、だんだん惹き付けられ、出口の見えないネットリンチに疲弊するくだりは生々しさを感じます。展開もうまくまとめられていますが、反面、先が見えるし、結末が予測の範囲内だったのは少し減点対象かと。しかし、ネット媒体の誹謗中傷等明日は我が身なので考えさせられたので星4つ。 | ||||
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若手芸人がネット上で犯罪者扱いされ、世間から攻撃され始める。。なんとも今風のテーマです。 文体はラノベ風。会話主体で構成され、物語には本来不要なディティールや、蛇足的なお遊び表現が多用されているのが特徴的です。読み易い反面、面白さが増すメリットよりも小説として安っぽくなるデメリットが勝っていて、少々惜しい気もします。 軽く読ませる類なので、真犯人を見つけ出すまでのドタバタ風の展開が主とはなるものの、採り上げたテーマは重く、匿名を隠れ蓑に祭り化していく過程は現実感が強く、かなり気持ちが悪いです。 現実には犯人断定されてしまったら、真犯人を自ら見つけ出して真実を証明することなど不可能です。恐ろしい時代です。 | ||||
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お金を出して読むまでもない内容です。 気がつけばネットで殺人犯に祭り上げられてて……という昔よく流行っていたネット界隈の事件がネタで、私にとっては全く新鮮味のないお話でした。 今頃こんなのをわざわざ本にするなんて、と思いました。 あまり細かく言うとアレなので避けますが、私にはある種の勢力の人たちのオナニー本としか思えませんでした。 | ||||
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もともと脚本やドラマ畑のせいかすごくセリフで 進行していくの読みやすい。 似たような話が前になにかの海外ドラマであったような 気もしますがこういう設定嫌いではないです。 もうちょい挿絵は可愛い感じでもよかったかな? | ||||
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平明な文体でサラッと読めるが、ネット社会の闇を描いたアクチャリティーは重い。フィクションとして後半の展開はトントン拍子に過ぎるきらいはあるが、前半の主人公を襲う不条理な恐怖には慄然とさせられる。 | ||||
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Twitter的なものを使った小説・映画で有名どころは「白ゆき姫殺人事件(作者:湊かなえ)」ではないでしょうか。そちらは最初に殺人があり、SNSによって犯人がでっちあげられるところがポイントでした。こちらは売れてない芸人(コンビ)が過去の事故を隠していたとデマが炎上していく話です。 デマで犯人になったと思い出すのは同じく芸人のスマイリーキクチさん。消えない誹謗中傷と戦っていたので壮絶でした。それに比べると小説の中でも、ひき逃げ犯と炎上することになるのは現実的にあるのか?なんて考えてしまいました。話を盛り上げる要素が必要なためにこの題材にしたような逆算が透けて見えてしまいそう。1ページ目からひらがなから入って面食らったのですがその後は、テレビ局が作っているような映画っぽい作り方。 よく言えば丁寧で、カタルシスも計算されて作ってあって楽しい。 逆に言えば、ストーリーが見えてくる。伏線が伏線っぽい。過去事件を起こしていたとデマで広まってしまい炎上した、こうなってからの展開は火消しに走るか、デマを否定して消火に走る以外があまり思い浮かびません。その当たりは良作と名作と傑作の壁ではないかと思います。 なおU-NEXTの電子書籍で刊行されたものの書籍化なので、U-NEXT月額会員の方なら電子版も読み放題で読めます。ぜひどうぞ。 | ||||
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濡れ衣を着せられた主人公が頑張って真犯人を探し出す物語である。 前半はかなり退屈だが、読み進めると次第に面白くなっていく。 終盤は「ドラマチック」な急展開だったが、物語が綺麗に纏まって、読後感が良い。 文章は結構淡々としており、主人公が追い詰められているにも関わらずハラハラドキドキする感じではなかった。 | ||||
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