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黒暗森林: 三体II
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黒暗森林: 三体IIの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全220件 201~220 11/11ページ
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第二部の「三体 暗黒森林」は、信号を受信することで太陽系のおよその座標を認識した三体文明が、地球を標的にすると決定したところから始まる。三つの太陽を持つ恒星系のひとつの惑星に生存しているこの文明は、いずれ来る自らの惑星の消滅を予測し、光速の1%の速度で、艦隊を地球に向けて出発させた。地球を乗っ取るために。地球に到達する時間は今から400年後である。ハッブル望遠鏡の後継機を使って船隊の航跡を観測し、その脅威が現実なものと認識した人類の、恐れ、葛藤、蔓延する悲観主義、そして、逆に200年後には手に入れた技術を過信した超楽観主義の謳歌、と、200年間の人類社会のカオスが濃密に描かれる。そして、本艦隊に先立つ偵察物体と遭遇した200年後に、決定的な技術力の差を知ったときの人類の絶望。 「三体」が描く時間と空間のスケ-ルをみるとき、やがて来る地球の消滅という時間スケ-ルを想わざるを得ない。地球は46億年前に生まれた。生命は38億年まえに誕生した。現在では地球に恵みを与える太陽であるが、太陽は膨張を続けている。やがて地球をのみこむが、それよりずっと前の50億年後に、熱された地球の上で人類文明は消滅する。生命誕生から消滅予測時期までのほぼ中間に私たちは暮らしている。 「三体」第二部のサブタイトルにもなっている「暗黒森林」は、中国ではありふれた概念だと解説では説明されているけれど、私たちにはなじみのない言葉である。ネタバレを避けつつ、少しだけ話してみたい。この概念にもっとも近くて、私たちによく知られているのは、「囚人のジレンマ」だろう。共同で犯罪を行い収監された二人の囚人。お互い協力する方が協力しないよりもよい結果になることが分かっていても、協力しない者が利益を得る状況では互いに協力しなくなる、というジレンマである。底知れぬ猜疑心が生まれ、ふたりとも破壊的な考えに取りつかれる。そうすると、もう、先制攻撃しか手は残されていない。「三体」では、こうした猜疑心の連鎖が宇宙のどの文明にでもある、ことを仮定して、だれにも予測できない驚愕すべきシナリオを展開するのである。 | ||||
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前作のVRゲーム描写と同じで上巻の序盤は進行が遅く感じたが、加速して来て十分に面白い。 下巻はスペクタクルなシーンがあるし、世代や時を越えて戦う人々の姿はいい ジョー・ホールドマンの「終りなき戦い」が好きな人には刺さると思う。 あと物語とは別に、読んでいて中国人らしいと感じる部分があって興味深かった。 作品中の中国軍軍人の描写を見てると、列強諸国の侵略と対日戦や国民党との争い、ソ連との蜜月と対立、米露印に囲まれた地政学的位置が現代中国人に与えた荒涼とした世界観が垣間見える。 日本とイギリスというユーラシアの東西にある2つの島国に翻弄されて学んだ経験、さらに昔からの気質や共産主義や全体主義(なぜかマスコミは今の中共を権威主義と表現するけど)が混じって、良くも悪くも現実主義で怖いもの知らず。そりゃ戦狼外交とか超限戦とか負い目ゼロでやれるはず。 やっぱり油断ならないと思う反面、若々しくて羨ましいとも思ってしまう。 (ちなみに作中で銀河英雄伝説の「かかっているのはたかだか国家の存亡だ。個人の自由と権利に比べれば大した価値のあるものじゃない」という台詞が引用されているが、ほんとに恥ずかしい……。昔から何度も何度も何度も国が滅んで無政府状態の混沌や都市規模の虐殺、異民族による収奪を経験してる中国人からすれば、お花畑のファンタジーだろう。 というか銀伝作中で帝国門閥貴族の横暴や専制政治の問題が描かれてるし、帝国が勝利して自国捕虜の安全を確保できれば敗戦国の同盟を対等に扱う必要はなく、そもそも公式には交戦国市民ではなく叛徒と規定されてるヤン含めた同盟市民は反逆者の子孫、政治犯やテロリストとして隔離されて”浄化”されるのがオチだから、作中のヤンの台詞は昭和の当時から平和ボケと指摘されていた。銀伝はスペース・ファンタジー小説としては面白いし、歴史じゃなくて伝説だからアレでいいけど。 泥縄式の総力戦でコテンパンに敗け、でも本土決戦一歩手前で整然と敗戦処理して冷戦の前哨戦のために支援を受けて復興し、その後もアメリカの腕に抱かれながら地に足のついていない理想的平和主義を謳っていた日本の軟弱な面がよく現れてる) 一方で、ただの市民として登場する3人の老人の描写などは、支配層が替わっても市井の暮らしや関心の根底はパール・S・バックの「大地」が書かれた頃と変わってない。そのコントラストも面白かった。 中国産ということで露骨に毛嫌いしてネガキャンしてる人もいるが、80年代に日本車をハンマーで叩いてたアメリカ人みたいでみっともないからやめてほしい。 サイエンス・フィクションとしての質は高く、翻訳も良く、ある女性キャラの描写が作者の趣味全開で引くかもしれないけど、アメリカや日本みたいにポリコレやフェミニズムに汚染されてないので楽しめる作品。 | ||||
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およそ200年後の世界。時は全ての人に等しく過ぎ、ほとんどの登場人物がこの世を去っている。本書に は大きな山場が二つあり、その一つが三体世界の探査機とのファーストコンタクトと数ページにわたる壮絶 なバトルシーン。もう窒息しそう! 二つ目は(こちらがメインなのだが)本書のタイトル「黒暗森林」。ヒントはすでに前巻のプロローグで 提示されていた。巧みな伏線の張り方に思わずうなってしまう。人間の愚かさ残酷さだけでなく「生命の存 在」そのものが「悪」なのでは?という虚しさを覚える。これって仏教的思想なのだろうか。 SFガジェットの使い方も素晴らしいが、人間の心のひだを描くのも又忘れていない。本当にすごいSFに 出会ってしまいました。 この興奮が冷めないうちに、本書の内容を忘れないうちに早く「三体Ⅲ」を出してほしい。 加油 翻訳 者!謝謝您 劉老師! | ||||
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前作の続きで、異星人の襲来を迎え撃つ為に人類が様々な計画を立てるが・・・というお話。 以下ネタバレなので未読の方は読まないでください。 解説に依ると「フェルミの定理」という考えが元のなっているそうで、我々が異星人とコンタクトできない理由がその考え方が用いられているとか。その「フェルミの定理」に一つの回答を提示したのが本書との事で、そういう風に一見難しくなっておりますが、前作同様エンターテインメントのSFとしても良く出来ており、最後の方の宇宙戦艦同士の戦闘シーン等は懐かしい「宇宙戦艦ヤマト」や「機動戦士ガンダム」を彷彿とさせて、昔そういうロボットアニメを観ていた血が滾りました。登場人物もリアリティがあり、一部で批判されたのが嘘の様でした。 また、主要登場人物が冬眠して未来になってまた普通に暮らすのに戸惑いを憶えたりする所も読みどころだと思いました。 パンデミックとかは小説や映画の中だけの話だと思っていたら現実にも起こったので、ここに書いてある事もいずれは現実になるのですかね。 因みに前作の続きなので、出来れば前作を読んでから読んだ方が面白さが増すのでまだ読んでない方は今からでも是非前作を読む事をお勧めします。 早く完結篇が読みたい第二作。是非ご一読を。 | ||||
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"面壁者は、人類史上もっとも困難な使命を担うことになるでしょう。彼らは全世界、全宇宙に対して心を閉ざし、真に孤独な存在として任務を遂行します。唯一コミュニケーションの相手となり、精神的な支えとなるのは、自分自身です。"2020年国内発表の本書は、中国発の世界的大人気SFの動き出す第ニ部(上巻) 個人的にはようやく!と首を長くして待っていたこともあり、待望の思いで発売日に手にとりました。 さて、そんな本書は第1部で明らかになった驚異の技術力を持った異星文明『三体世界』から派遣され四百数十年後に到着する侵略艦隊に立ち向かうために地球人類が発動した『面壁計画』に選ばれた4人、中でも前作の天体物理学者、葉文潔(イエ・ウェンジエ)から"宇宙社会学の公理"バトンを渡された羅輯(ルオ・ジー)を中心に物語が展開していくわけですが。 まず、漢字だと日本人女性の名前になる智子ことソフォンという【表面上のことは全て筒抜けになる】異性文明による監視下に対抗する『面壁計画』というアイデアに驚きつつ、謎めいた前作より【対異性文明に対して直接的に動きだした】展開にわくわくしました。 また、より大きな展開は冷凍睡眠明けの下巻に期待するとして、前作から引き続きの頼れる男、史強(シー・チアン)の登場に安堵しつつ、夢の中の美女、荘顔(ジュアン・イエン)や暗躍する中国海軍の章北海(ジャン・ベイハイ)といった【新たな登場人物がどう物語に絡んでくるのか?】とても楽しみです。(しかし、田中芳樹の『銀河英雄伝説』アシモフの『ファウンデーション』にも著者のSF好きが確かに感じられて、ついニヤリとしてしまいます) (前作を読んでいる事が前提になりますが)スケールの大きなSF作品を探す方へ、またアジア人作家として初めてSF最大の賞、ヒューゴー賞を受賞した中国SFの魅力を知りたい人にオススメ。 | ||||
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前作「三体」が面白かったので、本書も上下巻で購入。 結論から言うと、前著に引き続きリアリティーがあり、内容もとても面白く、大満足だった。 本書の素晴らしさは他の方が書いているのでその点は他のレビュアーの方にお任せするとして、私は、本書の有用性について書いてみようと思う。 現実の世界でも、人類がこの先どこかで異星文明と出会うときが来るかもしれない。 もちろん異星文明はまだ見つかっていないが、宇宙のどこかに存在している可能性は十分あり得るからだ。 仮に実際に異星文明と邂逅したとき、人類はどうすればいいのだろうか。 その時の対応策として、本書は役に立つと思う。 特に宇宙社会学の考え方は興味深い。 今後、現実の人類が同じ立場になったとき、この宇宙社会学の考え方は異星文明と接する上で、リアルに対策の根本に置かれるべき思想だと感じた。 前作に引き続き、実際に異星文明と接触したときの人類の行動などを考えさせられるという点でも、本書は有用だと思う。 なお、個人的には、良質なSFは発想力が育み、思考を豊かかつ柔軟にする効果があると考えている。 特に学者や政治家、経営者、投資家をはじめとする未来予測を求められる仕事の人は、本シリーズのような傑作SF作品は仕事にも役立つし、人生も豊かにすると思う。 あと訳も良い。 翻訳本にありがちな変な訳がなく、違和感のない、日本語としてしっくりくる訳だった。 (それと、日本人も要所要所で出てくるのも嬉しかった。) 長くなりましたが、SF小説として楽しんで読めるし、かつ現実でも今後の人類が異星文明に向き合うときに有用になり得る、とても良い作品だと思います。 | ||||
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"あなたは昨夜の講演でこう言いました。宇宙の本質は黒暗森林だと理解するのがこんなに遅れたのは、人類文明の進化が未熟で宇宙意識を欠いているからではなく、人類に愛があるからだ、と。"本書は第1作を遥かにスケールアップして書かれたハードSF傑作。 さて、そんな下巻では三体世界の智子の監視に対して、人類が未来を託した『面壁者』のうち、200年の冷凍睡眠から目覚めた羅輯(ルオ・ジー)とハインズの2人の前には激変した未来社会、そして三体世界を圧倒的な自信をもって迎えうつ準備をしている太陽系艦隊が展開しているのですが。 いかにもSF的な近未来的ガジェット、宇宙船といった描写から始まり、200ページ位からのいよいよ直接的な、三体文明の探査機"水滴"とのコンタクトから始まりスピードアップする展開(銀河英雄伝説を彷彿とさせるシーン多し!)そして羅輯による上巻冒頭の蟻の場面と繋げての息を突かせずラストまで。流石の完成度、良質のエンタメSFだと思いました。いやー。面白かったです。 また『フェルミのパラドックス』物理学者エンリコ・フェルミが最初に指摘した、地球外文明の存在の可能性の高さと、そのような文明との接触の証拠が皆無である事実の間にある矛盾ーの様々な解釈の一つとして、羅輯が上巻で放った『呪文』の結果をへて『黒暗森林』理論にたどり着くのですが。こちらも、まさかスケールがここまで大きくなるなんて!と驚きながらSF好きとして大満足でした。(さらに宇宙スケールが上がるらしい?第3部の翻訳が待ち遠しい!) わかりやすいエンタメSF作として、同時にハードSFとしても傑作である本書!幅広くオススメです。 | ||||
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中国語版を何度も読みましたが、作者を応援するために日本語版も購入。 個人的に三体IIが最も好きです。Iも面白いが、世界観の展開の始まりなので、ストーリーはやはりIIの方が素晴らしい。主人公もとても魅力的です!三体に興味を持っている人なら、Iが好きなどうかにかかわらず必読の一冊です。 | ||||
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だから人名にルビを振れと言っとるだろうに。引っかかって読み味が悪い。そこだけ。 | ||||
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上巻を読み終わり徹夜で一気に読んでしまった…とにかく読みやすく楽しい読書体験でした。 智子による妨害効果の絶望感を再認識させられたシーンでは、思わず「これもう無理じゃん」と声に出して呟いてしまうほどのめり込んで読んでいました。 何より読者が受けるカタルシスの期待を煽る材料の並べ方が非常に分かりやすく憎かったです。そして必ず訪れる解決! 第三部が今から楽しみです! | ||||
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文句なしにめちゃくちゃ面白かったです。監視員さん生きててよかった… ただ気になる点がひとつだけあります。敗戦のトラウマか悲観主義で自信が持てない日本人としては第二次ルネッサンス後の敗北主義の壊滅には違和感を感じてしまいます。9次元を操る三体人相手にそうやすやすと勝利を確信できるかなぁ。まあ二百年後は日本人の国民性も激変してるのかも。日本自体消滅してたりして。。。 | ||||
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もう、言うことがないくらい、面白いです。 Iより、IIの方がダントツ面白くて読みやすいです。 しかし、IIは上と下に分かれると言うのは、下も別料金で買わないといけないのか! 原作では、評価がもっと高いのはIIだそうです。ずんぶんに楽しみたいです^ - ^ 下も、三も、早く出して欲しいです! | ||||
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これはすごい 最終巻の翻訳はよ! | ||||
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前作は★2つをつけた私だが、今作は別物のような面白さで上下巻を2日で一気読みしてしまった。実は前作で失望したのでハズレを覚悟して上巻だけ買ったのだが、あっという間に読破して即座に下巻を購入した次第w 今回は何を書いてもネタバレに直結してしまうのでレビューしにくいが、あらゆる情報を三体人に筒抜けにする智子への苦肉の対抗策として人類が発案した「面壁人計画」が今回の物語において重要なファクターとなる。このコンセプトがぶっ飛んでいて、久しぶりにSFならではの心が沸き立つセンスオブワンダーを感じさせてくれた。また、今作のタイトルである「暗黒森林」の意味が明かされた場面では、背筋が凍るような気分を味わわせてくれた。「暗黒森林」と同等の考え方は別のSFなどでもたびたび登場するが、今作のメタファーは最も秀逸で、恐ろしい事実を的確に表現していると思う。 星を1つ減らしたのは、物語を進めるうえで鍵となるいくつかの要素がご都合主義的で整合性を欠いていた点と、最期の決着があっさりというか、そんな決定的なことそれだけの会話で決めちゃっていいの!?と若干拍子抜けした点。まあ、智子で何もかもが筒抜けになっているからこそ信憑性が生まれたのだと思うが、予想外のアクロバティックな結末でしばし呆然となってしまった。 ちなみに前作では読み進めるうえで大きな障害となった中国人名だが、今作では頭の中で「よう・ぶんけつ」などの日本語読みを徹底することで格段に楽になった。2作目にして慣れてきたというのもあるだろうが。 多少の瑕疵はあったものの心の底から楽しませてくれた今作。次作に対する期待感が俄然高まった。待ちきれない。 | ||||
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この作品はページをめくる毎に、センス・オブ・ワンダーが来るぞ来るぞという高揚感を感じさせる。ま たバラバラな挿話がリフレインするが、それもまたどんな展開になるのだろう?いつ一つの物語に収束する のだろうと期待感が高まる。しかも後の物語の大きな伏線となっている点も心憎い。 面壁人vs破壁人の深淵なる心理戦は、まるで哲学者と悪魔の対決のよう。一級品のミステリー小説と同等 の推理展開やサスペンスをも堪能できる。加えて、漢字文化が故のヒネリの効いた名称(ひとえに訳者の知 恵と努力の賜物)にも流石の感あり。 スター・ウォーズに匹敵、いやそれ以上の壮大なスケールのSFであることだけは確か。加油!劉老師‼ | ||||
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プロローグから面白い。 | ||||
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めぼしい小説も全部読んだ、あらゆる映画も観た、Netflixも見尽くした。そんな新しいゾクゾクに飢えたあなたにも、まだ「三体」があります!後悔はさせません。ぼくも最初はくだらないトンデモな作り話だと思って読み進めていましたが、もう止まりません。暗黒森林がやっと翻訳されたわけですが、はやる気持ちを抑えて、一巻から読み直します。さらに続編が出るまでじっくり読み進めては戻って読み返し、ワクワクしたいと思います! | ||||
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中国人です。ようやく日本語第二部出できたので、早速購して拝読しました。英語版、フランス語版と比べたら日本語版翻訳のクオリティの高さに驚いた。英語やフランス語が良く伝われない中国語のニュアンスや繊細な表現は翻訳者だちの努力でほぼ完璧に伝われた。しかも原作を尊重し、人の名前と特定な単語もできるだけ漢字のままにした。翻訳者達のプロフェッショナルな技と妥協しないの気持ちに敬意。お互いに同じ漢字圏で本当によかった! 下手な日本語書き込んですみませんでした。 | ||||
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信じられないくらい面白かった前作に勝るとも劣らない傑作だ思います。ただどちらかというと前作のほうが好きです。一作目でインパクトが強かったせいもあるのですが、吾輩は猫である的な飄々としたユーモアが上巻の終わりあたりからだんだん薄れてきてしまうからです(人類滅亡の危機なので仕方ないかもしれませんが)。その代わりにデスノートばりの緊迫した頭脳戦が展開されて引き込まれます。 | ||||
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相変わらず、登場人物の名前は読みにくいんですが。でも、第1部の初読時に比べれば、楽にはなりました。この物語を楽しむためには、自分で読みやすいように勝手に脳内変換して呼んでしまえばいいと割り切ったせいかもしれません。 それと、登場人物の国際性が広がり、中国国籍ではない人が増えたせいで、カタカナ名のキャラも増えたという点も、読みやすさに繋がってるようなところがあります。 第1部の時のような、しばらく合間があいてから再登場するキャラに対して、この人誰だっけ?と、前に遡ることはなかったです。 この第2部は、人類の救世主になることを求められた4人のキャラとそれぞれの結末ですけど、どうして4人なのか?という疑問は、読んでる間中消えませんでした。これ、まったく説明されないんですよね。たとえば、3人とか、5人とかではなく、4人。なぜ4人? どうして自分が選ばれたのかわからないというキャラが、第2部の主人公でもあるので、4人という数字へのいつか説明があるのか?と思いましたが、それはなかったです(彼が選ばれた理由はきちんと提示されましたけど)。たった4人に人類の未来を託す選択をするなんて、どう考えても大騒動があったに違いないとは想像するもののの、その点の描写がありませんでした。ここ、どうもしっくりこない。 ただ、続きが知りたい、結末知りたいと思ってのめり込むようにして読み進んでしまう勢いは、第1部より上でした。 第3部は来春らしいですが、今から楽しみです。 | ||||
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