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スワン
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スワンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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たくさんの人物が描かれていました。が、どの人物も中途半端なドラマになっていて、一体誰を最重要にしたかったのか、その他の人物の中途半端なドラマの落とし所は???という感想。どこに重きを置きたかったのかわかりませんでした。 オススメはできません。 | ||||
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おれたちの歌、、、、を読んで、スワンに。 おれたちの、程の深み、完成度がなく、ちょっと残念。 しかし、後半に向けての盛り上がりは評価しつつも、唐突感はあり。 | ||||
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途中までは面白いと思ったんだけどね。なんで簡単に人ん家についてくかな。バカなのか?まあバカなんだろうな。 | ||||
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冒頭の無差別殺人に狂気でグッと引き込まれましたが、それ以降、急降下。現場にいて生き延びた人たちの間で、謎解きみたいな会が開催されるにつれて、一気に興味が湧かなくなってきました。おばあさんが殺された理由を探るのが主旨だったといのもインパクトが弱く、そもそも犯人達が無差別殺人する動機の描写が弱すぎだった。警察の捜査とは別に、こんな会が企画されるのか?とか現実との解離も気になった。 | ||||
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何かの説明が始まったと思ったらすぐ別の話題になったり、関係ない記述があったり。 話のアウトラインがつかめないまま殺戮現場の描写が複数人の視点で語られるのですが、みんな嘘ついてるし、偽名のため立ち位置がわからないのでぼやけたまま進んでいきます。 (以下ネタバレ) やっと最後に誰がどの役割だったかはっきりしていくのですが、なにせみんな錯乱ぎみでくどい心理描写のためいまいち共感できない。 結局、読了後も「結局あの会の目的は?」「当初の謎、解けてないのでは?」「主人公が最後まで秘密にしようとする真実、そんなに大切?」という疑問符だけが残りました。 | ||||
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巧妙ともチグハグとも取れる設定のミステリ。まず、大型ショッピング・モールで男性三人組による無差別殺人事件及び自殺事件が起きる。被害者の中には社長の母親の菊乃も居た。なお、題名はモールの名前でもあり、モール中の白鳥広場の名前でもあるが、基本的には「白鳥の湖」(特に白鳥と黒鳥のライバル関係)に由来している。 それから半年後。弁護士を名乗る人物がバレー部の"いずみ"という高校生を初めとして事件当時にモール内に居た5人を匿名で報奨金付きで"お茶会"に正体する。その目的は社長が菊乃の遺体の位置に不信を抱いているので、真相が知りたい由。この時点で幾つかの疑問が湧く。社長が疑問を抱いているのは本当なのか、本当だとして弁護士は本物なのか、5人に絞った理由は何か(あるいは書いていないだけで、他のグループも当っているのか)。ここで、弁護士が安楽椅子探偵の如く真相を透緻すれば順当だが、話を聞くだけ(もっとも4回の"お茶会"を予定しているので、最後はそうなるかも)で、シーンは事件でトラウマを受け休学中の"いずみ"の心理描写へと移る。事件で警備員が世間の非難に曝された事及び同じバレー部の"いじめ"相手の負傷を受けて、"いずみ"は次の非難の的は自分だと脅えているのだ。"お茶会"は3回まで続くが、誰もが嘘を吐いているらしい。 しかし、5人の実名・素性が分かってしまえば弁護士が5人を選んだ理由及び菊乃に関する真相はほぼ明らかで、余り工夫が見られない。また、"お茶会"にそうした意図が無かったとしても、パニック状態にあった人間のチョットした行動・齟齬を罪として責める結果となってしまって後味が悪い。「罪の気持ちを乗り越えて未来へ進もう」というメッセージも虚しい。無差別殺人事件に係わる真相追及と関係者の心理描写とのバランスが上手く取れていない駄作だと思った。 | ||||
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話題になっていたので読む事にしたのですが、兎に角イライラが止まらない作品だった。 一応面白く読めた方だが残り150ページぐらいからは早く終わってくれという思いの方が強かった。 特に小梢の婚約者だがなんだか知らんが鮎川という教師にムカついてムカついて本を放り投げそうになった。本を放り投げそうになるなんてこんな事初めてです。 ここで放りなげたらもう読む事ないと思って、折角何件も本屋探し回って買った本だし、お金も勿体ないし探し回った労力が無駄になると思って、何とか最後まで読んだけどもう2度と読む事はないですね。 無差別テロ事件の関係者5人が集められて一人の女性の死について話を聞かれる事で、この事件の全容が分かってくるという感じですが、びっくりするぐらい回りくどい。さっさと話を進めろよと何度も思った。 しかも最後に主催者がこの会を開いた本当の理由が分かりガクっと力が抜けた。ならさっさと最初に言えや。本当に回りくどい。これこの回りくどさを省いたらだいぶ短縮されたのでは? とりあえずこの会に出た事で主人公は前を向いて進めるようになったとか言ってましたが、この会のせいで殺されそうになったし、もう一人も死にかけたしなんだかな~という思い。 この話のように被害者が非難される事は決して少なくなく、むしろ多いように思うので本当に世界は残酷だと思います。 非難している側はもうちょっと想像力を働かすべき。 自分がその場にいて事件に巻き込まれたらどんな行動をするのか、きっと何も出来ない人の方が多いはず。 なので外野がとやかく言い過ぎで本当に腹が立った。 主人公はとても心の強い子だけど、そこは口に出して反論してよと思う箇所も何度もあった。ちょっとぐらいスッキリさせてほしかった。 こんなお話を書き上げた作者さんは凄いと思います。私なら自分で作っといて発狂もんです。 本当にイライラが止まらないので、心に余裕のある時に読むべきでした。 | ||||
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話がめんどくさい | ||||
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大型モールのテロ事件。巻き込まれたのもごく平凡な一般人。殺戮の様子がリアルすぎておまけに小さい子供の殺される様子も容赦なく出てくるので苦手な人はまず読むべきでは無いですね。トラウマレベルだし。 それはさておき、主人公の少女がまだ16歳なのに現実味なさすぎてねぇ。無駄にバレエの世界なんかも絡めて言葉尻美しくして感動のフィナーレにしようとしてるし興醒め。 貫井徳郎の「乱反射」の不出来バージョン。 それにしても終章ほんの数ページで一気に真相が暴かれる後出しジャンケンは本当に読んでた時間返せ(怒)って思いますよ。 | ||||
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私は40代の男です。直木賞候補に挙げられる作品は他にもあると思います。なぜこの作品が候補になったのか理由が知りたいです。半分まで我慢して読み、あとは、流し読みしました。文章が自分には合いませんでしたし、登場人物にも辟易しました。 | ||||
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「スワン」(呉 勝浩 角川書店)を読む。 埼玉県の巨大ショッピング・モール「スワン」で無差別テロ事件が勃発します。この国において「銃」を手に入れることは容易ではありませんので、3人のテロリストたちは「銃」を作り出します。そのテロに遭遇しサヴァイバルした高校生の<いずみ>がほぼ主役ですね。事件後、1通の招待状によってその事件に関連し、生き残った(いずみを含む)5人の関係者が集められます。理由は、ある死の真相を明らかにするため。ある時間帯の犯人側の動きに伴い、命を落とす側、逃げ惑い、生き残った側の動きがその5人の関係者から<羅生門的に>繰り返し語られていきます。 ショッピング・モールでの大規模テロというと「ソフト・ターゲット」(スティーブン・ハンター)を想起します。そして事件の後、関係者が集められて。。。というシチュエーションは、今年読んだ「名探偵の密室」(クリス・マクジョージ)にも似ていますが、何かとても不自然ですね。 まずは、作り出された「銃」+日本刀によって多くの犠牲者が残されたこの<スワン事件>を読者が信じられるかどうかが創作物としての関門だと思いますが、のっけから私は信じられませんでした。実話に基づく映画「静かなる叫び」(ドゥニ・ヴィルヌーヴ、傑作!)、Netflix映画「7月22日」(ポール・グリーングラス)を観てしまった後では、巻頭で語られるこの事件が、ただのパラパラとしたシューティング・ゲームのように見えてしまいます。リアリティの話をしているわけではありません。とてもぎこちない、稚拙な無差別テロ。幼稚な犯人たち。 フラッシュ・バックを多用し、ロジックを整然と組立て直していく作者の筆致はとても丁寧で好感が持てること、SNSが蔓延させるアノニマスとしての「悪意」、いじめというこの国に内在するネガティブな「気分」を浮き彫りにして秀逸な部分もありますが、バレリーナでもある主人公いずみをある有名なバレーの演目をオーバー・ラップすることで描き切ろうとする試みは、残念ながら伝わらなかったと言えると思います。 作者がこのテロ事件が社会性を帯びるようにといくら仕向けたとしても流された多くの犠牲者の「血」が見えてこない以上、この物語はロジックの整ったパズラーのようなファンタジーとして私の中では忘れ去られていくことになります。 | ||||
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