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四捨五入殺人事件
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四捨五入殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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トリックが破綻しているのに、ほめている人がいるのは理解できません。中公文庫の88頁をちゃんと読んでください。調理台をはさんでという記述があり、同時にふたりが存在しているため、まったく矛盾しています。井上ひさしは農業問題に関心があり、コメの話やどうしてもコメの話という本も書いていました。しかし当時のことなので問題が古く、社会派としてはもはや時代遅れでしょう。同じテーマだったら吉里吉里人の方がはるかにいい。とにかくこれはトリックの破綻したバカミスです。どこが「どんでん返しの極致」なのでしょうか。 | ||||
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久しぶりにシンプルなミステリーが読みたくなり「大雨で橋が流された孤立した村でおこる連続殺人」「 どんでん返しの極致」等の王道の触れ込みの本作を発見し興味を持ち購入しました レトロチックな作品であり過去の忌まわしい村の歴史からくる怨念や憎悪が事件の発端となるのはいいですが……… まあ 単純に言うとイマイチ 読んでてなんというかゾクゾクする感じが全くないというか…… 主人公の片割れの作家もなかなかの最低っぷりの大作家でちょくちょく挟む女性蔑視みたいな感じも読んでて不快でしたね ラストも嫌な感じのどんでん返し…… ここは無理がないか? と思うところもたいした説明もなく作品は終わります 自分には 合わなかった | ||||
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春先に書店で面陳されていた『十二人の手紙』が、ミステリーとしても素晴らしくて、文豪はミステリーも楽々かけるんだ!と感動して、同じ出版社から7月に再販された本書を購入しました。 が、正直、ミステリーとしてのレベルは最低レベルでした。 もちろん、井上ひさし先生のライフワークとしていた農業問題、コメの問題を軸にした、井上先生にしか書けない小説だとは思いますし、こういう歴史があったんだ、という勉強にはなりました。農業問題を学ぶテキストにもなると思いますし、大学の図書館とかにも置いてあってもいいのではないかと思います。 しかし、ミステリーファンが期待して手に取るには、ミステリーの本筋そのものは手あかのついたトリックのパロディにしかすぎませんし、なにより事件が起こるのが遅くて、密室トリックも大したことはなく、登場人物も不愉快な人ばかりで、全体に女性蔑視も甚だしく、読み進めることさえ苦痛な内容でした。 同じ文豪がチャレンジしたミステリーの名作としては、筒井康隆先生の『ロートレック荘事件』がありますが、ミステリーとしての創造性の面では足元にも及ばないという印象です。あちらが100なら、こちらは1以下。1もつけたくないレベルです。 もともと新潮文庫オリジナルで出版されたというのも納得です。ミステリーファンにとっては、文庫オリジナルレベルの、いまでいうライトノベル感覚のひまつぶしミステリーくらいに思って、過度に期待しないほうがいいと思います。『十二人の手紙』を読んで本書を手に取る方、ご注意ください! | ||||
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