■スポンサードリンク
敦煌
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
敦煌の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全93件 81~93 5/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人生、落ちているようで落ちていない。 流されているようで、結果流されていない。 意思がないようで、強い意志がある。 そんな主人公が始めは頼りなく感じましたが、最後は本当に強い意志を持った、力強い人に変化していきました。 読み終わった後には、自分の日常がちっぽけに思えます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品は”小説家”の類稀な想像力が発揮されていると思う。わかっていることは敦煌で歴史的な発見があったことである。貴重な経典類が見つかり、そこにいた中国人は英国、仏国に僅かな代価で売り渡してしまった。その歴史的価値は計り知れないものがあったが、当の中国人はその価値がわからないでいた。経典を敦煌に隠したのは誰か。どういった経緯でそこに隠したのか。誰も知らない。そこから小説家の想像力は壮大なロマンを思い描き、恋心に命を賭ける男たちの物語が埋め込まれている。想像力は事実を模ったのであろうか。これは歴史の謎に迫る小説家の挑戦でもあるだろう。敦煌という地に付加価値をもたらした想像力の凄まじいばかりの力に圧倒される思いである。、宋の時代の中国に関心のある方にはお勧めである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
科挙に失敗した趙行徳が売りに出された全裸の女との出会いから西域に興味をもち、西域に行き、戦闘に加わり、最後は千仏洞莫高窟に多数の仏典を埋蔵する話。物語の場所が西域で、登場人物の民族も様々であり、ロマンをかき立てる。漢人、チベット系、モンゴル系、イラン系など様々な民族が行き交い、覇権を争った地域。「月の砂漠をはーるーばると」という歌を思い出した。日本人はなぜシルクロードが好きなのだろう。日本人のルーツとして記憶に刷り込まれているのだろうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
趙行徳の数奇な運命.科挙に失敗した所から物語は動き出す.彼の生き方を定めた二人の女性.全裸で売りに出されていた女と王族の生き残りの女.時に流され,時に自ら切り開く彼の生き様を見よ. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画「敦煌」の原作本。 中国の敦煌に行ったとき、ロケ地の敦煌城に行ってみました。4億円をかけて作った城ですが、衣装などにも4億円程かけていますから、この映画のスケールがわかります。 僕は、この本を、映画を見た後に読みました。 「莫高窟で発見された多くの書物が、誰が何のために埋めたのか」をコンセプトに書かれた物語ですが、井上靖さんの西夏文字と文物に対する博識に驚くと共に、壮大なスケールの創造性に感嘆しました。 僕は、この書を通して中国の歴史と文化に興味を持ちました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
う~んこういう人生もあるんだなぁ、と唸りました。 そして、読み進むうちに自分がどでかい大陸の中で、作中の人物達と生きているような気分になりました。壮大な気分に。 井上靖作品の中では日本を味わいたいとき「しろばんば」、中国を味わいたいときは「蒼き狼」かこの「敦煌」でしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ちょっと故あって中国西域を旅行することになったので読んでみた。 敦煌近郊の千仏洞で多数の仏典が発見された史実に基づく良書である。甘州、粛州、そして沙州(敦煌)といった西域との交通の要衝の覇権を争った宗、西夏、吐藩との戦乱の中で、なぜ貴重な仏典が20世紀まで眠っていたのかを描いた小説である。 最後に尉遅光が雷死するのはご都合主義の気がしないでもないが、それでもこの小説の価値が下がるものではないだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現在の敦煌は既にコマーシャリズムと近代化がすすんでいるためかつての栄光と騒乱の時代を知るには書籍しか手がかりがない。本書はこのシルクロードのロマンをと歴史そして栄華衰退を飽きさせることなく読ませる素晴らしい小説。全てが美しい文章で綴られている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
20世紀初頭に発見された膨大な量の経巻類。何百年もの時を生き延びた、それらの経巻類の背景をフィクションで描き上げた魅力溢れる作品。フィクションとはいっても、史実に忠実に絡ませて描かれており、年表等を睨んでいるよりも遥かに生き生きとこの時代について学ぶことができるのではないだろうか?巻末の注解だけでも、私のような無知な人間には十分な学びの機会だった。井上氏ならではの表情豊かな文体によって、あらゆる意味での中国という国のスケールの大きさを実感し、趙行徳と共に旅をしたかのような読後感を味わうことができた。 読み終えた今、実際にその場所へ旅に出たい思いに駆られている。 これこそが、この作品の魅力の証かも知れない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
西æ¦ä¸ãäºå...å¹'ãä¸å½ã¯å®ã®æä»£ãè¶è¡å¾³ã¯ç§'æã'å-ã'ãããã«ãé½ã¸ä¸ãã£ã¦ããããåæ ¼ç¢ºå®ã ã£ãã«ããããããã²ãã"ãªã"ã¨ãã試é¨"ã«å¤±æ-ã-ã¦ã-ã¾ããå¸å 'ã§è¥¿å¤äººã®å¥³ã'æ'ã£ã¦ãã£ã¦ãã西æ-¹ã«æ¹ããã西å¤ã®æ¼¢äººé¨éã«ç·¨å...¥ãããè¡å¾³ãã西å¤ã«æ»...ã¼ãããæ¦ç...ã®ç"ºã§è¡ãªã£ãå¾³ã¨ã¯ã»ã»ã»ã äºåä¸-ç'åé ã«æ¦ç...éå¤-ã®å仿'ã§ä¸å·»ã®çµå...¸ãçºæãããå²å®ã'å...ã«ã主人å...¬è¶è¡å¾³ã漢人é¨éã®éé·æ±ç礼ãå人å°é...å...ãªã©ã®é...åãããã£ã©ã¯ã¿ã¼ã'é...ã-ã¦åµããã'ãæ'å²ãã£ã¯ã·ã§ã³ã ä½ãã«çªãåããããããã«ãã-ãã-信念ã'æã£ã¦çµå...¸ã'æ'ãåºãè¶è¡å¾³ã®å§¿ã¯ãã»ã¨ã"ã©ãã£ã¯ã·ã§ã³ã¨ã¯æãã¾ãã"ãããã¯ãå¾ä»£ã¸æ®ã-ããæé«ã®ã-ã¬ã¼ã³ãã¯å...人ã®ç"ããè·¡ãç¥ã®è"ç©ã'ä¼ããã"ã¨ã ãããä¿¡ãã¦è!¡åã-ã人ãå®å¨ã-ãã¨ããäºå®ãããã°ã"ãã§ã-ãããããã¼ãããã«èªã"ã§ã-ã¾ãã¾ã-ãã | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これを読んだのは高校生の頃でした。三国志にはまり、中国の西域地方にはあまり注目していませんでしたが、これを読んで中国の人材の豊富さ、スケールの大きさに改めて注目させられました。まるで史実であるかのような迫真力があり、敦煌を一気に有名にした作品だと思います。いつか敦煌に出かけて主人公の追体験をしたいと思わせてくれます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
NHKスペシャル"シルクロード"の再放送を見た後、なんとなく書店でこの本を手に取ったのですが、結果として読んでよかったと思います。非常に良い歴史小説でした。 壮大な史実の流れとその中で生きる人間たちの姿を通し、喜び、悲しみ、友情、憎しみ、強さ、弱さ、安堵、恐怖など、人間の持つさまざまな感情が見事に描かれています。 まさに歴史と人間が織り成すロマンを感じられる一冊でした。そのうち映画も見てみようと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画のイメージが先行してなかなか手にとる気が起きなかったのですが、いざ読み始めると物語のなかに深く取り込まれてしまい、最後まで一気に読みほしてしまいました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!