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(短編集)
よるのふくらみ
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よるのふくらみの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 41~46 3/3ページ
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| 小説が創作である限り、出てくるすべての人に存在感を持たすのは難しい。 しかし、すべての登場人物にもれなく、個別の色をもたせることに成功している。 なぜだろうか。特異なキャラクターを持つ人物はほとんどいず、もれなくふつうの人々だ。 ふつうというのはしかし、傷を持っていたり、問題を抱えていたり、その程度がとてもふつうでリアリティがあるのだ。 きっと、この絶妙に人生に打ちのめされている感が、ふつうの人の共感を呼び、ともに小説の中で癒されていくのだ。 このような、小説は地味だから分かりにくいが、読み手に与える影響は大きい。 小説の最後、兄が自分をさらけ出せる人に出会う。物語の登場人物すべてが、完結することで、とても気持ちよく読み終えることができた。 | ||||
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| 新聞の広告欄で見て、翌日すぐAmazonさんで購入しました。 一気読みで、とにかく期待を裏切らない内容、読み終わりも気持ちよかったです。 知り合いに貸したいくらいのオススメなんですが、いつまた自分が読み直したくなるかが不安なので、貸せないのが現実です(*'∀'*) | ||||
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| ちょっと大人な内容ではありますが、大人が読めば普段平然と起こりえる、起こっている日常のお話です。 世間で指をさされるような行動も、実際そんな正統派ばかりじゃないでしょって思えて、少し安心もしました。 関わって行く人たちのそれぞれの目線で色んな考え方、それが綺麗にまとめられていました。 やっぱり窪さんの書く本は好きだなと実感しました。 | ||||
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| デビュー作と比べることは、あんまりいいことではないと分かっていても、 個人的な感想を言うと、デビュー作と同じくらい良かったです。 この方の書かれる綺麗で、だけど嫌というほど血の通った、気持ちのこもった文章が大好きです。 一読すると、難しいことは書いてない様に感じるんですが、 内包するものは大きいです。 すごくすごく深いと思います。 そうそう、印象に残ったのは、沢山のスーパーボールとそれを集めるシーン。 あの描写って、アレがああしてああなることを表現してるんですよね?きっと。 | ||||
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| デビュー作が物凄く良かったので、この著者の作品を読み続けてきました。 正直ここ何作かは、何か物足りなく感じていました。(特に前作のアニバーサリーは...) 本作を読んで思ったことは、やはり大人のエロスを描かせたときに本領を発揮するのだなということ。 デビュー作が好きな人は是非。 | ||||
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| 「よるのふくらみ」は人間世界の縮図だ。裏と表、本音と建て前の自己矛盾を見事に表現している。真面目に努力して周囲から認められ、性的な関係は家族を構成するための一要素でしかないという建て前世界で生きる男。その男に惹かれ結婚を決意するが、「いんらん」と呼ばれた母の血なのか性的な不満足に悩む女。幼馴染であり将来の義姉である女の性欲を満たしてしまった真面目な男の弟。三者三様の心模様と劇場的な展開がこの小説にはあります。滝川クリステルが全世界に「おもてなし」と宣言したように、人間は「裏」にいつも支配され、現実世界と整合するために苦慮し悩むのだ。この本は「おもてなし」を体現してくれる。 | ||||
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