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流浪の月
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流浪の月の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全459件 61~80 4/23ページ
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少女が幼い頃に知り合った青年とのつながりを描く異色の作品です。 少女と青年の、その後の人生と、その周囲の人間模様が素晴らしい。 凪良ゆうさんの描く人物描写が繊細であり、面白味があり、味があり 物語に引き込まれました。今後の活躍に期待したいです。 | ||||
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一気に読めました。 良かった。映画も見たいと思い、借りてみました | ||||
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日々の生活が無常の幸せに包まれていたとして、 もしその幸せがあっという間に崩れ去ってしまったとしたら――。 1人の少女は世界中の哀れなものすべてに共感し、 世界からはじき出される側にまわってしまう。 小説の冒頭にある “善良な人たちの好奇心を満たすために、どんな悲劇も骨までしゃぶりつくされる” という一文が最後まで重くのしかかってきます。 “事実と真実は違う” 深く深く思考しながら読みふけることのできる読書体験でした。 | ||||
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ー俺はハズレだ。 引き抜かれたトリネコは俺だ。ー 彼のような想いを抱えて生きている人は意外と多いのかもしれない。 母親から。社会から。自分を取り巻く環境がアタリという基準を作って人を毒す。 期待に沿えない自分に、1人で苦しみ、もがき、レールの外へと投げ出されていく。 『ハズレ』から目を逸らす手段。 それが彼にとって公園で幼い女の子を見ることであり、更紗の自由さに触れる事だったのかもしれない。 更紗を家に連れて行ったのは、彼の寂しさと優しさ、そして『ハズレ』が明るみに出ることによる安堵感を求めてのことだったのだろう。 幼い女の子を家に連れたという事実が、「ロリコン」、「小児性愛者」というレッテルを貼り付け、偽なる事実が生み出されていく。 真実から遠のく現実が、ギャップが彼らを苦しめたのは言うまでもない。 人は誰しもが秘密を持っている。 それを言えないのも、1人で苦しむのも人間であり、人の一部を知って、いや、全てを知った気になって。『悲しんでいる人、困っている人の味方になっている自分』という、優越感に隠れた偽の優しさを、正義感を振りまくのもまた、人間なのである。 そして、その偽の優しさに縋るのもまた、人間なのである。 〜どんなトリネコも大事にされればいいのに そんなエゴを抱えながら、元気なトリネコの影に隠れ今日も生きてゆく。 | ||||
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少女誘拐事件の元被害少女と、元加害少年の純愛物語。加害少年と言っても、少年は何も危害を加えず、むしろ少女を保護しており、少女との交流で心の傷を癒したのだけれども、事件となって二人は離れ離れになる。十数年後に二人が再会し、本当の愛を手繰り寄せようとするお話で、普通とは何か、何が正しいのか、世間の身勝手さを考えさせられた。 語りがとても綺麗で読みやすいので、中盤から終盤にかけては一気読みの面白さだったが、2回目読むかというと、読まないというのが私の感想。読み物として面白かったが、感動はしなかった。何より主人公の更紗のことが好きになれなかった事が一因だと思う。 | ||||
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ただただ、入り込んでしまった1冊。 素敵な本に出会えました。 | ||||
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映画化された作品で予告を観て、観たいと思っていたのですが、なかなか観に行く機会がなく、原作を先に読んでしまいました。こういうお話だろうなという予想を裏切ることもなく、でも自分の中に残るものはありました。愛って結局のところ人間関係っていう事に尽きるのと性愛を伴う愛は一方的だったり、時に暴力的だったりして、愛を免罪符にできる人は自分勝手な人なのだなという結論に至ったというのが私のネタバレしない中で語れる感想です。 | ||||
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凪良ゆう氏の作品を初めて読んだがメチャクチャ面白かった!「一章 少女のはなし」を読み始め、「意味わからないな」と思ったが、最後まで読んで構成の上手さに驚いた。メチャクチャ面白かった。「大人の矛盾を子供は冷徹に見ている」「事実と真実は違う」「初めて手ぶらで歩く爽快さ」という言葉が印象に残った。世の中には人の話を聞いて軽々しく「わかる」と言う輩が多いが、「同じ経験をしたことが無ければわかるわけがない」ことをわかるべきと思った。 | ||||
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普段は、時代小説や、ちょっと笑える落語のような物語を読んでいます。 今回は、本屋大賞ということで、興味を持ち、読み始めました。 それなりに人生経験を重ねたせいか、あまり切なくもなく、共感もなく、平坦な気持ちで活字を追い、終盤は斜め読みとなりました。 一般論として、この小説に引き込まれる読者が多いのは納得できます。ところどころリアリティがあり、少しずつ虚構がある。そこが一つ良いところ。中盤までは読み飽きません。 また、重いテーマを取り上げているけれど、しつこくなく、隣の部屋ではこんなこともあるかなー、と受け止められる。これも読者を惹きつける要素です。ただ、私は共感はできません。登場人物の決断が、ゆるすぎます。 この筆力で、もっと心揺さぶるような作品を生み出してもらえそう。そう期待しています。 | ||||
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本の状態も問題なかったです。 意外な物語にリアリティがある。 | ||||
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更沙は私だ。 この物語りを読んでいく内にそう思った。 幼少期、家庭にも学校にも私の居場所は無かった。 誰か私をこの地獄から連れ去ってほしい。 助けてほしい。 子供の頃、私は本気でそう思っていた。 ただ、その願いを口にすることは 惨めな気がして 自分自身が許さなかった。 この物語りを読んだ多くの人は、 「事実と真実は違う」「本当の優しさとは」と 第3者の視点で物語りを読み進めるだろう。 でも幼少期、 どうにもならない不自由さや苦しみに心が死んでいった経験をした人間にとっては この物語は幼い頃の自分に 文が、傘を差し伸べに来てくれる そんな救いの物語りだ。 | ||||
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汝、星のごとくを読み面白かったので同じ作者さんの本を購入してみました!個人的に今持ってる本の中で一番好きと言えるほど良かったです。買って後悔はありません。 | ||||
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前半はロリコン男の話です。最後には様子が変わりますが、ロリコンに嫌悪感を持っている人は読まない方が良いです。 映画だと時間の関係上、若干、内容が端折られるし、読み取れないところもあるし、自分の鑑賞ペースに合わないので、未鑑賞です。通常、小説を読んだ後に映画を見ると違和感があるので、映画を先に見た方が良いように思われます。 ちょっと、読みづらさがあるかと思いましたが、面白く一気読みしました。 最近、流行りのネットの問題の批判も題材となっています。 面白いですが、再読しようとは思いません。なので、★4つです。 | ||||
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とても切なく、最後には涙が出てしまうような | ||||
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ロリコン事件の加害者と被害者という関係を美しく静謐感漂う世界に昇華させた作品。 人と人とが理解し合うことは気が遠くなるような困難をもたらすことが多いけど、 それでも人と人とのつながりは至高の輝きと優しさをもたらすものでもあるなと。 そう痛感させられた哀しくも美しい小説でした。 | ||||
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「神さまのビオトープ」に引き続いて本書を読みました。2020年度の本屋大賞に選ばれた通りの内容でした。この様な本に出合わせて頂いて、本当に本屋さんには感謝です。 | ||||
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他人のことなんて誰もわからない。当事者がいくら事実を告げても意味はないのだ。 | ||||
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流浪の月 | ||||
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貴方は映画見てみたほうがいいかもって知り合いに言われ、映画も小説も目を通しました。 たしかに弱冠ですが、刺さる部分があった。僕は成長が止まる病気ではないのですけど、ある病気により精巣を除いて後、肉体の男らしさは無くなり、幼く見られます。色白で中性っぽいので女性に興味を持たれる事も少なくないですが、可愛いなって思っても肝心な部分をお相手できないので、やんわり傷つけずに、お相手には何の落ち目もないよって配慮しながら距離を置く時には生きづらさはあります。 かといって流石に子供に興味はいきませんけど、この物語はあくまで男性側は都合主義で、ある女のコの物語なのでしょうから仕方ない設定なのかなと。 星一つ少ないのは、終盤はお互い40歳と30歳?いいかげんに世間もほっといてやれよって思ったので。 | ||||
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期待していなかったのですが、お金を払って読む価値ありと思いました。嫌味もわざとらしさも大げさ感もなく、抵抗感なく、一気に読みました。犯罪が絡む内容だけに賛否両論あると思いますが、一般に世間で報じられている犯罪の中身は、本質はどうなのだろう?と、おそらく生まれて初めて問いかけたい気持ちになりました。幸せになりたいのはみんな同じ、人を好きになるのは理屈じゃなくて、本能的な部分もあり、好きにも色々な種類があり・・・。読んでいて違和感はなかった。同情ではなく、普通に共感できた。幸せの形は人それぞれなのだと肯定してくれてるようで、孤独を生きる人間にとっては救いになる作品だと感じた。 | ||||
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