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ホーンテッド・キャンパス 最後の七不思議



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【この小説が収録されている参考書籍】
ホーンテッド・キャンパス 最後の七不思議 (角川ホラー文庫)

ホーンテッド・キャンパス 最後の七不思議の評価: 4.11/5点 レビュー 9件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.11pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

ここまでのシリーズまとめての感想です

先月に最初から読み始めて、この現時点の最新刊である17巻まで読みました。
読みやすくてするすると読める作品ではあったのですが、ラノベ風設定と、厭なホラー設定がどんどんかみ合わなくなってきている印象です。
主人公は「平凡と自称しつつ、特殊能力と優れた身体能力を持ち、高校時代から美少女二人にベタ惚れされていても、鈍感で気づかなかった」という、ある意味でよくある設定です。
ヒロインこよみも、これまた男の理想を詰め込んだかのような非現実的な美少女で、主人公は優しさが売りとしながら、よく知りあう以前から彼女は主人公に惹かれていたようだという矛盾も出てきています。
そんなファンタジックな二人のじれったい、ただし両思いで成功に向かっているのは明らかな恋愛物語と、ドロドロした現実的な男女・慣習・人間関係が基本にあり、すっきりと解決することは少ない(一見しているようでも、霊も含む被害者側からすれば不満足だろう結末が多い)ホラー部分はとても相性がいいとは思えません。

特にひどいなと思ったのは14巻でしょうか。
黒沼部長などの口から、苦みまじりに何度も良くないことだとされ、作者も否定的に描いていたはずの「身勝手な思想の強引な押しつけ(善意からであっても)」をしてくる相手がいるのですが、
それを「こんなことを受け入れられる、俺(主人公)かっこいい!」をやらせるために、主人公が積極的に認め、許容してしまうのです。

ラノベ風設定の甘酸っぱい恋愛と、現実的でやるせない後味の悪いホラー、どちらも単独ではよくできているのですが、この二つの要素が溶け合うのではなくぶつかり合ってしまっていると感じたシリーズ作品でした。
ホーンテッド・キャンパス 最後の七不思議 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:ホーンテッド・キャンパス 最後の七不思議 (角川ホラー文庫)より
4041096790
No.1:
(3pt)

著者の思想が透けてて辛い

最初に言っておきたいのは、このシリーズはずっと追いかけてきて大ファンだという事です、この巻も2冊買ってます。その上で言いたいのはこの巻を含む最近のシリーズは著者の思想がだんだんあからさまになってきて純粋に楽しむのが難しくなってきたって事です。
ストーリーは相変わらず面白いしキャラクターも魅力的です、著者の社会問題への問題意識も理解出来ます。ただ、キャラクターにルッキズム批判させといてその章の嫌な奴が低身長ブサイク男はダブスタ感が凄いです。そもそもストーリー上で身内や善玉キャラの多くに美男美女並べてる時点で破綻してます、創作だしエンタメ小説に社会的正しさとか求めてないから容姿でキャラ付けする事に問題は感じませんが、それでルッキズム批判はブーメランでは?最近作品の端々にそういう所が垣間見える事が増えてストーリーを純粋に楽しめないです。読むのやめろと言われればそれまでだけど、ずっと追ってきてファンなのでそれは嫌だしちょっと抑えて頂けると嬉しいです。逆にそういう所に何も感じない人であれば文句なしにおすすめ出来るシリーズです。
ホーンテッド・キャンパス 最後の七不思議 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:ホーンテッド・キャンパス 最後の七不思議 (角川ホラー文庫)より
4041096790

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