完全脱獄
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壮大なお話のコマを転がすだけになりがちなファンタジーの登場人物に、リアルな喜怒哀楽を植えつけて読者の心を揺さぶり続けたフィニイ文芸。 ここでもフィニイ節炸裂です。正確には、「完全脱獄」というよりは、「完全脱獄小説」。脱獄ものに読者が求めるすべてが仕込まれているからです。 囚人とそっくり同じ格好をして、外から塀をよじのぼって入れ替わるなど、現実にはありえないことの連続。しかしそこにサスペンスとスリルがあれば、脱獄小説としてOKなのだ! シーシャンクの空に でも、モンテクリスト伯でも、脱獄者は「無実の罪」というのがお約束なんですが、ここではしっかり罪を犯した、しょーもない男が脱獄を試みます。これがまた人間臭くていいんだな、フィニイらしくて。 | ||||
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警戒厳重な刑務所から脱獄する話。脱獄のアイデア1つで引っ張り、確かにその手法は素晴らしい。 しかし、刑務所の警備が多少ゆるいのは気になった。また、「完全」とついているが、主人公はしょぼいミスばかりする。 とはいえ、アイデアや文章は面白い。最後の落ちも好印象。読んで損はありません。 | ||||
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カリフォルニアにあるサンクエンティン刑務所に服役している、囚人のアーニー。 彼は刑務所内で問題をおこし、絶対絶命の危機におちいってしまう。 そこで彼は脱獄を計画。弟のベンと元婚約者のルースに協力をたのむが…… 『ゲイルズバーグの春を愛す』など、ノスタルジックなファンタジー作品で有名な ジャック・フィニィによる、刑務所からの脱獄を題材にしたサスペンス。 『“完全”脱獄』というタイトルのため、奇想天外な脱獄が描かれているのかと予想した。 ところが読んでみると、たしかにアイデアはおもしろいし、設定もうまくいかしてあるが 方法自体はかなり泥臭い。 また、登場人物のヘマも目立ち、題名からうけるスマートな印象は本作にはない。 しかし、本書は脱獄してからがおもしろくなる。ラストは思わずうなってしまった。 そうして読み返してみると、人物描写や構成もよく考えられたものであることがわかった。 「脱獄は成功した……」の「……」を秀逸に描いた作品だ。 | ||||
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警備厳重なカリフォルニア州サンクエンティン刑務所。収容されている兄アーニーを脱獄させるべく手を貸す弟のベンとかつてアーニーの婚約者だったルース。緻密な計画を実行に移すが…。 プロット自体、斬新なものではなく、目新しさもない。ストーリー展開も平凡。誤字もみられる(…生命に「別条」はない…?)。総体的に凡庸。 | ||||
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