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流浪の月
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流浪の月の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全459件 321~340 17/23ページ
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小説はどんどん盛り上げる様な或いは感動する場はなく、淡々と進みます。でも何かに引き込まれ 最後まで読んでしまいます。考えさせられました、いろんな考え方や生き方があるものです。 | ||||
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面白いよー。うひょーってなって背中ゾクゾクする感じ。一晩で読んじゃった。じゃがりこ食べる手みたいにページをめくるのが止まらなくて。主人公の元彼と文は対比で書かれてる気がするっす。心が子供のままの元彼と体が子供のままの文。つーかこの本に書かれてる映画見たくなったわー。 | ||||
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いわゆる「かけがえのない人」として決まった形、例えば夫婦や恋人、には当てはまらない、既成の型に分類できない、そんな関係のひとつを見せてくれて心揺さぶられてし気持ち良かった。 最近は「多様性」と名付けられた考え方が流行り、マイノリティー(障害者・性的少数者・家庭環境・宗教・人種・民族などなど)を広く理解しよう・受け入れようとする社会的空気がある一方、マジョリティーが正義でありそこから外れることは悪とする意識は根深いと感じる(元来皆んなと同じことが安定感に繋がり居心地良いのは当然なこととは思うが)。 自分もある少数者群のひとりとしてこの本を読んで、重なる部分や心に触れる部分は多くあったし、同じようにこの作品を読む人もいれば、「自分は普通な人」として読む人もいる、それはそれで皆んな違って良くて、ただ皆んながこのひとつの関係性の提示、またその話を読者として共有できることは素晴らしいことだな、と思った。 | ||||
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毎日様々な事件報道が報じられるが、聞き流している。 事件の事実は報道されるが、真実については報じられない。 本書のテーマは事実と真実の乖離を扱ったもので 決して新なものではないが、最後まで読んで穏やかな気持にしてくれる。 | ||||
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凪良 ゆう 流浪の月 ロリコンの19才少年と9才の少女の物語。少年はロリコンでは実はなく、自分の身体にコンプレックスをもちその自信のなさから未発達な少女に親近感を感じていただけだった。だが、少年の家庭は育児書に完璧にのっとって教育されておる裕福な家庭であり、息苦しく、少年には誰にもその自分が抱える問題を吐露できず、苛まれる日々があった。 少女と出会いその奔放さ自由さに惹かれる。それは性的興味ではなく、その自分が施されて来た規則正しさと対局にあったからだ。 だが、少年は少女を監禁したとして、捕まる。人生はおかしくなる。ふたりともおかしくなる。ひとりは性的異常者、ひとりは性的暴行を受けた被害者として。 そこに皆が憶測するような異常性はなくとも、世間はそれを認めてくれない。 デジタルタトゥーというものを最近よく聞くが、イメージや情報は広がって誰もがその情報にアクセス出来る現在、皆に知られ消せない過去となる。いつも誰かから監視されているという脅迫観念。皆に過去からの憶測という負のフィルターを通して見られるという圧迫感。抱える心の問題は、誰もが多かれ少なかれ持ちうるものだ。 この作品は、人物の感情説明が細かく面白いものだった。全く自分が手を付けない分野のものをたまに読むのは有意義だ。苫米地のいうスコトーマの破壊だ。 色んなものを面白いと思えるのは、ステキなことだ。自分の中に常識や縛りを作って画一的に自分はこういう人間だと決めつけて、自分で自分を限定するのは面白くない。 | ||||
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主人公と主人公に関わるごく近い人間の人間関係に巻き起こる事態は正に現代の多くの人々、家族に際どい偶然で起こっていないだけの現代の闇を分かり易く描く。 幼児期に受けた愛着障害の症状が絡みあう模様が、普通や平凡の人生をちゃんとやっているつもりのオトナたちオヤたちが目を背けて常識ぶっている目線にグサっと見せつけられる。 育児放棄や殺人、ストーカー、他人事でなく皆表裏一体の際どさを感じながらも見て見ぬ振りをしているオトナたちには現代社会の闇を自覚出来る作品。 他人事ではない問題の根本を成す幼児期の育児問題から、価値観や生き方の根本的転換を必要とするいま世界的問題を限られたページにフィクションで凝縮した一冊。 | ||||
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読み終わったら、更紗と文の幸せを願わずにはいられない。 世の中の真実と個人による事実の解釈とは大きく違う。人は皆、自分独自のレンズを通してしか世の中を解釈することができない。更紗と文は自分たち以外の全ての人たちのレンズの歪みで苦しんでいる。 だが、梨花ちゃんの存在が素晴らしい。世の中に理解されない更紗と文の全てを、全身全霊で理解する梨花ちゃんのおかげで二人はとても幸せだと感じた。 梨花ちゃんと並ぶ二人の味方は、目立たないが阿方さんだろう。ビルのオーナーとして、そしてバカラグラスを通じて二人を支えているように感じられた。世の中敵ばかりのように見えても、見えないところに理解してくれる人はいるものだ。 | ||||
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本屋大賞に外れ無しですね。文君の生き方現実にありそうですね。 | ||||
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他のレビューにもあるように確かに読んでいる最中は主人公や周囲の人の行動や言動に少しイラついたり、不自然さを感じる場面も多く、読み進めるのに抵抗を感じたときもありましたが、私自身は最後まで読むと、なるほどこういうこともあるかも、と納得しました。 途中であまりいらいらせずに最後まで読むことをお勧めします。 | ||||
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私は、この作品を最後まで興味深く読了しました。 他の作品も読みたくて、前作と次作も求めました。 評価するもの、批判的なもの、たくさんの投稿があります。 のべ四百を超える投稿の評価総体が、本作の客観評価を物語るように思います。 評価カーブの傾きも健全なように感じました。 | ||||
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長い自粛ゴールデンウィークに読もうと購入しました。 ちょっと重い内容だなーと思いながら、最後の深い関係に何とか救われました感じです。 読書が得意ではない、時間のかかる私が一気に読めたので、もしかして引き込まれていたのでしょうか。 | ||||
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夜中に読み終えたあと、興奮して寝付けませんでした。このような出会いがあるから読書はやめられません。 | ||||
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物事を一方向だけから観ていては気づかないこともある。 大半の人間は想定外が嫌いだから、特殊な事例は考えたくもなく、お決まりのパターンにハメようとする。 だがしかし、「世間は僕たち私たち二人の特殊な信頼関係を分かってくれない」ということを伝えたいがあまり、無理やり理解のない周りの人達を作ってる感も否めない。 世間の人はそんなに馬鹿じゃない!話せば解ってくれる人もいる!と思いたい。希望も込めて。 | ||||
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あっという間に読み終えました。いつまでも心に残る作品です。 ずっと傍に置いておきたい本です。 | ||||
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淡々と語るような文章は、一人よがりではなく好感が持てました。 昨今、特にネットは誤字脱字、読み間違い使い間違い何でもありの無法地帯。 「違うだろ」と思った時点で記事を読むのを止めてしまったり動画も止めてしまいます。 上手下手ではなく字が汚かったり、日本語の使い方を間違える日本人ってどうも信用できないんですよね。 作品は好みだったし、ストレスもなかったので一気に読んでしまいました。 読書の良さを再認識させてくれた1冊です。 | ||||
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展開画気になって一気に読んでしまいました。 家族と他人の関係の中で、タイトルのように流される2人の主人公が哀れで、羨ましくもあります。 | ||||
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一気に読み終えて、涙がでました。誰に理解されなくても不条理でも一緒に生きることを選ぶ2人。世間の常識のそとにあってもお互いを必要とする魂に心を鷲掴みされました。2人の行く末が穏やかでありますように願わずにはいられません。 | ||||
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引き込まれました。とにかく読んでみて欲しい。 | ||||
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前評判通りの秀作であった。 最後の結末で少しホッとすると共に温かい気持ちになれた。 | ||||
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小児性愛者とさらわれた少女の物語――だが,実体はどうか.みな,一人ひとり,だれにも打ち明けることが出来ないものを抱えている.というより,打ち明けられる人が誰もいないということか. 人はみな,理解できないことが怖いから,自分のフィルターで無理やり解釈して,同情したり,嫌悪する.自分勝手な解釈を,押し付けているのだ.多くの人は,それを自覚していない.だから,難しく,虚しい.分かり合えないということが,分かるということが,たまらなく虚しい. こういった人間の間違え方は,コンビニ人間や俺ガイルでも描かれている.特にコンビニ人間と本書の在り方は近いと思う.しかしこの本は,至って普通のありきたりな人間が,自分(の身の回り)におきた大きな悲劇によって,精神的に追い込まれ,さらなる悲劇に巻きこまれていく様子が描かれている.そういう意味では,大なり小なり,多くの人に起こりえる物語である. 先入観がテーマであると言える.実際,更紗の視点から見れば,文は最初からほとんど最後までロリコンとして描かれているし,読者(私)もそれを疑わなかった.様々な状況証拠がそれを裏付けていた.というより,それらを勝手に証拠だと勘違いして,自分勝手な解釈を押し付けていた,ということになる.「普通はこうだろう」という,自分の中,いや,世間の常識というフィルターで捻じ曲げて解釈していただけなのだ.そういう気づきを与えるという点でも優れた描き方がなされている. 話しは少しずれるかもしれないが,例えば性の喜びおじさんや,発狂しているおばちゃんをナンパした,というYoutube動画にあるように,外から見ると「なんておかしい人」と思える人が,実際に面と向かって話してみると,ちゃんとコミュニケーションが取れたりする.人それぞれ,抱えているものがあって,それは必ずしも肉体的なものでなく,精神的なものであったりする.それを勝手に解釈することの卑しさを,思い知らされる.お互い,ただの人間.無条件に人と人が出会う.そういうおおらかさを忘れずに生きていきたい. この物語は,ある意味悲劇のように思える.しかし,誰も自分を理解できないと思っていた世界の中で,たった一人でも,自分が信頼出来て,相手も自分を信頼して,理解してくれる.自分のすべての悩みを打ち明けられる.そういった人間に出会えたということは,奇跡なのではないかと思う.たぶん,普通に生きていても,そういった人間に出会える可能性はほとんどない.一見幸せそうに見える人々でも,何かを抱えて生きている.そういった荷物をお互いで支えて,無条件に軽快に,お互いを信頼している.そういった素晴らしい関係性を得られたことは,二人にとって神様のプレゼントではないかなとも感じた. P.S. 批判的レビューを見ていると「更紗はもっと自分を主張すべき」や「優柔不断すぎる」という表現をよく見る.これらは,この本で描かれている「話し合っても分かり合えない人々」あるいは「自分の常識を押し付ける人々」が,現実世界に存在することの証明として,一役買っているという点で興味深い. | ||||
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