毒入りチョコレート事件

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毒入りチョコレート事件の評価:

3.73/5点 レビュー 48件。 A ランク

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平均点3.73pt

Amazonレビュー一覧

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全78件 61〜78 4/4ページ
No.18
(5pt)

間違いなく著者の術中にはまる

どんでん返しの連続、といった感じのミステリ。これを楽しめるのは、ロジック中毒とでもいうべき本格ミステリの解決編好きマニアといったところか。ちなみに私は大好きな作品だ。

 多重解決ものというのは、その中にはどうしようもないダルダルな解決も混ざっているのが普通である。本作でも、展開される全ての解決がすばらしいわけではない。でも、その緩急さもまた、この手の作品の良いところだ。すべて緊張感みなぎるものばかりだったら、半分以上が解決編という本作の最後にたどり着く前に力つきてしまうことだろう。

 バークリーという一癖も二癖もある作者の作品である。眉につばをつけて読んでもらいたい。
毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫)より
4488123058
No.17
(5pt)

《多重解決》を創出したマスターピース

漁色家のユーステス卿の元に、新製品と
いう触れ込みのチョコレートが送られてくる。
そのチョコを譲り受けたベンディックス氏は、彼の妻とともに試食したのだが、
チョコにニトロベンゼンが混入されていたため、夫人は死亡、彼も重体となる。
この事件に対する警察の捜査が難航するなか、シェリンガムを会長とする
〈犯罪研究会〉の会員六人がそれぞれに調査・推理することになるのだが……。
一つの事件について複数の“解決”を並列してみせると
いう《多重解決》形式を創出したメルクマール的な名作。
名探偵の推理により、作中の手がかりから唯一絶対の結論が導き出されるという
従来のミステリの“お約束”にツッコミを入れ、揶揄しているわけですが、一方で、
そうしたクリシェからミステリを解き放つことによって、推理に特化した純粋な知的
遊戯としてのスタイルを呈示してみせた作品でもあります。
また、本作のような《多重解決》形式では、事件そのものはシンプル
にし、手がかりも制限することで、“解決”の多様性を担保しています。
そうした条件整備をした上で、作家には、豊かな発想力と緻密な構築力が求められることになります。
なぜなら、手がかりから引き出される推論の真偽や、前提となる手がかり自体の真偽、
そして、複数の手がかりを組合せる際の適否などの観点を踏まえ、何通りもの“解決”
のヴァリエーションを構築していかなければならならないからです。
その点、本作では、プロットと連動するように配列されたそれぞれの“解決”に一定
の説得力があり、なおかつ、それらを繰り出す探偵役たちのキャラと見合ったものに
なっているのが秀逸です。
ミステリにおいて手がかりから推論を構築する際、避けることのできない
恣意性という弊害を、推理の仕方によって複数の推論が成立する面白さ
として呈示してみせた本作の逆転の発想は、今なお色褪せていません。
毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)より
4488123015
No.16
(5pt)

《多重解決》を創出したマスターピース

漁色家のユーステス卿の元に、新製品と
いう触れ込みのチョコレートが送られてくる。
そのチョコを譲り受けたベンディックス氏は、彼の妻とともに試食したのだが、
チョコにニトロベンゼンが混入されていたため、夫人は死亡、彼も重体となる。
この事件に対する警察の捜査が難航するなか、シェリンガムを会長とする
〈犯罪研究会〉の会員六人がそれぞれに調査・推理することになるのだが……。
一つの事件について複数の“解決”を並列してみせると
いう《多重解決》形式を創出したメルクマール的な名作。
名探偵の推理により、作中の手がかりから唯一絶対の結論が導き出されるという
従来のミステリの“お約束”にツッコミを入れ、揶揄しているわけですが、一方で、
そうしたクリシェからミステリを解き放つことによって、推理に特化した純粋な知的
遊戯としてのスタイルを呈示してみせた作品でもあります。
また、本作のような《多重解決》形式では、事件そのものはシンプル
にし、手がかりも制限することで、“解決”の多様性を担保しています。
そうした条件整備をした上で、作家には、豊かな発想力と緻密な構築力が求められることになります。
なぜなら、手がかりから引き出される推論の真偽や、前提となる手がかり自体の真偽、
そして、複数の手がかりを組合せる際の適否などの観点を踏まえ、何通りもの“解決”
のヴァリエーションを構築していかなければならならないからです。
その点、本作では、プロットと連動するように配列されたそれぞれの“解決”に一定
の説得力があり、なおかつ、それらを繰り出す探偵役たちのキャラと見合ったものに
なっているのが秀逸です。
ミステリにおいて手がかりから推論を構築する際、避けることのできない
恣意性という弊害を、推理の仕方によって複数の推論が成立する面白さ
として呈示してみせた本作の逆転の発想は、今なお色褪せていません。
毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫)より
4488123058
No.15
(4pt)

多重解決ミステリの先駆的作品

1929年という、ミステリの黄金時代に書かれた作品ですが、
「多重解決ミステリ」の先駆的作品として、
ユニークな内容となっています。
実業家のペンディックス氏は、知り合いのユーステス卿のもとに
送られてきたチョコレートを譲り受け、
帰宅後妻と分け合って食べたところ、
妻が死亡、ペンディックス氏も重体に陥ります。
そして、この事件をロジャー会長率いる
「犯罪研究会」のメンバーが推理していくというのが
本書のあらすじです。
ストーリー展開としては、
6人のメンバーが順番に自らの推理を
披露していくというもので、
一部メンバーが調査に赴くシーンもありますが、
あとはひたすらメンバーの推理結果の発表と
それに基づく議論だけで物語は展開していきます。
この作品の面白さは、一見単純に見えた事件が、
どこに重点を置くかによって、
様々な解釈が成り立ち、
6つの解決方法が提示されるという点です。
作品の中でも触れられていますが、
これまでのミステリが、
探偵によって唯一かつ正解である推理が
結末に述べられるというものであったことに対する、
一種のアンチテーゼとして本書は組み立てられているといえます。
ミステリの本題である「推理」という点について、
新しい可能性を開いた作品として、
一読の価値はあると思います。
毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)より
4488123015
No.14
(2pt)

山型アーチばりの証明

一言で言えば駄作である。理由は誠意がないから(ただの誹謗ではなく、正当な理由に基づく
批判なので悪しからず)。
さて、本作の内容は当局が投げ出した難事件をロジャー・シェリンガムが会長をする「犯罪
研究会」の六人が、それぞれ独自に推理・調査して一人ずつ順に発表・討論するという構成
を為しているが、如何せん肝心の読者に対して何ら想像力の道筋を与えずに、まさに勝手に
文字を綴ってるだけのレポートであり実に味気ないし、その内容が山の連なりのように美麗
ならともかく、ただ山の上に山を重ねる屋上屋...
本格の手法を駆使したアンチ・ミステリと捉える人もいるのかもしれんが、むしろこれは
本格の手法を駆使したギャグであり、叙述トリックものを読む心地と形容した方がよほど
しっくりくる(それも恐ろしく凡作な...)。
謂うならば、それはトーシロ騙しであり、このジャンルを読み慣れない人からすれば傑作に
思えても、そうじゃない観点からは甚だ無粋なのだ。
結局の所、無理にでも教訓をみつけろと云われれば、何事をするにも最低限の節度が必要なん
だなあ。これじゃ、愚にもつかない近所の噂話を痴呆のように延々と語るおばちゃんみたいな
もんなんですねハイ。一、二度ならつられて笑ってやるが、あんまりシツコイと眉をひそめて
閉口してしまうもんです。
やはり、アントニイ・バークリー(フランシス・アイルズ)の捻くれた性格が良い面に出たの
は『殺意』のような倒叙形式であって、本作のような推理小説を風刺したようなものを書こう
とすると、途端に自らの馬鹿さ加減を露呈してしまう結果になるんですよネ。。
上記の『殺意』なら傑作として万人に薦められますが、本作はせいぜい善くても珍味ですね。
毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)より
4488123015
No.13
(3pt)

アンチ・ミステリーの「はしり」

本書は犯罪研究会の6名の会員が、未解決の毒殺事件に対しそれぞれの推理方法から7つの解答を示すという作品で、いわゆるアンチ・ミステリーの「はしり」の作品だろう。
同じ証拠・手がかりからそれぞれが別々の推理を組み立てる訳で、解釈の仕方でどのような解決にも導き出せると推理小説を否定されているようで、好きになれない。
ただ、真相を読み解くための手がかりはきちんと与えられており、間に挟まった間違った真相に到達する推理が余分なだけ、と考えればいいのかも知れないが。
毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)より
4488123015
No.12
(5pt)

まさに横綱相撲

殺人事件に対する6つの仮説に対して、論理的に検証していく過程は、現代のロジカルシンキングといった、ビジネススキルにつうじるところがある。確かに短絡的な、仮説もあるのだが、ロジャー・シェリンガムを含む、3名のプレゼンは、どれが真相でもミステリとして、納得できるものとなっている。
一旦つくったものを、何度も再構築し、一冊の本にまとめあげたバークリィの粘り腰に脱帽。まさに横綱相撲。
毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)より
4488123015
No.11
(5pt)

《多重解決》の魅力と限界

探偵役六人による、六人六様の推理が楽しめる《多重解決》ミステリの金字塔。
最初の探偵役の推理が、次の探偵役によって、その矛盾や欠陥が指摘されるという
試行錯誤が繰り返されていくなかで、より説得力のある新たな推理が構築されていく
過程は、知的興奮に溢れ、じつにスリリングです。
また、六人目の探偵役によって「真犯人」が名指しされるのですが、そこまでの段取りと構成も見事。
まず、それ以前の探偵役の推理で、「真犯人」と同じ属性を持つある人物が犯人として
挙げられるのですが、即座に否定されたという事実があるため、そのパターンはもうない、
という予断を読者に持たせるといったミスディレクションの妙。
次に、「真犯人」と目される人物に、六人目の探偵役が最後の推理をする
直前に、犯人という人物像とは真逆の振舞いをさせているという構成の妙。
これは、意外性というより劇的効果という点で抜群です。
このように、本作が傑作であることは、疑い得ないのですが、野心作であるゆえの瑕もあります。
それはデータの後づけ(新しい物証や新事実の追加など)が
多く、読者に対し、必ずしもフェアとはいえない点です。
このことは、作者の恣意で「何でもあり」になる可能性を潜在的に持つ、
ミステリという形式への批評性のあらわれでもあるのですが、同時に、
本作自体の完成度も低くしていることは否めないと思います。
しかしそうだとしても、たった一つの真相を追求するという、従来のミステリに対し、
ミステリが本質的に内包する恣意性を暴露し、批判しながらも、その一方で、論理に
基づき、推理をすること自体の面白さを洗練された手つきで提示した本作は、今なお、
決して色褪せない輝きを放っています。
毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)より
4488123015
No.10
(4pt)

デクスター、ブランドファンには必見

イギリスのレインボークラブ、そのクラブにユーステス卿あてにチョコレートが届いた。この試供品の感想を求めたいと。
しかし、卿は、こんな下世話なものをこのようなところに送ってくることは勘弁ならない、と怒り狂う。
そこで、同席していたベンディックス氏がこのチョコレートをもらい受け、家で妻と食べると妻は死に、ベンディックス氏も一命は取り留めたものの、倒れ込んでしまった。チョコレートには毒が混入されていたのだった。バークリーの作品を読むのは2度目で、前に読んだのはこの作品の原型ともいえる「偶然の審判」でした。
多くの作品が翻訳、紹介されるなか、この作品を選んだのはそういう理由からでした。
六者六様の推理が展開され、新しい推理が前の推理を凌駕するという構成はとても面白かったです。
クリスチアナ・ブランド、コリン・デクスターの好きな方にも楽しんでもらえるんじゃないでしょうか。
個人的に、クリスチアナ・ブランドが書いたという、もう一つの解決も是非とも読んでみたいです。
毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)より
4488123015
No.9
(5pt)

謎解きに重点を置いた最高傑作

 たった一つのシンプルな事件を、あらゆる角度から検証し、読者になるほどと思わせる作品。
 これを読むと、この世の中にあるほとんどのミステリが、作者のご都合主義で書かれているのではないかと思わされてしまうほどです。
 ただし、文体が古いので、普段本を読み慣れていない人には勧めづらいです。新訳版を切望します。
毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)より
4488123015
No.8
(4pt)

アンチ・ミステリの芳醇な香り

著名な短編「偶然の審判」を長編化した作品。6人の関係者が自慢の推理合戦を繰り広げる。この辺の趣向がアシモフの「黒後家蜘蛛の会」に引き継がれたようだ。興味深いのは「偶然の審判」での解決が、本作では6つの解決(案)の1つに過ぎなくなってしまっていることだ。また、最後に示される解決(案)が、必ずしも途中で示される解決(案)より優っているとは限らないところも面白い。この辺がバークリー一流の諧謔で、全体にアンチ・ミステリーの味を醸し出している。そして、その味わいは芳醇なのだ。本格ミステリ黄金時代の貴重な一作。
毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)より
4488123015
No.7
(5pt)

構成が見事です。

英国推理作家協会会長を務めた実力者バークリーの傑作。登場人物が一人一人自身の名推理を披露して行くのであるが、どれも「う〜む!」と唸らされる名推理で、見事の一語である。ラストも「おお〜!」という終わり方をします。とにかく、構成が面白く、読ませる一昨です。本書の強みは、恐らく、誰が読んでも面白いのではないか!ということです。好き嫌いの出にくい、アイデア性が高いながら、よく纏まった作品です。バークリーの作品はこれが一番。このテの構成は最近は真似した作品も多いが、完成させたのは、古典となった名作である本書ではないかと思います。必読。
毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)より
4488123015
No.6
(5pt)

豪華六本立ての本格推理

 一つの事件に対して六つもの名推理と解決を用意してくれるという、本格ファンには非常に豪華な作品です。推理のみを書いた作品というのは実に特異なものではありますが、本格ものの美点は全て出ているし、登場人物のやりとりが面白いので、本格ミステリ初心者にも楽しめるでしょう。 しかし、やはりこの作品は本格ミステリをある程度読んでから読む方がずっと楽しめると思います。こんなに豪華な本格ミステリはそうないのですから。私が見たところ、六つの推理のどれも犯人を直接指定する証拠を欠いているものの、そう考えつかないものです。ちなみに、推理小説ファンが真っ先に考えつきそうなのはロジャーの推理でしょう。 いつも違った試みをするバークリーが本書で行った試みは、推理のみに重点を置くことと、往来の探偵小説のように事件の解決は決して一つではない、完璧な推理などはないという探偵小説批判でした。
毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)より
4488123015
No.5
(5pt)

本格推理小説マニアのための傑作

「毒入りチョコレート事件」なんてタイトル,知らない人が書店で見たらB級作品と勘違いしてしまうかもしれないが,わざとやったとしか思えない。でも,おかげでこの本を知らないで終わる人も多いだろうと思われるのが残念。内容は,本格推理小説のあり方に対する痛烈な皮肉であると同時に,本格推理小説に対する深い愛情も感じさせるもの。マニア向けの名作。もちろん,初心者でも楽しめると思うが,個人的意見としては,本格推理をせめて20冊くらいは読んでから本作を読んだほうが,より深く感動できるのではないかと思う。なお,江戸川乱歩編「世界傑作短編集」5冊,特に3~5は絶対のお奨めだが,バークリー作「偶然の審判」は,本作とどちらを先に読むべきか悩むところではあるものの,とにかく必ず併読してほしい。思わずニヤリとすること請け合い。
毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)より
4488123015
No.4
(5pt)

プリズムの光を放つミステリ

ひとつの事件に六通りの推理をして、後者の推理が前者が提示した推理をひっくり返して行く多重解決もののミステリの名作がこれ。たったひとつの解決を図る、通常の本格ミステリへのパロディにもなっている作品で、バークリー流のジョークが炸裂している名作です。貫井徳郎さんに『プリズム』というミステリがありますが、六通りの推理には、そうした「プリズム」のような趣があります。チョコレートに毒を入れた犯人は誰か?この事件について「犯罪研究会」の六人のメンバーが、それぞれの推理を提出していきます。この六通りの推理も面白かったのですが(特に、後に行くほどスリリングになっていきます)、ラストに至って、あっ と言わされました。思わず、のけ反ってしまいました。バークリーの哄笑が、カーテンの後ろから聞こえてくるような気がしました。バークリーのミステリでこれまでに読んだなかでは、本書と『試行錯誤』がとても面白く、印象に残っています。
毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)より
4488123015
No.3
(5pt)

初心者におすすめ

昔の推理小説を読もうと思う方に推薦します。昔の推理小説には(今のミステリーもそうですが)知識のひけらかしや,なにか怪奇な伝説などを絡め,しかも探偵はとても癖のあるタイプ,というのが多いのですが,この劊小説はごくまじめに,「犯人はだれでしょう」と考えるために書かれています。膨大な推理小説郡の中にあっても,かなりおとなしめで,他にも名作はたくさんありますが,最初の一冊としては星5つの評価だと思います。
毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)より
4488123015
No.2
(4pt)

古典は久しぶりに読むと時代背景についていけなくなるが・・・

友人宛にチョコレート製造会社から送られた新製品を試食したところ、夫人は死亡し、夫は命を取り留めた。著名人たちが集まる「犯罪研究会」は犯人の調査に乗り出す。会長以下6人のメンバーたちによる同一事件に示される6種類の視点と証明法。それぞれの人達が語りだすときこそ、正解だ!と思うものの、色々な視点からの調査は興味深い。今までにないミステリに会った気がします。
毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)より
4488123015
No.1
(4pt)

推理とは本来こういうものか・・・

ロジャー・シェリンガムを会長とする犯罪研究会の6人のメンバーが、世間をにぎわせていた毒入りチョコレート事件について、それぞれ異なった方法と理論を用いて、犯人を暴こうとする。全員が異なった結論に至り、1人ずつその結果を発表する。真相に至ったのは誰か?「いつも主人公の探偵だけが真相に至るというのはおかしい、事実にはいくつもの見方があっていいはずだ」、というアイディアのもとに書かれ、純粋に推理だけを扱った推理小説の名作。
毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1) Amazon書評・レビュー: 毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)より
4488123015