五人対賭博場
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
五人対賭博場の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
チームを組んで、難攻不落とされる箇所から強盗を働く、というコンセプトは、ハドリー・チェイスの「世界を俺のポケットに」に近いと思います。お互いの作品を知っていたかは分かりませんが、あちらの発表年は1958年、こちらは1954年で先行作のようです。 チェイスが犯罪のプロをメンバーに突き放した冷徹な視点で物語を描いていたのに対して、こちらは素人の学生たちをチェイスに比べれば湿った感じに描いています。 両作を比べると、冷酷な犯罪ドラマに徹して描ききったチェイスのうまさに比べると、フィニィは犯罪を通して、若者の群像劇を描きたかったのか、成長物語を描きたかったのかセンチメンタルな要素に中途半端に流れがちで、このためキャラクターの役割がはっきりせず、途中のキャラクターの変節も唐突な印象を与えてしまっています。 エンターテイメント作品としては、こちらの作品のほうが読みやすくおもしろく読めるという人もいると思いますが、物語としての完成度はチェイスのほうが上手だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どことなく知性を感じさせる文章と、細かいところまで行き届いた絶妙のトリック。 「オーシャンズ11」に少し似ていますがなんてことはない。こちらのほうが完璧です。 なにせこの本のせいで、カジノの警備態勢が変わったくらいなんですから。 おまけにこの本はオーシャンズより何十年も前に出版されています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
J.フィニィは多様な作風を持つ作家である。私としてはSF作家としてお馴染み(「盗まれた街」等)。ところが、本作は5人の若者が賭博場の金を強奪する計画を立て、それを実行してしまうという破天荒なストーリーである(結果はお楽しみ)。それだけでも興味を唆られるが、フィニィ一流のアイデアで読者を飽きさせることなく最後まで一気に読ませる。この作品が発表された後、実際にラスベガスの賭博場で防犯システム(?)の見直しが行なわれたという嘘のような実話がある。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 3件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|