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星の子
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星の子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全95件 41~60 3/5ページ
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ありのままを受け入れる。 そんな内容だった。 新興宗教の様なシーンから怪しく不気味な雰囲気が最後までつきまとう。 それがこの作品の深みを増していると感じた。 友人、先生、親戚と周囲の大多数が疑いの目を向けるなか、それらを含めて主人公は両親を愛し、信じる姿が見受けられる。 単純な感動、サスペンスとは異なる親子の絆の物語と呼べるのかもしれない。 読む人により、感想が大きく異なると思う。 文体が優しいのでぜひ親子で読んでいただきたい作品である。 | ||||
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どんなラストになるのかなぁドキドキしながら読んでいたら、突然ブツッと終わった感覚でした。あ、これでおわり?と釈然しない気持ちもありながら、これが一番幸せな終わり方なのかなだとも考えました。 主人公のちひろはすごくフラットに物事を受け止めて生きていて、すごく強い子だなとおもいましたが、これが彼女なりの処世術なのだとも思い少し悲しい気持ちにもなりました。 | ||||
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世間一般のいう幸せと、この本の中では、宗教というフィルターがかかった人の幸せ、人の幸せとは、何なのか考えさせられる本でした。面白かったです。 | ||||
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素晴らしい内容でした。感想タイトルは「むらさきのスカートの女」「こちらあみ子」「あひる」「父と私の桜尾通り商店街」そしてこの「星の子」を読んで湧き出た感想です。天才的な才能は確信しました。はずれな話がひとつもない。紡ぐ会話の流れが感覚的。まるでお話を書く時に著者に何かが憑依してるかのように感じてしまいます。そしてほぼ全ての作品に不穏な空気が漂っていて、登場人物も真っ直ぐな人はいない。はっきり言って不気味。でもなんだか読み終わった時に哀しみと切なさと、不思議な幸福感が降りてくる感覚。なんなんだろこれ?まだ言葉で構築することができないけど、それを探っていく幸せ。稀有な作家さんです。 | ||||
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とても良かった。親が宗教活動をしている家庭をとてもリアルに描かれている。 少し変だなと自分でもわかってるけど、仲間もいるからそこまで変だと思えない主人公。 丁寧な描写で読みやすく、ラストまで素晴らしかった。 何をもって幸せなのか。心の拠り所を人は必要としていて、たとえ家庭が崩壊してしまっても、生活が苦しくなろうとも、それが心地よいと手放せなくなってしまうんだろう。 信じるものは救われるのか、わたしにはわからない。 | ||||
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芦田愛菜ちゃんが映画に出てるので興味をもち、一気に読んでしまいました。 身近にある出来事で、考えさせられます。 | ||||
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映画で星の子を見て、よかったので小説をみようと思い読みました。割と映画と同じ感じだけどより細かい主人公の心の声などが細かく書いてあって、でも説明しすぎないで会話が沢山あるのもよかった。あんまり小説を読まない私でも読みやすかったです。 | ||||
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三島由紀夫の「美しい星」です。 両作品とも「信じる者は救われる」が主題なのでしょうか。 信じる者の立場からはそれなりに幸せな生活だけど、一歩離れると異常者にしか見られない。社会的に受け入れられていない宗教や学説に普遍的にいえることであり、どう描くかが作者の腕ですが、三島と今村両氏のアプローチはとても似ていると思いました。 「かっぱかと思った」の部分は笑えました。 | ||||
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すごく惹き込まれて一瞬で読み終えました。面白かったというか、考えさせられる本でした。 先生の立場も分かるし、主人公の気持ちも分かる。難しいですよね。 この小説家の文章は読みやすいので違う小説も読んでみようかなっておもいました。 難しい言葉を使わず皆が読みやすい文章なので入り込みやすいし、且つ内容が惹き込まれるので本当に良い本でした。映画もいつか観てみたいです。 | ||||
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送料かからずに買えたのはうれしい | ||||
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良い話しでした。 | ||||
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映画を観る前に読みました。宗教にどっぷり漬かる両親の気持ちを主人公が理解しようとしている姿が切なくなりました。ラストは肯定も否定もせず。映画も同じ感じで美しいシーンでした。 | ||||
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店頭に無かったため注文しました。映画はまだ観ていません。今村さんの文章はとても簡潔で読みやすいので小中学生でもすぐに読み終われると思います。ラストの終わり方は色々と考えさせる終わり方で、賛否両論あるのかなと思いました。 | ||||
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宗教にはまった家族の日々が子どもの目を通して描かれています。いびつでありながらも壊れることのない時間は、これでいいのだろうかともどかしさを感じさせると同時に、これもひとつの形なのだろうと思わせるものでした。登場する人物のもつそれぞれのゆがみやいびつさは宗教に依拠したものでもないか故に、余計にもどかしく、また、小説を魅力的に引き立てるものでした。 | ||||
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購入するときに、あらすじを読むのですが、如何にも何か大きな事件があるような書き方だったので 何事かが起こるのか?という気持ちで読んでいるうちに終わった・・・ 事件が起こって解決するとか、真相を突き止めるとかではなく、家族愛ですね。その視点で読めば 涙無くては読めないと思います。 作品紹介は、もっとしっかりと書いてください。映画のキャッチは素晴らしい! | ||||
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カルト宗教ものは駄作が多い。壁を作って、壁の向こうの狂った人たちという目線があるからだ。 今村夏子はそういう目線で見ていない。同じ人間として、どっち側にも優しい人や狂った人が同じ割合で存在することを知っている。 ラストの星を見るシーンでは泣いてしまった。 | ||||
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家族の中でどんな手段を講じても解決せず困っていたことが、たまたま、とある宗教じみた人からのアドバイスにより思いがけず解決の方向に向かうと、もう後はその教えに闇雲に付き従い、周囲が見えなくなってしまうこと。 | ||||
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この家族のしていることが、正しいのか正しくないのか、分からない。ただ、家族みんなが互いに愛し合っているからこそ、大事に思っているからこそ、その現状に迷いも含んで、小さく少しずつ苦しんでいるように思った。この主人公のちーちゃんが、両親の価値観、世間の価値観から自由になって、自分の考えを持てるように成長していって欲しいと心から思った。 | ||||
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"小学校時代の友達は、かなり少ないほうだった。というか、友達ができなかった。仲良くなってもいつのまにか離れてしまう"2017年発表にして芦田愛菜主演で映画化も決まった本書はカルト教団に次第にはまり歪んでいく家族を不穏さを感じさせながらも爽やかに描いた良作。 個人的には主宰する読書会で薦められた事、また2020年10月公開予定の映画予告で気になって手にとりました。 さて、そんな本書は幼い時に病弱だった主人公のちひろを救いたい一心で、父親が職場の同僚からすすめられた水『金星のめぐみ』を使用しているうちに【奇跡を信じ始め】次第に『あやしい教団』に本格的にのめり込み【金銭的には貧しくなっていく】両親、その環境下で育つ中学生になったちひろの学生生活が描かれているわけですが。 『カルト教団にはまった家族』と物語の外側から眺める読み手としては、ちひろ目線を通じても【ちらほらと滲み出る教団の手口】に当然に怖さしか感じないのですが。まだ子どもであり【多くを知らない(知らされていない)】ちひろの感じ方はいたって素直で。この対比が作品の大きな魅力になっていると感じました。 また本書を通じて。新興宗教というとオウム真理教の地下鉄サリン事件以降は【何でもすぐカルト教団と身構えてしまうし】個人的にも全く関心はないのですが。家族で星空を眺め続けるラストシーンの穏やかな会話描写は一見【何とも幸せな印象で】色々と解釈の広がるうまい終わり方だと感じました。(あと、大人になって『随分と印象が変わってしまった』エドワード・ファーロングが懐かしかった。。) よみやすくも、穏やかな日常生活に潜む『危うさ』を描く作品が好きな方にオススメ。 | ||||
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映画化され、その発表の席で芦田愛菜さんが発した言葉が話題になり、原作に興味を持ち拝読しました。 主人公の一人称語りの形で「怪しい宗教」との出会いが語られ物語は始まります。 人はなぜ宗教にハマるのかと関心は持ちつつ、自分自身にはその要素は全くないと思っていましたが、そのきっかけがあまりにも呆気なく自然な形で見事に描かれていて、私自身もそれだけは本当なんじゃないかと信じてしまいながら読み進めていました。 ぜひ映画も鑑賞したいと思います。おすすめです。 | ||||
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