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暴虎の牙



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【この小説が収録されている参考書籍】
暴虎の牙

暴虎の牙の評価: 3.88/5点 レビュー 89件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.88pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全60件 41~60 3/3ページ
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No.20:
(5pt)

最高です。

最高の熱量です。
暴虎の牙Amazon書評・レビュー:暴虎の牙より
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No.19:
(4pt)

これで終わりは残念

まだシリーズが始まって三冊で終わってしまうなんて。どこかで作者も言っていたが、内容的には、既視感のある世界、と書いていたように、暴力小説としてはそうかもしれないが、広島弁の駆使,地方都市の描写力、シリーズキャラクターの造形力〈これもよくあるパターンではあるが、読んでいて面白くできている。作者の力量を感じさせる)など、大したもので読者は楽しみに続刊を待っていたのである。ほいじゃけぇ、書かんとおえんでぇ。
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No.18:
(4pt)

救いのない話

反社の話である以上そうなることは必然なんだけど
徹頭徹尾、救いのない話
若さと勢いで暴力団に喧嘩を売った主人公が破滅していくまでの話
何にも残らないし、スッキリもしないし胸糞悪くて人に勧められるような内容ではない
「こんなァ、もう終わっとるよ」
このセリフにこの話の内容が集約されてる
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4041088976
No.17:
(5pt)

シリーズ最終

「孤狼の血」「凶犬の眼」と読んできて熱覚めやらぬうちに購入、読了しました。シリーズ最終ということもあり、昔、未来、最後の展開…最高でした♫
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No.16:
(5pt)

「わしの仕事はのう。堅気に迷惑かける外道を潰すことじゃ。そういうことよ」

2018年、ヤクザ映画の老舗である東映が放ち、数々の映画賞を受賞し、大きな反響を巻き起こした話題のバイオレンス映画『孤狼の血』!

 もとは柚月裕子の原作小説だが、『孤狼の血』のその後を描いた次作『凶犬の眼』、そして今回待望のシリーズ最新作『暴虎の牙』だ。

 前作では先輩刑事であった大上章吾の亡き後、駐在所勤務に転任していた相棒の新米刑事・日岡秀一の物語であったが、今回は昭和57年(1982)と平成16年現在(2004)の時間軸が交錯し、愚連隊上がりの極道である沖虎彦を中心に生前の大上章吾と現在の日岡秀一との関わりとともに物語が進行していく。

 昭和57年、広島県呉原市でヤクザ組織の上前をはねるなど地元では怖れられている愚連隊のリーダー・沖虎彦。
 ヤクザ者相手に強盗、恐喝まがいの事をしながら一般人には手を出さない20歳の沖にどこか共感を持つ広島北署の暴力団係の刑事・大上章吾。
 前半は沖と大上の関係や事件のあらましについて書かれた内容だが、後半は長い服役から出所した沖と呉原東署に復帰した日岡秀一をベースにした物語だ。

 前作『凶犬の眼』ではメインゲストの極道・国光寛郎に好感が持てて、極道だけども一本筋が通る律儀な国光に魅力を感じた。
 今回の沖はそれほどでもないのだが、ヤクザ者には徹底して容赦ないが、カタギ(一般)には手を出さない姿勢も極悪だがどこか共通したところがある。だからこそ大上が接触を試みるのだが。

 読む前は大上の若かりし頃の活躍を描いた内容と聞いていたので単に大上を主人公とした過去の話を描くのかと思ったが、沖を中心に大上(過去)と日岡(現在)の両方を同時に描くという展開には感心した。本来はもっと大上の活躍を見たいのだが、亡くなっているので残された日岡をメインにした『凶犬の眼』も面白かったのだが大上が登場しないのでいささか物足りなさを感じた。今回、大上を登場させるこの手法を活かした展開には舌を巻く。物語上、沖に関する謎めいた部分も最後にきちんと回収されているところに上手さを感じた。本書もぜひとも白石和彌監督の手によって映画化されてほしい。形の上では三部作の完結篇となっているが、柚月先生にはぜひともこのシリーズを続けてほしいと思います。
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No.15:
(5pt)

迫力が凄い

迫力が有りワクワクしながら一気に読んでしまいました。
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No.14:
(4pt)

昭和編はおもしろかったが

愚連隊対暴力団という構図は、戦後すぐとか現在ならマッチするのだけど、昭和57年頃だとリアル感が薄い。
 ともあれ「虎」の暴れっぷりは、頁を繰る手を止めさせない面白さがあり、やはりこの作者は暴力の描写をさせればピカイチだ。文章はとても読みやすく、行動を描写して心理を読ませる。大上の言葉遣いにおける緩急のつけ具合なんかは、どこで習得したんだろう。
 残念だったのは出所後の「虎」で、これじゃ学習能力ゼロのチンピラにすぎない。珍しい「中年の半グレグループ」という設定が準備できていただけにがっかりしました。
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No.13:
(5pt)

力作

この作者の作品はずっと読んできたが、警察モノは今回が最も納得出来た。
岩手県出身の作者が何故広島の警察とヤクザものシリーズ化しつつあるのかどこかで説明を見たような気もするが、いずれにしても面白くなってきた。。
今回は沖という狂犬のような人物を中心にして、マル暴刑事は大上から日岡に代替わりした。
大上が何故死んだのか(自殺らしいとしか書かれていない)、日岡がこれからどうなるのか、次回作に期待したい。
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No.12:
(5pt)

完結編に相応しい傑作

『孤狼の血』シリーズ完結編である本作は、沖虎彦という愚連隊リーダーの男を縦軸に置くことで、大上章吾と日岡秀一、それぞれの時代をガッツリ読める、贅沢にして激熱な一冊である。
昭和57年の広島呉原。その地では地元最大の暴力団と若きカリスマ率いる愚連隊の間で抗争が勃発しようとしていた――。広島北署のマル暴刑事・大上章吾はヤクザを恐れない沖という若者に興味を抱く。
ファンとしてはとにもかくにも、「あの大上が帰ってきた!」というだけで、最初からテンションマックスで読み進めることができるのではないか。
沖もタジタジになる神出鬼没ぶり、知り合いのヤクザとのやり取り、地取りでのおばちゃんやホステスなどとの軽妙な掛け合い、何をとっても大上はやっぱり最高にカッコいい。
ヤクザを恐れず、圧倒的な暴力でのし上がろうとする沖だが、一方では「堅気は襲わない」「シャブを扱っていない組のシマは荒らさない」などただ残虐なだけの男ではない。そんな沖のことを大上は守ろうと奔走する――。
ここまででもめちゃくちゃ熱い話なわけだが、この物語は後半もまた素晴らしい。
懲役を食らっていた沖が出所して、日岡秀一と初めて出会うシーン。日岡が煙草に火をつけるのはあのジッポ! この場面、何度でも読みたいくらい素晴らしい。泣けます。
そして沖は、「広島で天下をとろう」とまた動きだすのだが……。
悲惨さを感じながらも清々しいくらいの爽やかさすら感じるラストシーンは素晴らしく、本当に完結編に相応しい傑作なわけだが、読み終わってふと考えたことがある。
この作品の前半(大上の時代)と後半部分(日岡の時代)では、暴力団を取り囲む状況があまりにも違う。
これは実際そうであって、現代では暴力団排除条例が施行され、暴力団という存在自体がもはや風前の灯火なのである。
昭和の頃、暴力団というのは自分たちにさえ危害がなければ、庶民にとっては共存の対象であり、さらに言うと抗争などのニュースは一種娯楽の対象であったといっても言い過ぎではないだろう。
となると、もはや現代において絶滅危惧種ともいうべき「ヤクザ」を題材にしたエンターテインメント作品は新たには生まれ難いといえる。この『孤狼の血』シリーズは、警察小説とうたってはいるが、「ヤクザ娯楽」「ヤクザ小説」の最後の砦なのかもしれない。
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No.11:
(5pt)

「孤狼の血」の世界が再び!

「孤狼の血」で「これを女性が描いたのか!?」と驚愕し、「慈雨」「盤上の向日葵」でその筆力にうならされた作者も、他の作品や「凶犬の眼」では今イチさえない感じがありました。ぬるい、というかペン先が鈍いと言おうか・・ところが三部作最終作この「暴虎の牙」では一変、あの凶暴でしたたかなオトコ達の世界が鮮やかによみがえっています!なんといっても主人公、沖の造形が最高です。怖いもの知らずで不敵、女にも手を上げるが素人には決して手は出さない、悲しくも美しい・・そこはかと凜々しさも感じられるアウトローです。・・(ヤク中の父親を憎んでいるのにヤクで利益を得ることには躊躇しない、などの矛盾もありますが・・)
 そこに登場する大上もまたイイ!清濁併せ飲む、いや濁った部分を背中に背負ったままで悪を斬るワル刑事。互いを認め合いながらつばぜり合いを続ける中盤までの盛り上がりは最高でした。いかんせん沖が捕まり、大上が死ぬとややテンションが下がり始めますが、出所後、幼なじみの元を殺し、ついて行けなくなった周りの仲間が徐々に離れて、孤独になっていく様も破滅的で美しく、また引き込まれました。悲劇的で、まさに映画のラストシーンのようなラストもイかす!
是非映画化を!役所広司さんと松坂桃李さんの1作目も良かったけど、「仁義なき戦い」のようなドスのきいた役者さん達に演じてもらいたいものです。
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No.10:
(4pt)

日岡の最期はどうなるのか?

国光と兄弟盃を交わした日岡の最期をみるまでは、このシリーズを終わりにしてはいけない。円満な定年退職で警察官人生終わり、はあり得ないでしょう。
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No.9:
(4pt)

人生の理不尽や不条理といった己の力ではどうにもできないものに対する怒りの向かう先にあるのは・・

傑作「虎狼の血」で圧倒的な存在感を見せながらも無残に殺害された広島県警の大上章吾に再び出会えるとともに、前作「凶犬の目」で再び呉原東署捜査二課暴力団係に舞い戻った日岡秀一の興味深いその後も描かれます。
 いわば、本作はシリーズ中エピソード0とエピソード3を兼ね備えたような作品といえます。
 大上が登場する舞台は「虎狼の血」巻末年表には記載のなかった昭和57年。
 やくざな父親から苦しめられた不幸な生い立ちから、やくざを憎み暴力団組織の稼ぎをかっぱらう沖虎彦を中心としたグループ呉虎会。ここにひょうひょうと近づく大上との関係の描かれ方が、なんとも痛快です。
 ただ、沖の目には希望や野望はない。
 あるのはやり場のない怒りだ。その怒りは
「人生の理不尽や不条理といった、己の力ではどうにもできないもの」
に対するものであるがため、
「誰かを恨み、憎み、報復したとしても、それは沖が真に怒りを抱いているものの代替でしかなく、飢えがなくなることはない。むしろ、腹が満たされれば前より飢えが怖くなるように、暗い炎はさらに燃え上がっていく」
 大上の沖との接し方は、それを見抜いたからこそのものだ。
 一方、生き残る方法を大上から学んだ日岡は、無残に殺された大上の死への怒りが、その後の暴力団抗争阻止に向けての激情となって発露し、なにがなんでも、大上に手を下した暴力団組織を壊滅に追い込むべく、凶暴なまでの怒りを胸に刻み、寝食を忘れて捜査にあたる。
 そんな二人の怒りの行きつく先は・・
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No.8:
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信用及び執念

時は流れても役割を受け継ぐ人がいると言いうこと。
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No.7:
(4pt)

熱烈なガミさんファンからしたら、、、

ネタバレ注意

ガミさんは、帰ってこなくて
よかったんじゃないかと思う。
日岡かわいそう。
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No.6:
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孤狼の血シリーズ最新作

孤狼の血は大上というマル暴刑事の生き方を描いた作品だが大上の生前に関わった事件で、一人の男の人生を描き出した力作である。
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No.5:
(5pt)

大好きなシリーズです!

昭和57年広島。愚連隊「呉寅会」を率いる沖虎彦はヤクザも恐れぬ凄しい暴力で勢力を拡大して行く。沖の暴走を止めようと奔走するガミさん。『孤狼の血』を読んだ時の興奮再び!さらに20年後、懲役を終え出所した沖が広島で再び暴走を!それを阻止しようと立ちはだかるのは、ガミさんの薫陶を受けたあの日岡。『凶犬の眼』を読んだ時の興奮再び!一粒で二度美味しい『孤狼の血』シリーズ第三部、完結篇!やはり、このシリーズ大好きです!沖虎彦の暴走ぶりは、『仁義なき戦い 広島死闘編』で千葉真一が演じた、“大友勝利”を彷彿とさせた
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No.4:
(5pt)

登場人物の魅力

第3弾です。昭和から平成にかけてヤクザではない暴力的な男が仲間と暴れまくっているだけのお話です。基本こういう何の生産性もないような暴力的な話は苦手なのですが、このシリーズだけは前めりになって読んでいます。登場人物たちに魅力があり、広島弁含めかっこいいとすら思えてくるから不思議です。
ただ個人的には平成の日岡よりも昭和の大上さんの話が好みかな…。大上さんが出てくるとやっぱり面白さが違うと感じてしまいますので、本作では大上さんの昭和パートの方が多かったのはうれしかったです。
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No.3:
(5pt)

ラストが面白い

ラストが面白い❗
映画化が予定されてるみたいですが。大上刑事役が、この作品のポイントと思われます。新人の抜擢を望みます。
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No.2:
(4pt)

この世の花、もう一つの「仁義」

「孤狼の血」シリーズ・完結編、「暴虎の牙」(柚月裕子 角川書店)を読みました。昭和57年、愚連隊「呉寅会」を率いる暴虎・沖虎彦のファナティックな「広島やくざ」との闘争。「孤狼の血」、マル暴刑事・大上が搦め手で煽り、宥め、そして守る。平成16年(暴対法施行以後)大上に代わる「凶犬の眼」、呉原東署・暴力団係・日岡の登場シーンを境に物語は切れ味よく転調します。(言い換えましょう。ジッポで咥えたばこに火をつける日岡の登場に何故か泣けた(笑))「凶犬の眼」は、「小料理屋・志乃」の晶子を含む女たちがよく描かれていましたが、今回もまた節目節目で登場する女たちがとてもいとおしい。
 そして、「やくざ」小説でありながら、スリラーでもある本書は、誰が”エス”なのか?という暗示的な問いかけを含むことでそのサスペンスを複合的に盛り立てているのだと思います。
 私的にはこのシリーズと笠原和夫+深作欣二のあのシリーズとの比較は無意味だと言い続けていましたが、(姿は異なるとは言え)今回の正真正銘の「暴虎」を見るに及び、やはり「仁義なき戦い 広島死闘篇」の<山中正治>を思わずにはいられませんでした。
 極端から極端に疾走する犯罪者たち。それを追う「鮫」のように清濁併せ飲む極端な刑事たち。<法>の内側にいようと外側にいようと、「カタギ」には手を出さない、出させない。それはこの世の花、もう一つの「仁義」。
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No.1:
(5pt)

「孤狼」が蘇った!

唯一無二の大上章吾という存在を映画「仁義なき戦い」の調べにのせ強烈な仕掛けで魅せた名作「孤狼の血」、その世界観の継承を目指すも受け止めきれなかった続編「凶犬の眼」。孤狼が発したあの熱には二度と触れることはできないのだと残念に思っていたのですが、一人の「暴虎」が孤狼も世界観も蘇らせてくれました。柚月作品の新たな金字塔が誕生しました。
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