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妖都
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妖都の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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妖しく恐ろしい“死者”達が引き起こす数々の事件、そして馴染みが薄くてもどこか懐かしい90年代の雰囲気たっぷりで、そのあたりはとても楽しめました。 ただ、他所の感想でもありましたが、広げた風呂敷をほとんど畳まず、放り出すようにして終わってるので… 読者の想像に任せると言えば聞こえは良いですが、これでアリなら、どんな話も思わせぶりな伏線っぽい事件さんざん起こして、そこに理屈もオチもつけず、後は読者の想像にお任せ!こいつらの戦いはこれからだ!で許されるじゃん…っていうのが正直な感想です。 近い年代のTV版エヴァンゲリオンが確かそんな感じで大絶賛されてるので、当時の流行なんですかね… でもそういう感じの投げっぱって、どう理屈付けられてもズルい気がするので、普段はあまり読まないんですが、ホラー小説にこういう系統がもし多いなら気をつけたいと感じました。オチがない以外は楽しかったんですよ本当に…。 | ||||
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1997年に出た単行本の文庫化。 死者が蘇って生者を殺していく異様な世界を描いた長編ホラー小説である。 テーマとしては、両性具有や自己の再生産といったあたり。 ストーリーはあってないようなもので、むしろ残酷な場面、耽美な世界、奇怪な舞台を描くことに主眼が置かれている。場面ごとの異常さを楽しむべき小説だろう。 多数の登場人物が入り乱れ、謎が明らかになるようでならないまま、結末ともつかないラストを迎える。そういった話に耐えられる人なら……。 | ||||
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多数の登場人物がみんな魅力的です。 内容は良いのですが、文章の工夫がもう少し必要です。 多数の人物の中で語り手が移り変わっていくのですが、厳密に言うと第三者が語っています。 ころころと主要人物が変わっていく中で、第三者からの語りは文体の雰囲気が淡々とし過ぎています。作品の中に読者が入りにくい。 異型な文体を活かすには、もう少し工夫が必要だと思います。 幻想的なホラーが好きな人じゃないと、ほかの作品も読みたいとは思わないかもしれません。 | ||||
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