だから僕は君をさらう



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初公開日(参考)2020年11月
分類

長編小説

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だから僕は君をさらう (双葉文庫)

2020年11月11日 だから僕は君をさらう (双葉文庫)

辛い過去を抱えたミュージシャン志望の青年・守生光星は平穏無事に暮らすことを心がけて暮らしていた。 そんな光星はある日、夜の墓地で一人の少女に出逢う。 少女の秘密、そして自らの過去との巡り合わせ――光星は運命の奔流に流され、大切な人を守るために罪を犯す。 読後、誰かと恋をしたくなる純愛ミステリー。 双葉文庫ルーキー大賞第二回受賞作。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点9.00pt

だから僕は君をさらうの総合評価:9.09/10点レビュー 11件。Aランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(8pt)

だから僕は君をさらうの感想

帯やあらすじにある、"衝撃"とか"読後、恋がしたくなる"の過剰なPRは期待とのギャップで悩ましい所でありますが、作品自体は綺麗にまとまった青春ミステリで良かったです。ティーンエイジャーを狙った強い宣伝文句にあるような驚きや派手さはないので、宣伝は見ないか気にしない事にして読めると良いかもです。

恋愛小説やミステリの要素はあれど、個人的に思った本書の雰囲気は救済や更生の物語。マイナスからプラスに転じる場面に立ち会える作品に感じました。そして気分が悪くなるような点はなく、若者向けの丁度よいバランスで描かれている点が好みでした。
読後に思う意外な点は、社会的テーマが結構散りばめられており、これらはよくあるミステリだと重く描かれる内容なのですが、本書はそう感じさせてなかった所です。

主人公は誘拐犯の父を持つ息子。
その父の事件の影響もあり、重い過去を引きずりながら日陰者として暮らす日々。その彼が夜中の墓地でとある少女と出会った所から歯車が動き出す。という流れです。

巧くまとまっていると感じる大事な点は、タイトル『"だから"僕は君をさらう』の"だから"の理由が納得できる点。ミステリの衝撃というものとは違うので期待し過ぎないで欲しい点ではありますが、理由はちゃんと共感でき、そしてそれが主人公の優しさや決断する成長に結びつき、周りの知人友人達との絆が感じられる為、読後感は良いものでした。

気になった悩ましい点は主人公の年齢設定が29歳な所。歳の差や、年齢に対しての思考や雰囲気が幼いのが引っかかるので、もっと主人公が若ければより納得できそうな気持が芽生えます。が、この年齢設定は物語を構築する上でこうなるというのは理解できるので、人物配置含めてかなり考えた結果だと感じました。だから著者はこういう設定している。と感じる点が多く、時間をかけて構築された思い入れの強さも感じた作品でした。

ミステリでの誘拐作品は色々ありますが、重くなく、恋愛もので良い雰囲気の他の作品が思いつかないので、そういう点でも新鮮で楽しめました。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.1:
(10pt)

美しすぎる犯罪に涙

僕はなぜ、君をさらったのか?
理由があまりにも優しくて美しくて号泣した。
僕こと守生光星は犯罪者の父を持つがゆえに、日の当たらない場所でひっそりと生きてきた青年。しかし、1人の少女と出会ったことから運命が激しく動き出す。
人は1人では生きられないし、自分が知らないうちに誰を助けているかもしれない。そして、いつでも再生できる。
そんなことを思わせてくれた傑作ヒューマンミステリ。
前半の伏線が一気に回収されるクライマックスは圧巻!

金星
4PIKWRSZ
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.9:
(5pt)

心震えるヒューマンミステリー

誘拐犯の父を亡くして以来、ひっそり目立たずに暮らしてきた青年・守生が、運命的に出会ってしまった少女・紫織。家庭に問題を抱える彼女を、過去の自身を重ねるように慈しむ守生だが、やがて誤解と偏見に満ちた事件が起き、世間の目から紫織を守るために、奇しくも父と同じような罪を犯す。
怒涛のクライマックスとラストの美しさは秀逸!何度も涙腺が緩みました。
守生の幼馴染みの芸能マネージャー、女友だちのキャバ嬢、リバーサイドの住民など、社会の片隅で生きる人々の絆を描く群像も読みどころ。
だから僕は君をさらう (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:だから僕は君をさらう (双葉文庫)より
4575524247
No.8:
(5pt)

何故か感動した。

数十年ぶりに読んだ。
現在ではあり得ない、内容の話。
何故か心引かれて、一気に読んだ。
こんな純真な心が自分には、あったのだろうか?
後味の良い本に触れられて最高です。
だから僕は君をさらう (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:だから僕は君をさらう (双葉文庫)より
4575524247
No.7:
(2pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

ご都合主義すぎる

※ネタバレしております。読み終えた後に見ることを薦めます。

 結論から言えば、どうしてこんなに評価が高いのかが理解できない。まず、前の章の話と地続きであるにも関わらず、賞を分けていた点に違和感がある。作者だけの問題ではないかもしれないが、違和感があった。
 次に、内容。最後は明晰夢のまま、曖昧にしておいた方がよかったんじゃないか。誘拐した子と再会するというのはあまりにも露骨。「この場面で感動してください」と言っているようなものだ。白々しい。誘拐犯に仕立て上げられてしまった動機にも違和感。あんなにタイミングよく、袋の口が果たして開くのか?故意に主人公にそのような行動をとらせているようで興醒めした。わざとらしい。まるで、コントのようだ。
 表紙が購買意欲を沸かせる綺麗なデザインなので、そこだけを加味してこの評価です。

だから僕は君をさらう (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:だから僕は君をさらう (双葉文庫)より
4575524247
No.6:
(5pt)

グイグイ物語に引き込まれました

登場人物一人一人の背景が面白くて、物語にグイグイ入って行きました。そして、展開が予想出来ないまま途中まで進み、最後は、良い意味で予想を裏切られました。読み終えた後、とても清々しい気持ちになれて、読んで良かったです。
だから僕は君をさらう (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:だから僕は君をさらう (双葉文庫)より
4575524247
No.5:
(5pt)

最高に上質な映画のような一冊です。

どうして「僕」が「君」をさらうのか、その答えがわかったとき涙がボロボロ零れました。優しく、いとおしい再生の物語。 辛い生い立ちだった守生は、万事消極的ではあるけれど優しくて、困っている人を見捨てておけない。偶然紫織と出会った事で、運命が大きく動き始めるが、一つ一つ、全てのピースが丁寧に連鎖しているような物語で、読んでいてとても気持ちが良かったです。
読みやすい文章のためか心にすっと入ってきて、読んでいると上質な映画を観ている感覚になりました。最高に優しい一冊です。
だから僕は君をさらう (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:だから僕は君をさらう (双葉文庫)より
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