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盗まれた街
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盗まれた街の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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大好きな作品で何度か購入しなおして定期的に読み返してます 古典SFはスッキリしない終わり方が多くそれも嫌いでは無いのですがやはり希望の持てる方が読後感が良いです 序章の主人公は気付いていないのに周囲の一般人は異変に気付いていたり呑み込まれて行ってる描写が好きです | ||||
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以前にも読んだことがありますが、地球外生命体のストーリーに興味のある人にはぜひオススメです。 | ||||
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急に入院することになって、退屈な夜の時間のおともに…と購入。 多少の消化不良感はあるものの、だいぶ昔の作品だということに驚いた。おもしろい、いい本だと思います。 | ||||
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筒井康隆さんが若いときに読みあさったSFの中で、 特にこの本と『ドノヴァンの脳髄』に感銘を受けたようです。 | ||||
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1955年発表後、ジャック・フィニイの名を一躍有名にした長編SF小説は我が国において、それまで出版界では商業的に成功しなかったSFを日本に定着させるため翻訳も兼ねた福島正実が早川書房に入社、1957年、都筑道夫とともに「ハヤカワ・ファンタジー」(のちの「ハヤカワSFシリーズ」)のブランドを立ち上げた際にリリースした作品であり、日本におけるSF小説の草創期に位置する古典な作品である。 アメリカの片田舎にある町で肉親、知人が別人だと訴える者が現れ始める。やがてそれは奇妙な豆の莢から出現し、付近の人間に成り代わる異星生命体であることを知った主人公は恋人をつれ、町からの脱出を図る。次々に宇宙生命体に《複写》された人々によって徐々に人間社会が変貌し、やがて全世界を侵略していくであろう恐怖を描いたサスペンスタッチのSFホラー小説の傑作。 1956年の映画『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』の原作とされ、その後も1978年『SF/ボディ・スナッチャー』、1993年『ボディ・スナッチャーズ』、 2007年『インベージョン』と4回も映画化されるほどの高い人気の裏側には60年代アメリカ社会における共産主義思想に対する脅威、2000年代の9・11以降の隣人に対する疑心暗鬼が根底にあることが伺われ、ある日、突然に身の回りの人々が外見は同じで有っても全く相いれない別人(反思想)となる不安と恐怖が根底に視える。日本人なら多分に「受け入てしまう」っと思うと結構怖い。また、翻訳した福島正実は1963年8月に公開された東宝特撮ホラー映画『マタンゴ』の原案者であり、同作は洋上クルーズで遭難したグループが流れ着いた無人島のキノコを食べたことでキノコ人間に変異して行くというホラー作品。これは福島にとって『盗まれた街』へのオマージュであったことはあまり知られていない。 | ||||
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このスタイルのSFの走りであり、傑作であることが再確認出来た。 | ||||
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好きな作家さんのある作品をきっかけにこの作品を知りました。ほとんど何の先入観もなく読みましたが、(フィニイ作品はこれが始めてです)、一気にグイグイ読ませられてしまいました。外国作品は価値観や文化の違いからその雰囲気がイマイチつかめないこともあるのですが、これはそんなこともなく。とにかく楽しい時間でした。これからも何度も読む本になると思います。 | ||||
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ある医師のところに知り合いの女性が訪ねてきて、最近友人の家族がおかしいと相談し・・・というストーリーのサスペンス。 自分の知り合いが別段なんのきっかけもないのにどこかおかしい、何かが違う、でもそれを論理だてて証明できない恐怖を描いたホラー風の小説。若干違うかもしれないが実人生のなかでも似たようなことは起こり、例えば今まで言っていたことから全く逆のことを言いだす人がいたり、または突然態度が豹変して碌に説明もないことがあったり、そういう不条理を暗喩に描いたかもしれない小説にも思えました。 また他の方の書かれているようにこの小説が書かれた頃、共産主義がアメリカで広まり始めたことを考えると共産主義に知らない間に自分や親しい人が洗脳されるのではないかという恐怖から書かれたかもしれない、そういう意味ではコンドンの「影なき狙撃者」に近しい小説ともいえる割と奥の深いスリラーとも思いました。 上記のような点を無視しても今読んでも些かも古びていないSFサスペンス。一気読みの傑作スリラー。 | ||||
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私の中でSFの古典はこの作品です。古くても原点だからとか、後の世代への影響力から必読だとかいうことではなく、SFというジャンルの楽しさを今なおきちんと教えてくれるという意味で。 単純に侵略テーマという子供のころのTVヒーローの延長上にあるSF。しかも文章はフィニイらしくさりげない細部の描写が見事で飽きさせません。 読み終わって改めて手に取ったとき、以外と薄かったのだと驚くのは、それだけ読み応えがあるからだと思います。 非日常へのワクワク感、侵略に対する不安感、他者に対する漠然とした距離感、社会への小さな違和感などが私たちにとって過去のものになることがない以上、この作品の過去のものになってしまうことはないでしょう。 フィニイの一般的なイメージとしてはもう少しファンタジックな郷愁を誘うものだと思いますが、そちらが肌に合わない方も、愛してやまない方も「侵略ものSF」にアレルギーを感じなければぜひ読んでいただきたい作品です。 | ||||
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今でこそ、このようなテーマに免疫は出来ているが、初めて読んだ人は怖気をふるったのではないだろうか。主人公は友人たちと行動を共にするのだが、これが一人だととても耐えられないと思う。孤独では主人公が精神的に破綻してしまい、もっとつまらない小説になってしまっていただろう。恐ろしい話だ。 全体の構成も恐ろしいが、「種子莢」が成長していくところの描写の細かさが不気味である。ただ、最期にどんな破滅が待ちかまえているのかと思ったが、あっけない幕切れだったのは残念だ。 街道沿いの集落と、町はずれを含むアメリカの寂れた田舎町。多くのアメリカ人の郷愁の中にあるホームタウン。ここを久しぶりに訪れると・・・、と読者に思わせるところは良質なホラーだと思う。 ウルトラセブン「あなたはだぁれ?」では、団地が丸ごと宇宙人の居住区と入れ替わり、酔って帰宅したサラリーマンが家族に無視されて憤慨する。永井豪「ススムちゃん大ショック」では、いつの間にか凶暴になってしまった住民におそれをなした少年が、やっとの思いで自宅に戻ったところ・・・。これらは本作品の影響と言えるのではないだろうか。SFのジャンルに一つのフォーマットを築いた作品と言うことだろう。 | ||||
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時は、1953年夏、主人公マイルズ・ベンネルは28歳の開業医。離婚して6ヶ月目。 診療が終わってほっとした矢先、診療室の扉をノックする音がある。 無視しようか思案するが、しぶしぶ開けるとハイスクール時代の初恋の相手ベッキイだ。 この女性も離婚している。ハハーン、このあたりの今後の展開はうまく出来ているぞ・・・と感じたとおり、これは的中だ。 おっと、これは本題ではない。さて、話を聞いてみると『家族がどうも家族でないような気がする』と、不思議な話を聞くことになる。 知人や家族がどうも昔から知っている人とはどこか違うような・・・・。 実は、この街には宇宙からの侵略者が降り立ち、だんだん街の人に入れ替わっていくのだ。 この事実を知ることになったマイルズとベッキィは友人夫妻とともに必死の抵抗を試みることになる。 この侵略者は人間に寄生するわけだが、本体は宇宙種子として宇宙より飛来し“巨大な莢(さや)えんどう形”をして植物のように根付いて仲間を増やしていくのだから怖い。 さらに怖いのは、巨大さやえんどうが人間に置き換わっていく様子だ。 50年以上前のSF小説で、早川SFシリーズ第1作目に出たものだからかなり古い。 中学校自分に読んで感激したのがこれ。 懐かしい。当時の『アウターリミッツ』や『ミステリーゾーン』といったTV番組に似た展開で後の『ウルトラQ』や『インベーダー』などといった番組にも影響を与えていそうだ。 | ||||
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