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法の雨
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法の雨の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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登場人物のそれぞれの立場と二転三転するストーリーが複雑に絡み合い、一気にラストまで読まされました。 | ||||
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無罪判決を多く出す判事が引退し、認知症になる。 無罪判決で出世をあきらめた検事が、本当に無罪判決が正しかったのか認知症の元判事を訪ねる中で、事件そのものの別な側面が見えてくる。 単純な司法の問題だけでなく、ストーリの仕掛けが著者らしい一筋縄で終わらせない展開で、読んでいて引き込まれる。 特に中盤以降、ヤクザやマル暴の刑事が絡んでくるあたりから、先展開が一気に気になる。 | ||||
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面白いです。 内容についてはあえて触れません。 とにかく読んでみて下さい。 | ||||
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ハズレなしの下村敦史さんの小説。今回も楽しく読みました。最後になるに連れて引き込まれて手放せなくなりました。エンディングも、救われてベスト。 藤本弁護士の人物像。読者を欺く為とはいえ、最初と最後のギャップに、かなり不自然さを感じた。認知症の喜瀬氏が、ある話題だけ、記憶が明確で理路整然とし過ぎているのも?そして、大神氏の命の危険も顧みない熱意と追求。これも、実際にはあり得なさそう。 ストーリーとしては面白かった。 | ||||
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2020/2月に「コープス・ハント」を読んで間もないですが、同作者による「法の雨」(下村敦史 徳間書店)を一気に読みました。 厳格な法運用によって「無罪病判事」と呼ばれた裁判官が、結審直後に法廷で倒れてしまいます。既に有効とされた判決は、逆転無罪。我が国の検察からみて、無罪判決は微々たるもの。担当検事・大神は辞表を懐に忍ばすほどの衝撃を受け、窮地に立たされます。方や、なんとか医学部試験に合格した嘉瀬ですが、祖父母に育てられ、祖母によって確保されていたはずの入学金が支払えなくなったことを告げられます。立ちはだかるは、「認知症」、「成年後見制度」。翻って、殺人事件で無罪放免になったはずの看護師が、トカレフの銃弾により殺害されます。結審したはずのその事件はどううねり出すのか、果たして嘉瀬は入学金を支払うことができるのか?ストーリーについては、ここまでが限界ですね(笑)全体の1/5ぐらいに、シャープなトウィストがあり、唸ります。また、ストーリー展開が読みにくく、「マル暴」刑事が登場するあたりから、ノリノリで読むことができました(笑)そして、何人かのキャラクターがそれぞれその役割を反転させ、最後まで飽きさせることがありません。作者は、毎回そのスコープ、手口を変えて、「現代」を活写しミステリ作家として常にチャレンジし続けています。リスペクトしています。 最近読んだ「正義の行方 ニューヨーク連邦検事が見た罪と罰」(プリート・バララ 早川書房)を思いながら、読書を進めました。冤罪を恐れては時にあきらめ、「自分がまちがっているかもしれない」、一体正義とは一体何なのか?と終始自分に問いかけながら、罪を特定しようとする検察官、公平であることを常に心がける裁判官の苦悩と矜持を描きながら、衆生を救うことをたとえるタイトルへと導く作者のプロフェッショナル・ワークを今回も堪能できました。 (欧米のスリラーであれば、検事・大神の生活をより深く描き、裁判官の人生をより克明に描写していくのかもしれませんね。ページ数が増えたとしても、私は我が国のそんなスリラーが読みたいといつも願っています) | ||||
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