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小説 シライサン



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【この小説が収録されている参考書籍】
小説 シライサン (角川文庫)

小説 シライサンの評価: 3.36/5点 レビュー 39件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.36pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全21件 1~20 1/2ページ
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No.21:
(4pt)

軽いホラー

平易な言葉で書かれてて、怖すぎず、さらっと読める。
口伝タイプの呪いが発生する条件を理屈っぽく考えるなど、乙一先生らしいユーモアもたのしかった。

最高傑作では全くないと思うけど、ちゃんと面白くて気軽に読めるホラーという意味で、求めていたものにハマって、まんぞく。
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No.20:
(5pt)

一番きつかったのは……

え? あれ? リングの二番煎じ? という感じで終わってしまい消化不良だったが、Amazonレビューを読んでナルホド!

謎が解けると、あぁ乙一らしいすごい仕掛けの本だなと感心した。自分にしては珍しく、軽く読み直しまでしてしまった。

!!以下ネタバレ注意!!

そうすると、前半の冬美の心情「夫はやる気を見せている。良いことだ。」という文章がとても怖いことに気づく。

一番きつかったのは、旅館の青年・俊之が殺される場面。生前に俊之を大切にしてくれた父の声で「死ね」と言われるのが、我が身に置き換えるとゾッとしてしまった。
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No.19:
(4pt)

映画を見た人は読んで

映画がチンプンカンプンだったので読みました。
なんで?が解消されたし、1番怖いところがラストに描かれていてなぜここをカットしたの?!と不思議です。
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No.18:
(4pt)

ホラーとしてはイマイチ、乙一作品としてはまぁまぁ?

あらすじ見て「ホラーとしては陳腐かも」と思いつつ、乙一作品だからという期待で読みました。

題材としてはリングに近いもので、斬新な怖さはなく、呪われてしまった者同士で協力して原因を探ってくという予想通りの展開です。
ホラーでよくある、登場人物に「なんでそこでそうする?!」とツッコミたくなる所もあり…
文体は読みやすいのでスラスラと読めますが、ホラーとしては少し退屈でした。

それでも乙一さんだから、きっと何かは仕掛けてるはず…と思って最後まで読み進めたら、やっぱりただでは終わらなかった!良かった…

最後まで読むと、前半に出てくる登場人物のセリフや描写が違う意味で捉えられたり、呪いの根源についても良い具合にぼかしてるので、何パターンが可能性が想考えられて楽しめます。

なので乙一作品に期待してたものは得られたという言う意味では満足です。
それでも過去作と比べて良かったかと言われるとそこまででもないので、☆3.5位の気持ちです。
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No.17:
(5pt)

ネタバレあり。

亡くなった娘を取り返す為に巻き起こるストーリーだと念頭に置いて再度読み直そうと思います。それだけ特別な存在だったと本文にあり、亡くなった一因に夫のせいだと思っている節があり、夢の中での会話も取り戻そうとする母の意志を匂わせてる気がする。最後の船に乗っていた女の子こそお供えが規定量に達した見返り、つまり娘なのかと。
とても面白かったです。
私も子を持つ母。何がなんでもまたこの手に抱きたい母の気持ちは理解出来、読後に不気味さは残らずなんとも切ないような…形容しがたい気持ちになりました。
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No.16:
(5pt)

怖すぎてびびりました!

前半にあったある登場人物の意味深な独白が伏線として最後に回収されて色んな意味で恐怖でした。
前半の独白はそんな辛いことは中々受入れられないよねと同情したのにまさかの動機になってたとは!
途中で謝っておいて実はわざとだったのかもしれないというのが本当にホラーです。
怪の正体も発生原因は解き明かしても、それ自体が何なのかは程よく謎というかベールに包まれた状態であえて終わらせてるのが余計に恐怖でした。
全体としてしっかりとしたホラー小説で面白かったです。
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No.15:
(5pt)

オチの巧さ、さすが乙一

ありきたりな設定で、ホラーとしてはまずまずかな?という感じでしたが、話の構成具合が乙一らしいなと思って読み進めていました。そして、最後の最後でこれこそが乙一だ!と思わせる素晴らしさ。ここまでの話の展開と最近シライサンが現れ始めた理由が明らかになってスッキリしたと同時に色んなことも気になりはじめてしまいました。
ちなみに小説を読んだあと映画を観たのですが、シライサンのビジュアルが思ってたよりしょぼくて残念でした。ストーリーは時間的に仕方ないとして、シライサン……いうほど目が異様に大きくないじゃん…
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No.14:
(4pt)

いらないけど欲しかった答え

とにかく映画版が怖過ぎたことで3日はシライサンに殺されるかもしれない恐怖に耐えなければならなくなってしまった訳で、どうせ死ぬならとことんシライサンに関して詳しくなろうということで本書をアマゾンポイントを使い無料で購入しました。

映画版は本当に怖かったwww

映画版はホラーゲームで言う【バッドエンド】というやつでしょか…?
俊之が一度生還したにも関わらず死んだ理由が痛いほど分かる救いの無い最悪のシナリオでした。

小説版はどこかで時間軸がずれたような感覚で内容に相違がみられ、シライサンと遭遇するシチュエーションやその後の展開も異なっていました。

映画版の1シーンで語られたシライサンの謎に関して、承認欲求などでも、単に寂しかったからなどでもない、シライサンの正体がこの本に記されているのだと思います。

それ以上は求めていなかったし納得のいく内容でした。

それと同時に、映画版の例のシーンでなる鈴の音は…

とか考えるとまた怖くなるので、もう次にいきたいと思います。
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No.13:
(4pt)

映画版観た人は是非こちらも

映画版のラストが気に入らなかったので、小説版も読んでみようと購入。小説版の方はまあまあ納得。
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No.12:
(5pt)

乙一ファン納得の作品

乙一の作品は全て読破してる身としては、今作もノンストップで一気に読める出来。ただどっかで読んだことなあるなあと感じる内容だったのは否めない。映画化もおおよそ出来栄えが予測できる気がする。
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No.11:
(5pt)

読後の後味の怖さが格別!

いやなかなか怖かった。怖いシーンの語り口がほんとに怪談風でなかなか手練れのワザですね。いろんな登場人物の視点と時間が交差し、それが集結していくさまがおもしろく、読みだしたら止まらない。途中の伏線も効いていて、読後それに気付いて想像する後味の怖さは、格別!そして、あまり深くは描かれていないが、友人、兄弟、夫婦の中で、登場人物が抱えている心の闇もいろいろ想像すると怖い。
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No.10:
(5pt)

乙一得意の憑依ものです

乙一は、他人設定を利用して、上手にやり、かつ手業を見せつけるのが好きであり、そして得意だと思いますが、これは、違うけど、それに近いように思います。鈴木光二という作家がいて、そして、呪いのビデオ、貞子、みたいな、作品群
というテイストをあえて、とってますよ、という形にしている。
そう言うのが好きな人は良いけど。僕はあの呪いのビデオからして、どうしてそうなるんだ、みたいのがないから(しかしどうとってつけてもビデオから人が出る理由はないのだが)ハマらないので
これもハマらない(こういうのできますよ、という嬉しそうな手腕は大したものですが)目玉がどうこう
ホラーとはこうしたもの、という約束にすぐ入れる人はいいけども。
ちなみに乙一デビュー作も、死体が語り手という変なものですが、描写に妙な説得力ありました。この作品は他のものに埋もれてしまうような形で、デビュー作より落ちます。
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No.9:
(5pt)

???「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」

普通にネタバレしてるので未読の方はご注意ください。

すごい読みやすかったです。一気読みしてしまいました。他のレビューにもありましたが確かに脚本っぽいかも。前半は良くも悪くも普通でしたが、後半から超好きです。

よく言われるように笑いと怖さは紙一重であり、そのファクターとして重要なのはギャップです。明らかに反社っぽい人達の中に、刃物を舌舐めずりしながらこちらを見つめてくる三白眼の男が混ざっているよりも、ほんわかニコニコした幸せそうな一見“普通の”おばさんが溶け込んでる方が異質感があって私は怖いです(前者も怖いけど)。

なんか本編後半の怖いけどちょっとシュールギャグっぽい感じが良かったです。(私は「貞子vs伽椰子」が好きです)そこからの落差にも感動しました。

・実在しないはずの、見えないはずのモノが語られるうちに実体を持ち、現実に影響を与えるようになって見えるようになる方が怖い?

・見えていたはずなのに実際には見えていなかったことの方が怖い?
ていうかお前いつから知っていたんだって感じですね。愛と狂気はたぶん同じ成分なんだぜ!

どちらもめちゃくちゃ怖いけど、どちらか選ぶなら?この問いかけが非常に面白かったです!!

これから先、戯言が続きますが物語の核心に触れる情報があるので未読の方は絶対に読まないでください。絶対に。

既読の方はネットに漂うシライサン怪談としてテキトーに読み流してください。

未読なのに読んでしまったら貴方は……

そういえば、Oculus Quest版シライサンも楽しみです。
振り向いたら絶対ヤバイやつ…
VRとの相性が最凶のホラーコンテンツですね。Oculus Storeでの配信が待ちきれません!ていうか配信しますよね?1000円までなら課金します。

閑話休題

波線部以下注意

ーーーーーーー

親友の目ん玉が目の前で爆散したり、目を閉じてみる夢では「女」を見たり、人と目を合わせるのが苦手だったり、色々と散々な目に遭っているメイン視点登場人物、瑞紀ちゃんに注目。

シライサンや湊玄温泉などの名前の由来について言及しているからこそ、かなりのこじつけですが気になるのは山村瑞紀の名前です。

瑞紀の名前の由来と漢字の成り立ちについてGoogleで検索すると検索上位のサイトに以下のような記述があります。

瑞紀
瑞(良い事、めでたい事)紀(はじまり)という意味で、「授かったこと、生まれてきてくれたことが良いことのはじまりだ。」


ヘンの「王」は玉を、ツクリの「耑」は髪をなびかせる神職の人を表す。組み合わせて「お祈りされた神聖な玉」を指すように。


「己」は糸を巻き取る「糸巻き」の形を表し、これに「糸」を組み合わせて「糸を巻き取る」様子を表現している。

おやおや……

そういえば、カバーにもどこまで続いているのか分からない真っ赤な糸が走っていますね。糸は一体どこまで続くのでしょうか。連続的なものなのか、断続的なものなのか。果たして終わりはあるのか。

また、サン(SAN)=山(YAMA)と読み替えて、登場人物の名前でアナグラムを行うと…

石森(ISHIMORI) × 山村 (YAMAMURA) →SHIRAISANのアナグラムが成立する。

石森(ISHIMORI) × 間宮(MAMIYA) →アナグラムが成立しない(Aが1つ足りない。重複を許せばSHIRAISANになる)。

山崎でも山里でも(YAMA)、真田でも野坂でも(SAN)、成り立つがそんな登場人物もいないし。後半のモブについては確かめていないので、もしかしたら…?

物語を作る上で別に山村瑞紀の名字が間宮で入れ替わっていてもいいし、むしろ素直に物語を読むならば、そちらがある意味自然というか…

解釈の余地を残すからこそ物語(=呪い)は語られ、人に影響を与え続けるのかもしれないですね、ということで。

最後にちょっとだけ気になるのが当時のw少年が生き残れた理由です。
名前を記憶していなかった?小学生なんてそんなもん?でも日記書いてるし…なんででしょうね。
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No.8:
(4pt)

ラストの解釈

誰もここでは指摘してないし、作中でも明言されてないけど、ラストで間宮冬美の所にいる女の子は本当に「親戚の」女の子なのか

実際瑞紀はその子の後ろ姿しか確認しておらず、しかもそれすら冬美に遮られる

冬美が「石森ミブ」の子孫なら「お供え」の結果、死んだ娘を返してもらったんじゃないか
では彼女は本当は瑞紀や春男に嘘をついていて、バージョン違いの創作の裏で拡散していたのはまさか。。。
憔悴してるように見えなかったのもつまり。。。

予想もしない部分でホラーを感じました。
話の本筋自体は手垢がつきまくったJホラージャンルのまんまですが文章力があり怖く、新鮮味があってよかったです

流石の乙一さんでした。
続編あるなら見たいですが無くてもいい終わりかたですね、ある意味
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No.7:
(4pt)

コミック版から入りました

コミック版を偶然買ったら面白かったので、
こちらの原作も読んでみました。

内容は全然違いますが、読みやすくて引き込まれました。
怖さというか興味に引っ張られる文章。
感情移入という点ではちょっと弱いですが楽しめました。
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No.6:
(5pt)

どうか私のところには現れませんように。

石森ミブの話から怪談の起源などは知れたものの、結局シライサンが何を目的として怪談を知った人々を襲っているのか分からずじまいでした。物語の中心にいた瑞紀と春男も距離は縮まったがそれ以上はという具合。しかし、日常が異形の存在に侵食され死に至るという恐怖は感じたし、最後に完全解決という話にはならなかったため、シライサンの脅威は残されたままです。そして、読者側も怪談を読んだ者の一人になっているのでしょう。ネットを経由して古典的な怪談が広まってしまうのも現代的だなと。死者と、残された密接な関係の生者の境界と邂逅が一つのテーマなのかな。
でもまあ、腑に落ちないところはありましたが、全体的には面白かったです。映画化されるらしいので、楽しみです
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No.5:
(4pt)

乙一。映画監督やるんだって!!(応援しています)

読了(*Ü*)
乙一らしさを求めると少し物足りない。物足りないという言い方はホントに失礼ですごめんなさい。自分の中ではデビュー作や、最近だと山白朝子名義の「私の頭が正常であったなら」が、とても良くて期待値があがってしまいました。

2021年の新春に劇場版化が確定している作品なので、脚本感覚で読んだら面白さも倍増すると思います。チキンな私は劇場には足を運べませんので、ホラー好きの方なら楽しめる逸品です!!最後がイチバン乙一先生ぽかったかな。面白さはあります。
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No.4:
(5pt)

後を引く恐怖 取り憑かれたように読めました

長い本ではないというのもありますが夜中にかけて一気に読みました
途中視界の隅が気になるような程、中々の恐怖感
読みやすさ、内容の魅力、世界へ引き込まれる感じは流石乙一先生!と思って読みました
小説 シライサン (角川文庫)Amazon書評・レビュー:小説 シライサン (角川文庫)より
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No.3:
(5pt)

映画が待ち遠しいです!

個人的な意見ですが、やはり乙一さんは「百瀬〜」のような恋愛作品よりも、今回の様なホラー系の方が彼の魅力が存分に出ていると感じます。俗に言う、「黒乙一」ってやつですね笑。期待を裏切らない面白さでした。とにかく読んでみて!
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4041087600
No.2:
(4pt)

リングの劣化バージョンではないかと思う

乙一ならではの感性があんまり感じられない。面白くなくはなかったが, もっと面白く書くこともできたんじゃないかな。
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