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スワン



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【この小説が収録されている参考書籍】
スワン
スワン (角川文庫)

スワンの評価: 3.78/5点 レビュー 40件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.77pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全25件 1~20 1/2ページ
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No.25:
(5pt)

面白い

最序盤から圧倒されました。その後にその裏側を丁寧に紐解いて行く構成は斬新で、今年読んだ本の中ではトップクラスに楽しめました。
スワンAmazon書評・レビュー:スワンより
4041086396
No.24:
(5pt)

理不尽

呉勝浩氏の作品は初読み。凄い作品だと思った。被害者なのに悪人になってしまう理不尽さ。切羽詰まった時に人間がとる行動。自分ならどうなるだろう。それにしても、スワン、白鳥、バレエ。上手く掛け合わせている。映像で観たい作品だ。
スワンAmazon書評・レビュー:スワンより
4041086396
No.23:
(5pt)

とてもいい小説の感想は「とにかく読んで」という短文になりやすい

近在の老若男女が集まる巨大ショッピングモール「スワン」、よく晴れた春の休日にこの建物内で複数の男による凄惨な無差別殺人事件が起こる。3Dプリンターで模造されたたハンドガンと日本刀によって無意味に殺害されたのは、老人、老婆、若者、子どもを含む21人という悲痛な事件。しかしこの小説においてこの事件は起点に過ぎない。からくも生存した彼女ら彼らのうち数人が事件の謎を解明するべく「お茶会」に招かれる――

 とてもいい小説の感想は「とにかく読んで」という短文になりやすいが、これもそんな一冊。

 作中にもあるようにモチーフは「悲劇の総括」。犯人は卑劣にも「自決」という手段をとることで、否が応もなくその罪を生存者たちに押しつけることになる。事件の部外者が「生存者に罪人の烙印を押す」心理、そして生存者たちの、あのときの行動は間違っていたのではないか、もっと他にやりようがなかったのか、という自責の念が登場人物たちを苦しめる。これも作中にあるように「すでに起こってしまい、終わってしまった悲劇」すなわち「もはや絶対に解決しないこと」をあえて「乗り越えようとする」という重いテーマにこの小説は真っ向から挑んでいる。

 それにしても、事件の描写や文章で、あきらかに作者が映画、映像が好きなタイプだとわかるのに、「ミステリ小説」というトリックに拘泥しているため、却って「映像化不能」になっていることが逆説的でとても興味深い。そして呉勝浩の描く女性主人公はとても魅力的。
スワンAmazon書評・レビュー:スワンより
4041086396
No.22:
(5pt)

★4つが不思議なくらい良い作品

とても良いのですが、なぜか全体では★4つくらいの評価。初見ではいろいろと複雑ですが、最終的な納得感は高いと感じました。この方の作品は初めてでしたが、他のも読んでみたいですね。
スワンAmazon書評・レビュー:スワンより
4041086396
No.21:
(5pt)

呉さんの中で一番好き

ひさしぶりに夢中で読んだ! って感じの本。
爆弾もいいけど、スワンが一番好き
スワンAmazon書評・レビュー:スワンより
4041086396
No.20:
(5pt)

映画ブラック・スワンのような

バレエをしているミステリー好きなので、とても楽しめました。
映画ブラック・スワンを彷彿とさせる場面もあり、映画を観ているとバレエ部分の描写も分かりやすいのでは、と思いました。
最初から最後までずっと続きが気になってやめられない、最高の読書体験でした。
スワンAmazon書評・レビュー:スワンより
4041086396
No.19:
(5pt)

悲劇と向き合う方法、乗り越えるための手続き。

呉勝浩さんのミステリー小説『スワン』
大量無差別殺人を前段に、奇妙なお茶会で生存者それぞれの真実が明かされる。悲劇に向き合い、乗り越えていく物語。
最後まで物語を盛り立てていく作者の構想力が圧巻でした。
全体的に明るい小説ではないですが、特に、安全な客席から物語を好き勝手に言う世間や人間の身勝手さは、いや〜な気分になります。
スワンAmazon書評・レビュー:スワンより
4041086396
No.18:
(5pt)

主人公の成長が清々しい

他の人が書かれてる様に、私も最初のテロパートが終わって人狼ゲームみたいなパートが始まったときにちょっとテンションが下がりましたが、これはこれで楽しく読めたし、最後まで読んで本当に良かった。
青々とした若い力の逞しさと誠実さにぐっときました。
スワンAmazon書評・レビュー:スワンより
4041086396
No.17:
(5pt)

優れた推理小説であり、被害者目線の「始末記」

埼玉県の大きなショッピングモールで白昼起きた悲惨な殺戮事件。男がふたり、無差別に27名の人間を
殺戮する。男たちは自害したため、刑事事件としてはこれ以上の展開はない。だが、数か月後
その事件で亡くなった老婆の息子が、自分の母の死の真相を知りたいという理由で弁護士に真相
究明を依頼する。そして集められたのが、事件の関係者や現場で難を逃れた男女5名。彼らは何者
なのか、事件のなぞとはそもそも何なのか、皆から情報を聴き出そうとするこの弁護士はどこまで
知っているのか。読者も最後までこの事件の「謎」の意味が分からない。そして最終的にはその謎は
真相と共に明らかにされるが---。この作品は、日本推理作家協会賞と吉川英二文学新人賞を
受賞しているが、それから分かるように単なる推理小説ではない。被害者の視点から書かれた
大きな惨劇の始末記なのだ。全く何の罪もない人々が巻き込まれる無差別な惨劇。被害者やその
関係者は黙ってその大きな荷物を一生背負いこまないといけないのか。推理小説としても極めて
上質であることは事実だが、被害者たちの「罪と罰」のあり方についても深く突っ込んだ良作品だ。
スワンAmazon書評・レビュー:スワンより
4041086396
No.16:
(5pt)

心理劇です

読み進めば、怪しい輩はみな怪しいと分かってくるが・・・。
スワンAmazon書評・レビュー:スワンより
4041086396
No.15:
(5pt)

映画化すべき

爆弾に衝撃を受け、図書館で借りて午前中で読破。年を取ったせいか、一気に読まないと訳が分からなくなる。
それでも、途中まで読んで、また最初から読んで、納得したりもした。高校生のころは、一日に松本清張を3冊読んで
気分がよかったが、最近は頭がつかれるということに気づき、読んでは閉じ、閉じては開いて、近くに菓子を置きながら、読了した。
 内容については、皆さんが書いてある通り、多分越谷のレイクタウンで起きたであろう、銃撃とその後のお茶会の話です。午前中で読むには、それなりに飛ばして読んでいるので、細かいところはわからないままです。
 それでも、2発の銃弾を子供に打つということで、いろいろそれまでの流れがわかりました。

 私にとって、内容は面白かったことより、半日で読み切った感が、これからの読書に自信を持てたほうがよかった。何せ、返却日を過ぎておりましたから。
スワンAmazon書評・レビュー:スワンより
4041086396
No.14:
(5pt)

主人公の吐露した諦観とかすかな希望に・・・

●速いテンポで描かれる無差別殺戮事件は、映画を観ているような臨場感。しかし、本書はその後の
「お茶会」がメインテーマなのだった。すでに犯人は自死し、事件は解決したはずなのに。何が問題
なのか?いったい何が起きようとしているのか?もしかしたらこれはホワットダニットのミステリな
のか?
 疾走感あふれるプロローグに比べ、その後の展開は精密な論理構築。同じ様な問いかけが閉鎖空間
で、かつ細部にわたる繰り返しに息がつまりそうだった。
 それを補って余りある評価はやはり主人公いずみの独白。人間の二者択一の考え方に対する諦観と
それにオーバーラップさせながら踏む白鳥か黒鳥かのステップ。心の奥に隠された叫びは読む者の胸
を熱くさせる。このエピローグの数ページは奔流に呑み込まれそうだった。
スワンAmazon書評・レビュー:スワンより
4041086396
No.13:
(5pt)

現代版「白鳥の湖」、スワンは踊り続け。

大惨事の無差別銃撃事件。
いきなりボルテージは上がること、約70P。
その1時間は、”瞬間瞬間、決断と行動を繰り返しながら過ごした”だけだった。
事件の当事者である16歳の少女、その後の物語を描いた。
責め立てるSNS社会は悲劇に理不尽を生む。
「白鳥の湖」、オリジナル版と改変されたプティパ版は語る。
スワンAmazon書評・レビュー:スワンより
4041086396
No.12:
(5pt)

初直木賞候補

作者の作品は『爆弾』、『おれたちの歌をうたえ』、本作と読んできた。3作とも直木賞候補になっている。

この作家は“つかみ”が巧みで冒頭から一気に読ませてしまう。
ショッピングモール「スワン」で無差別銃撃事件が起こる。すぐ銃撃が始まるのでもう止められない。

そこに居合わせた5人がその時の状況を語っていくのだが、誰もが隠し事があるといった展開である。
実際に起こってもおかしくない話なのでとてもリアルである。

架空の話ではなくても実際起こった事件の被害者やその家族は、被害者なのに理不尽な誹謗中傷にあう。事件後もトラウマに悩ませ続けられる。想像はできるのだけれどそれは、実際当事者にならないとわからないだろうと思う。けれどかなり主人公の女子高生の女の子に感情移入させられた。

生きていかなくてはならないのでそのトラウマから逃げずに立ち向かわなければならない。主人公は葛藤を繰り返しながら見事に立ち向かう。真実に近づいていくクライマックスはもう止まらない。

単純に面白エンタメ作というだけなら直木賞候補にはならない。
作者は3作連続直木賞候補になっている。自分にとって新作出たら“即読み作家”の一人になった。
スワンAmazon書評・レビュー:スワンより
4041086396
No.11:
(5pt)

一気読み

月に1冊ほど読んでいた時に3日程度で読み終わりました。
ストーリーは面白かったですが、ところどころ文章がくどく感じました。
スワンAmazon書評・レビュー:スワンより
4041086396
No.10:
(5pt)

イッキでした。

イッキに読んでしまいました。頭の中で映像が次から次と。読みながら映画を見ているようでした。
スワンAmazon書評・レビュー:スワンより
4041086396
No.9:
(4pt)

さすがに直木賞候補作

途中、いじめ問題が出てきてイヤミスになるかと心配したが、そこだけで終わって後は一気に読めた。それにしても、ショッピングモール一棟の長さが1200メートルとは、都会にはすごいモールがあるものです。
スワンAmazon書評・レビュー:スワンより
4041086396
No.8:
(4pt)

構成の妙味

最後まで真実を求める読者を引き付ける。
殺人事件の生き残りがある部分で真実を隠しながらも、真相に迫っていくスタイルは古典的ではあるものの、現代のスタイルとしてショッピングモールを舞台にした点でうまく物語は転がっている。
バレエを絡める点については、必然性は薄く却ってくどい説明口調になってしまう好き嫌いはわかれるだろうが、あえてスワンに引っ張られる必要はなかったと思う。
登場人物達の違和感はどうしても生じてしまうが、それでも全体的にラストまでダレることなく楽しめる。
スワンAmazon書評・レビュー:スワンより
4041086396
No.7:
(5pt)

大きな事件の裏に大きな事件がある

ショッピングモールの湖名川シティガーデン・スワンで無差別殺人事件が発生。犯人グループの二人は、さんざん殺害した後に自殺を図る。

日曜日にスワンスカイラウンジに行くことを習慣にしている菊乃は被害者の一人。不自然な場所で殺害されており、その真相を解明するために、弁護士が“お茶会”を開催して、スカイラウンジでの生き残りである片岡いずみらから当時の状況を聞き出す。

事件の犯人が悪であることには間違いない。ただし、被害者の中にも小さな悪があり、当事者にとっては許しがたい悪になることもある。表の事件に隠れた小さな事件が大きくなり、人生を狂わせる状況はいつ誰にでも起こってもおかしくない。自分の身になって考えると、恐ろしい。そんな裏側の恐怖を体験した。
スワンAmazon書評・レビュー:スワンより
4041086396
No.6:
(5pt)

コスパ良し!

この値段で状態が予想以上でした。
スワンAmazon書評・レビュー:スワンより
4041086396

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