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(短編集)
よるのふくらみ
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よるのふくらみの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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商店街育ちの幼なじみ。しかも兄弟で同じ女の子を10代から20代に及んで好き、という設定がアナクロ過ぎて現代劇として特殊にすぎる...という第一印象。それを超えてくる強い劇がないことが残念だった。作者があだち充ではなくて山田太一を意識してこの話を構築しているのは大いに分かるのだけど、とても今の物語として読むことができなかった。 それはさて置き、主人公みひろの造形はオーセンティックな女性像でありつつも、旦那は流産を悔やみに悔やむのに、自分はどこか客観的になってしまっているという所が新鮮だった。「やりまん」じゃない女なんて存在するのかな?という世に対する皮膚感覚。今の20代はまだまだ青春の迷い道を彷徨う。それはある意味豊かな時代のような気もする。 女性キャラ、里沙さんやみひろの母、裕太の母はとてもよく描けていると思った。特に、自分がだらしない性格であるが故に、裕太の男としての優柔不断ささえも受け入れてしまう里沙さんはとても魅力的である。恋愛の常として、イーブンな関係なんてあり得ない、悪気のない心が相手を消耗させてしまう事がある。そんな些細なすれ違いがよく描けていたと思う。 みひろが裕太の所に戻ってくるまでのラインが弱いように感じた。彼女は満たされない性欲を抱えたまま、夜の中に放り出されたのであろう。そこからどのような彷徨を経て元フィアンセの弟の所にやってくるのか。この心、出来事の導線がないのが惜しい。 | ||||
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人間同士の汚い出来事に不快感を覚えました。文体もただ出来事を書いてるだけという感じでロマンがなかったです。 私にはこういう本は合わないんだろうなぁと思いました。 | ||||
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“ふがいない僕は空を見た”が面白かったので、同じ作者を選んだが、作風が一緒で残念 | ||||
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意外性がなく、感動がなかった。感情移入ができなかった。もう少し人の心の奥底まで光をあてる小説を書いていただきたい。 | ||||
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しっかり者の兄貴とお調子者の弟が、幼馴染のみひろを好きになってしまう。兄の先手必勝でみひろと結婚までカウントダウンの状態であったが、中絶があり、兄貴が夜の営みに淡白であったため、みひろは兄から離れるようになる。そして弟と結婚する。 女性にも性欲が強くなる描写があり、それが新鮮に感じられた。兄貴が性に対して淡白であることがいまいち共感できない。なぜなら実際問題、性に淡白な人は得てして上昇志向が弱く(あくまでも自分の偏見として)中性的なキャラクターが多かったのに対し、兄貴は町内会でもリーダーを務めたり、仕事にも精力的に励んでいるよう。その点に兄貴のパーソナリティーにリアリティがなかったように思える。みひろという人物も実際に自分のそばにいたとしたら、ちょっと頭が弱いヤリマンとして捉えてしまいそう。 兄貴がみひろを愛してるためにセックスが出来ないことは、兄貴も兄貴で思い悩む事があったんだろうな。 何れにしても三角関係の人間模様を描いてるとしたら、少し浅い感じがする。兄弟のお父さんの浮気相手や、弟がシングルマザーと付き合ったりなどの伏線となるようなトピックもあるが、だからなんだろうと言ったところ。 | ||||
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