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(短編集)
なめらかな世界と、その敵
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なめらかな世界と、その敵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全49件 1~20 1/3ページ
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若い頃はSFマガジンや奇想天外を購読するマニアだった。 今回怪我の功名で数十年ぶりに現代SFに触れて昔の感覚が蘇って楽しめた(^^) | ||||
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学生など若い読者むけの一冊なのだろうか 総じてSFの名作と比較すると設定や物語の詰めが甘いのでは、と感じた。 例えばタイトルとなっている第一話だが、並行世界と言われてしまうと何でもありになってしまうが 主人公がそれを上手く使いこなすかと言うと、そうでもない。 本格SFにあるような世界の設定や科学的背景が甘く、そのために「え、これがアリならなんで最初からこうしないの?」みたいな違和感が続く。 高評価で期待していたのに自分には合いませんでした。 | ||||
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星新一ショートショートをより美しく、高画素化したような作品。文字をなぞるとそこにある世界が繊細で綺麗な映像と共に脳内で再生される。するすると頭に入ってくる物語は非常に読みやすく、各短編が1本の映画のような完成度。それを続けて読む私達は、まさに複数の世界をグラデーションの如くなめらかに移り飛んでいる。どこまでも突き進むストーリーと、それを構成する1行、1文字に隙がなく、存分にSFを味わえる美しい1冊。 | ||||
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ストーリー設定や登場人物にSF要素があるのはもちろんですが、文章もある意味SFなので、人によってはとにかく読みにくい(描写がイメージしにくい、展開の映り替わりが把握しにくい)印象を受けるかもしれません。状況に関する事前説明がなく、いきなり世界観に放り込まれるため、自分が主体的に理解に努めなくてはならない辛さが読みにくさにつながっているのかもしれません。アート作品のような、読み手に解釈の負担を強いる楽しませ方が好きな人にはおすすめです。 | ||||
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とても面白いSF短編集です。 一作毎に趣が異なり、宝箱のような感じがしました。 SFの可能性を感じる一冊です。 | ||||
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マルチバースと青春をうまく活かしていてよい短編小説だった。他の作品は自分は特に刺さらなかった | ||||
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色々な高品質なSFがあって、SF好きなら楽しめると思われる。面白かった。 | ||||
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SF小説をあまり読まない自分でも楽しめたのでぜひSF小説の入口としておすすめしたい。 | ||||
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普段読まないジャンルに手を出そうと思い読んでみました。 結果、途中で挫折しました… 読んだのは美亜羽へ贈る拳銃の途中までです。他の方もおっしゃってるように、設定は斬新だけど話として面白くないなぁと感じてしまいました。 特にゼロ年代の臨界点はきつかったです…そもそもこれまでSFに興味を持ってなかったので、ありえたかもしれない日本SF史を語られても実際のSF史だって知らないのにどう違っているかもわからないからずっと「ふーん…」というテンション。何だか歴史の教科書でも読ませられてる気分でした。 表題作、確かに設定は面白かったです。ですがだからこそ登場人物たちの行動や設定を作り込めてないがゆえの不自然さが気になりました。 例えば、乗覚障害を持ってない相手をわざわざ縛って拉致するとか。ああいった形で助けを呼ばれることなどその世界の住人たちなら理解しているだろうに、この世界では死なんてあってないようなものなんだから、計画を成功させたいなら普通即殺すでしょ。もし殺さないまでも、拉致なんてしたら安易に居場所ばれるだけじゃん…。 とか、また最後警察の人に機密情報喋らせる時も、あんなことが可能なのであれば普通に社会が崩壊するし、だからこそ能力を使うにあたっての制約がその社会での法としてあるはずなのに…。 とかいろいろ気になって設定ガバガバとか思ってしまいました。 核となる設定をご都合主義的に作り上げるとこうなるのか…という感じ。 美亜羽へ贈る拳銃は途中までなので話はまだわかりません。設定としてのノイズはなく読みやすくはあったのですが、会話やストーリー展開がラノベ的でもういいやと思っちゃいました。ラノベ的というのは表題作にも言えることですが。 モテないコミュ障タイプの男の子が魅力的な女の子と鮮烈で忘れられない恋をする。 好きな人は好きだと思うので、これは読み手次第かな。 他のレビューを見ると、評価されてるのは光より速くゆるやかにという作品の方みたいなので、気が向いたら続き読もうかなと思いました。 | ||||
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短編中編あわせて六作が収録されている。作者の伴名練氏は日本のSF小説界隈から高く評価されているらしいが、そんなことは関係なく一般のエンタメファンが読んでも、普通に面白いと感じる人は多いのではないかと思う。結末に視覚的なスペクタクルが用意されている作品も複数あり、映像化向きであると感じた。また、作品ごとの文体の使い分けも面白い。2010年代のラノベ風から戦時中の手紙風まで、これだけ器用に文体を使い分けられる作者は多くないのではないだろうか。表紙のイラストは『かぐや様』などで知られる赤坂アカ先生で、思わず表紙買いしてしまいそうな魅力がある。 個人的に一番面白いと思ったのは、「ひかりより速く、ゆるやかに」だった。所謂セカイ系の分類される作品だと思うが、(ネタバレになるので具体的には言えないが)予想外の展開の後に非常に奇麗にまとめられており、読後の納得感が高い。エヴァンゲリオンに通じる何かも感じる。自分がこれを読んだのは2019年、シンエヴァが公開される前であったが、「エヴァンゲリオンの完結はもうこれで良いのではないか」と思ったのを覚えている。その後、シンエヴァによって公式の完結が与えられたわけであるが、「ひかりより速く、ゆるやかに」はそれを少しだけ先取りしていたとは言えないだろうか(言えないかもしれない)。 ひとつだけ腑に落ちなかったのが、『なめらかな世界と、その敵』というタイトルである。言うまでもなくこれはカール・ポパーの『開かれた社会とその敵』のパロディ(あるいはオマージュ)であろうが、実は『なめらかな社会とその敵』というタイトルの思想書(?)が2013年に既に出版されているらしい。なぜ既存の書籍と酷似したタイトルを採用したのか、何か深い意図でもあるのだろうか。 | ||||
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前評判が良すぎて期待値が上がると、読後の評価がどうしても微妙になってしまうのはしかたない。これは作者が悪いのではなく、レビューが悪い。正直、レビューワーはもう少しテンションを落として書いてほしい笑。 私は、テッド・チャンとか、あとは紙の動物園(作者の名前は忘れましたが)とかをいちおう読んで、いくらなんでも絶賛されすぎだろ、と思うような読解力のない人間ですが、この本はとても良い小説だなあと思いました。 なんか、SFファン(あるいはSF警察?)って、異常なまでに絶賛(まるで「全米が泣いた」かのように)するんですが(SFのレビューの星=高評価の異常さがそれを物語っている)、電通が誇大広告してるレベルで気持ち悪いです。SFファンってほとんど陰キャのオタクなので(私もそうですが笑)、電通とかめちゃくちゃ嫌いなはずですが、結局同じ穴のムジナになってて二重に草です。 この本はちゃんと書けていると思うので、同人誌とかじゃなくて文学賞とかに出して、もっと一般の人にも認知されるべきだと思いました。 | ||||
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繋がりを断絶するものが時間であろうとも価値観であろうとも世界であろうとも、決して諦めず手を伸ばし続ける。 そんな人々の姿を卓越した表現力と見事な設定、構成力で紡いだ珠玉の短編集が本作だ。 本作では並行世界や人工知能、作られた人格や時の静止など、SFファンなら一度は見聞きしたことがあるはずの題材が散見される。 にもかかわらず、いやむしろそうした人智を越えた状況や環境を描くことで逆説的に、人の心の本質を浮き彫りにし、私たち読者の心を掴むことに著者は成功している。 数多のSF的設定を人の心や繋がりに昇華させるその手腕は、テッド・チャンを彷彿させる。 特に表題作「なめらかな世界と、その敵」はテッド・チャンの「あなたの人生の物語」と同じく、人生の選択と自由意志について深く考えさせられる一作と言えるだろう。 また本作は、他の作品へのオマージュや先人たちへのリスペクトが込められている部分も多く、SFファンにとっても大いに楽しめる作品となっている。 どこまでも超王道なSF作品であると同時に、人々の心を鷲掴みにし揺さぶるようなエモーショナルな力も内包した本作は、SFファンであろうとなかろうと一読に値する。 SFとしてはもちろんのこと、物語としてここまで心を揺さぶることができる作品はそうそうお目にかかれないだろう。 | ||||
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"この、なめらかな世界の人間は、誰もが絶対の理想郷に生きている(中略)彼らにとって、唯一の可能性を生きざるを得ない僕たちは、低次元の生物であり、理解できない存在であり、恐怖の対象であり、何より世界の敵なんです"2019年発刊の本書は国内SFファン待望にしてベストSF2019国内篇1位にも輝いた傑作SF短編集。 個人的にはSF好きの友人に紹介されて、前情報なしに手にとりました。 さて、そんな本書はいくつもの並行世界を行き来する少女たちの百合的青春を描いた表題作他、ありえたかもしれない日本SF偽史『ゼロ年代の臨界点』伊藤計劃"ハーモニー"トリビュートの『美亜羽へと送る拳銃』妹から姉への手紙で綴る書簡体作品『ホーリーアイアンメイデン』旧ソ連を舞台にした歴史改変東西電脳対決『シンギュラリティ・ソヴィエト』そして書き下ろし作品、謎の低速化に巻き込まれた新幹線乗客と取り残された人々のドラマ『ひかりより速く、ゆるやかに』の計6作品が収録されているわけですが。 まず結論から。どれも面白かった! なんでしょう。その理由はどれもが違う味付けながら、収録作全てにグレッグイーガン的なSFギミック、パロディ含む膨大なSF知識を散りばめつつも、決して『難解だったりマニアックにならず』むしろ映像が自然に脳裏に浮かんでくるような【スピード感ある展開】そして解説でも指摘しているように【登場人物たちのやりとりの"エモさ"】が『爽やかな読後感』を与えてくれるからだと個人的には感じました。 また、作品感想とは別に触れておきたいのは。文庫本となる本書では"著者渾身の一万字あとがき"が併録されているのですが。これがまたSF、特に【国内SFへの愛情が溢れかえった内容】で、またコロナ禍や2022年現在へのロシアのウクライナへの侵略行為を受けての【自らの意思による作品修正】も含めて、著者の誠実な人柄が感じられて好印象でした。 2010年代以降の国内SF注目作として、また、普段SFを全く読んだことのない人にもオススメ。 | ||||
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表題作「なめらかな世界と、その敵」について。 表題作は「あり得たかも知れないもしもの世界=可能世界に、人間が自由に乗り入れ可能で、しかも同時にい複数の人生を生きることができる」という設定の話です。 しかし、ちょっとでも「可能世界意味論」をかじったことのある人なら、この設定が無謀なことは自明です。 可能世界とは、「この現実世界とは異なる事実」が成り立っている世界の総称です。 だとすると、可能世界の中には「主人公と同じ固有名で呼ばれるが、内実は全くの別人が存在する世界」も成り立ちます。 たとえば、Aさんが現実では次のように定義されるとします。 Aさんは女性である。 Aさんは黒髪である。 Aさんは中肉中背である。 (…以下略) これを確定記述と言います。 すると、ある可能世界nには、こんなAさんがあり得ます。 Aさんは女性ではない(男性である)。 Aさんは黒髪ではない(金髪である)。 Aさんは中肉中背ではない(巨大な体躯である)。 …(以下、全ての定義において現実のAさんとは異なる) あくまでも可能な世界なので、こうしたAさんも論理的には可能なのです。 しかしこうなると、現実世界と可能世界nにおけるAさんは、少なくとも我々の感覚では「全くの別人」と言うほかありません。 だとすると、本作のように可能世界の乗り入れ=乗覚が可能な場合、Aさんの自己同一性は深刻な危機に見舞われることでしょう。 全く自分とは異なる特徴を持つ「別人」を、自分自身としなければならないのですから。 こんな世界で登場人物が人格をちゃんと保っている事に、驚きを禁じ得ません。 改筆する機会があるなら、その辺の問題を回避する仕掛けを盛り込んでいただきたい。 なお、表題作の次に収められている「ゼロ年代の臨界点」は恐ろしくワクワクしました。 まる一冊の長編で読みたいです。 その次の、「美亜羽に贈る拳銃」も素晴らしい。 …掲載順どうなっとんねん。 危うく読まずに放り出すところでした。 表題作を読んで即、星一つでケチ付けようと思ったのですが、後続があまりに面白かったのでやめときます。 | ||||
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物語の世界の常識が我々の常識と違うために、初めは理解できなかった事象が途中からパズルのように繋がっていく快感 自分の頭の中では想像できなかった世界がこの本に詰まっている傑作 | ||||
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結論から言うと、最高でした。傑作すぎました。 SFは好きなものの普段頻繁に読むことは無かったので設定を理解できるか不安だったのですが、読み進めていくうちにどっぷり世界観に浸っていました。 全編それぞれの魅力があり大好きですが、特にお気に入りなのは以下の三編です。 「なめらかな世界と、その敵」 「乗覚」という設定だけでも非常に面白いのに、「乗覚障害」という深みまで持っていく…天晴れです。冒頭の一文から惹き付けられました。一体何が起こっているんだと。また、その乗覚障害を抱える人物の心情がとても伝わってきて、この世界にはもちろん「乗覚」はないですから、決して理解し得ないはずなのにどうしてか共感してしまう。終盤は描写とともに胸が痛みつつも爽やかな読後感を与えてくれました。 「美亜羽へ贈る拳銃」 人物達のそれぞれへの思いが残酷なほど綺麗に一方向なのがとても美しい。中盤の神冴美亜羽の人を好きになることについての台詞も興味深かったですし、短編とは思えないほどの充足感を得られました。脳科学というテーマがもう好きなのですが、そこに人間模様と巧みな心理描写を入れてこられてはたまりません。 「ひかりより速く、ゆるやかに」 設定がそもそも好きなのですが、シンプルには進まない感情が絡んでくる場面が特に人間の熱を感じさせました。ちょくちょく挟まれる部分はそういう意味か、と理解したあたりからページをめくる手が止まりませんでした。晴れやかで心地よく澄み切ったようなラストで、この一冊を締めくくるのに相応しい作品でした。とある人物が終盤直接は登場しないところも語りすぎない工夫がなされており非常に好みでした。全部全部明かさないことも文学の醍醐味だと思います。 本当に素晴らしいSF作品集でした。高校生である今出会えてよかったと思ってなりません。 | ||||
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この一冊に収められた作品、すべて読み甲斐があったんだけれど、なかでもじんとしびれたのが、最後の二篇。「シンギュラリティ・ソヴィエト」と、「ひかりよりも速く、ゆるやかに」。 前者のラスト、その壮大無辺のヴィジョンに「うわあっ!」と圧倒され、後者も終盤からラストにかけて、涙がぽろぽろこぼれてきて止まりませんでした。 本書を読んでみたいと思ったそもそものきっかけは、『本の雑誌 2019年10月号』のなか、「新刊めったくたガイド」で大森 望氏が★★★★★を付けて紹介している文章を読んだこと。それから早、二年経ってしまったけれど、こうして読むことができて、本当に良かった! 伴名 練(はんな れん)さん、次の作品集、楽しみに待ってるよー。いつかきっと、出してくださいね! | ||||
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このパラレルワールドはとてもなめらか。「移動」のための特殊な装置も薬品も指輪も、一切の道具は不要。そのなめらかすぎる世界から見た私たちの不便な世界、「カード一枚で勝負するしかない」世界を、あらためて認識する。 | ||||
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著者のSFへの愛が伝わってくる | ||||
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19年度ベストSF国内篇一位に輝いた本だ。 受賞とかベストは頼りにならないことが多いけど、本書は正真正銘の当たりだ。六篇中、過半数が傑作である。 表題作は少女同士の友情にある種の能力を絡めた百合SFの最高傑作だ。うう、ネタバレするので書けない。 発端に感じた違和感が、世界観に直結する。設定で驚き、展開に二度三度と驚かされる。 乗覚障害という発想がすごい。 『ゼロ年代への臨界点』ゼロと言っても2000年ではなく、1900年だ。 日本SFの歴史は、明治時代の三人の女流作家から始まった。架空のSF史なんて、書けるのは作者くらいだろう。 『ホーリーアイアンメイデン』は好みだが、既読だった。 『美亜羽へ贈る拳銃』わかりにくいし、今一つだ。 『シンギュラリティ・ソヴィエト』 月面に降り立ったアームストロング船長は、ソビエト国旗とスターリン像を発見した。 ソ連がアメリカに先駆けてシンギュラリティを達成していたら、という改変歴史小説だ。 「ヴォジャーノイ」対「リンカーン」、東西のスーパーコンピューター同士の戦いが始まる。 人間は戦闘の駒に過ぎないのか。秀逸な電脳SFである上に、姉妹間の愛情が泣かせる逸品である。 『ひかりより速く、ゆるやかに』途中でタイトルの意味がわかると、愕然とする。 奇現象に対して科学的考察やアプローチを試み、周囲の社会状況をしっかり書き込む。これこそSFだ。 こういうのがSFだ。小川一水か小松左京の長編にも劣らぬ読み応えである。 メインキャラの二人が魅力的だ。本書で最も価値のある一篇だ。 日本SFの未来に希望の光を灯してくれた一冊である。 | ||||
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