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深層地下4階
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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映画『ジュラシック・パーク』などを手掛けたベテラン脚本家の小説デビュー作だそうです。 そのジュラシック・パークの原作者クライトンの『アンドロメダ病原体』や、映画『ブロブ』などと似た、宇宙から墜落した人工物をきっかけに生物学的災害が起きていくという設定の話で、手堅くまとめられてはいますが、斬新さはあまりなかったです。 アンドロメダ病原体のようなSFミステリ的なおもしろさがあるわけではなく、小さな町のパニックものだったブロブよりも話がこじんまりとしていたのもちょっと残念。 「「敵」をウィルスではなく、「真菌」――キノコ類としたところが新しい着眼点と言えるだろう」、 と訳者はあとがきに書いていますが、これも古くはホジスンの短編『夜の声』、長編でもブラックバーン『刈り立ての干草の香り』や、人の思考を操る真菌という点でも先行しているウォルトン『天才感染症』などがすぐに思いつくので、新しいとは…… 限定された場所で、少人数の人間が危機に直面するというB級低予算ホラー映画は、ありきたりなストーリーでもむしろ好物なのですが、小説でこういった話を読むとなると、 相手が殺人鬼やモンスターなどではない、広がってこそという感じの真菌ホラーであることもあって、ちょっと地味に感じてしまいました。 | ||||
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