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流浪の月
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流浪の月の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全101件 61~80 4/6ページ
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| 誘拐された側(主人公)は可哀そうな部分も有るけどアホで魅力ないです。 「誘拐犯は私を助けてくれた人なのに」じゃあそう言えよ、としか思えなった。 「じゃあそう言えよ」これを何度ツッコんだことか。警察にも、DV彼氏にも、その他にも。 その割になんでここで?ってシーンで言ってるし… ここら辺の行動原理がよくわからず、結局メンヘラの一言で終わってしまう。 しかし誘拐犯側の事情は「そうくるか!」と驚き、なかなか興味深かったです こっちをもっと掘り下げてほしかったなあ。 つまらない本ではありませんが、定価で買うことをお勧めできるかと言われると、できない。そんな小説でした。 | ||||
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| 作者の倫理観がおかしい。ただ自分勝手で我儘な意見を相手に押し付けることが多様性とでも言うのか。この本を若い世代に読んでほしいと思わない。害悪である。 この本に共感しているのは同様のモラルを持ち合わせた人々なのだろうかと思うと苦々しい気持ちだ。 | ||||
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| 題の通り途中で読むのを断念。あとは飛ばし飛ばしで読んだので大した事は書けませんが、他の方も記述されている通り全体的に暗いです。心がしんどい、または他人の不幸でもテレビのニュースでも生々しさを感じてしまう方には絶対薦められないし、薦めたくない本だなと思いました。正直、今でも気分が悪いです。 まず主人公にもいなくなったその実の両親にも共感できません。 確かに自分の生きやすさに繋がる個性を押し殺してまで周囲の価値観に自分を合わせるのは、余計息苦しくなるので違うと思います。でもこの主人公の家庭の場合、父親が一家の柱であり娘はまだしも母親にとっての心の拠り所であるので脆いです。そして父親の欠点は、母親の全てを寛容的に受け止めていたというより、甘やかしていた事にあります。 結果的に父親を失って母親は心を病み、主人公の「母親」としてでなくどこまでも自分の為にしか生きられない「女性」でしか無かった。父親も存命の時、主人公が飲酒疑惑を学校でかけられた際も、証拠の提示が可能だったのに結果的に疑惑ははれないにしても、娘の潔白を証明する行動を勧めなかった。この時点でかなり「え?」と思いました。マニキュアでで手を綺麗にするのも良いし、やる事をこなせば朝にお酒を嗜む事もさほど悪いと思えません。ただこの母親に関しては他人に寄りかかるような生き方しかできない、これはもう周囲の見解の方が正しかったとしか個人的には感じられました。 従兄弟に猥褻行為を受けるのは恐怖でしょう。それを隠蔽する家族の中にいるのも。子供なら怖くて発言できないのもあるでしょうし、善悪の概念など自分の価値観の物差しが確立出来ていない内は本当に混乱してしまうでしょう。 それでも、主人公に共感できない。というより、どれだけ文章としては読みやすくても、この作者のモブ含めた登場人物達の描き方に共感できません。 善人なら善人の、悪人なら悪人のキャラの立て方はあるでしょう。でもその全てに魅力を感じない。「主人公が可哀想」「悪いのは周囲」という書き方しか出来てない。正直、この作品が本屋大賞になったのが本当に信じられません。無論、万人に通用する作品はありません。実際の現実は無情な事も多いでしょうし、人間だから弱い時もあります。が、気持ちを奮い立たして逆境に立ち向かう事があるのも、他人に優しくあれるのも人間です。 主人公や彼女を世間的には「攫った加害者」である青年のように自分ばかりが可哀想と、どこまでも弱くしかいられない人間は、フィクションと分かっていても苛立ちが募るばかりでした。 小説は漫画と違います。でも、なんでこんなに救いようがなく、暗く不幸な話みたいなのが高尚とまでいかずとも「文学」として通用してしまうのか本当に分かりません。 例え現代を舞台にしても、例えフィクションだとしても、物語の結末がハッピーエンドでなくとも優れた文学作品や、それに十分すぎる程通用する漫画作品はごまんとあります。人の好みはそれぞれですが、少なくとも「本屋大賞や○○賞を受賞した作品だから…」と無理して読むより、私はそれらの作品を読んだ方が充実した時間が過ごせるようです。 | ||||
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| 本屋大賞なので期待して読んだ。そしたら裏切られた。 読みやすいのは読みやすい。フロイトとかの心理学に傾倒し始めた文学部の1.2年生が好みそう。 いつまで経っても主人公の女を気持ち悪いと感じ、そこから抜け出せない。ただただ嫌悪感の残る女とワケアリな男が共依存するだけのなんだか残念な話。 | ||||
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| 即時キャンセル処理 | ||||
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| 名前の付けられない関係をテーマに据え、それを見事に描き切っており、本屋大賞受賞というのも頷けなくはない。 ただどうしても納得がいかない点が一つあり、手放しの高評価を躊躇ってしまった。 以下ネタバレ。 更紗の父親の死後、彼女の母親は育児放棄をするのだが、それに対してほんの少しでもその責を問うような言及がないことにどうしても納得がいかなかった。 更紗との生活を安定させるために、あるいは夫を失った悲しみをやり過ごすために、一時的に叔父夫婦のもとへ預ける、というのならもちろん理解も納得もできる。けれど、その後母親は更紗を迎えに行く様子は一切ない。環境の違う叔母家に馴染めないことは仕方ないし、従兄の仕業は当然許しがたいものだが、いわばその責任の一端は育児放棄をした母親にあるわけで、その責をほんの少しも問わないのは明らかに間違っていると思わずにはおれない。 責任を放棄した放蕩を、自由とは言わない。 そういった「間違った自由」を出発点にしているため、本作でたびたび語られる「自由」の意味が、どうしても飲み込みがたい、歪なモノに感じられてしまった。 世評が高いのも理解はできるが、納得はしかねる。ここまで出発点の間違った作品は、どうしても認め難かった。 | ||||
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| 佐伯文 理解ポイント 身体的問題のため、男として自信が持てず、大人の女性を怖がり、そのため幼い人を好きになる。 ツッコミポイント 彼女出来てかなり愛されてるのに、幼い人が好きと言ってる。その状況で幼い人が好きと固執する理由がない。別の強い理由が必要。 しかも、イケメン、実際はロリコンじゃなくて小さいのが可愛いと思っているだけ、性的感情もない。 僕の思うロリコン(私見強め) ・モテない、ブサメン、だから幼い娘、反抗出来ない娘に興味が行く。 ・そうでなければ、どうしようもなくそういう性癖。外見が完璧であっても。 ロリコンって強烈なワード使ってるのに実際、全然違う。やり方がズルい。小さい子が可愛いと思うのは普通の感情。それをロリコンって言葉で言い換えるのはおかしい。 イケメンで幼い娘に性的感情ないのは設定が綺麗すぎる。都合よすぎ。というかただの子供好きのイケメン。 ロリコンで悩んでいる人が読んだら、理解してもらえると思ってたのに、裏切られた気分になると思う。 谷さん(彼女)への対応 ・ロリコンってわかってからもお土産を買って会いに来てくれてるのに、幼い娘しか好きになれないといって別れる。 ガチのロリコンならわかるけど、違うのに。 そして更紗が好きなのに付き合わず、そういうのじゃないと言う。 だったら、谷さんとちゃんと付き合って更紗とは恋愛感情とかじゃなくて的なことで出来るはず、谷さん可愛そう。←私見強め 更紗の亮くんへの対応 ・亮くんに殴られて、警察が助けに来たのに警察に亮くんを突き出さない。 ・亮くんは更紗に頭を割られて、流血して更紗にやられましたと言っているのに警察は取り調べで痴話喧嘩ですねみたいな感じで更紗を捕まえない。あり得ない。捕まったらもっと面白かったのに。 ・そんな状況なのに次の日、更紗は亮くんの見舞いに行ってる。普通、怖くて行けない。それかむちゃ罪悪感があるはず流血させているんだから。更紗の精神はぶっ飛んでいる。 ・恋愛感情ないとか言ってる割に文と更紗はイチャイチャしてる。 ・好きだけど恋愛感情はないといってるのは性的関係持っていないだけで、ほぼやってることは恋人。むしろ体だけの関係の方が恋愛感情はないと思う。 全体的に文も更紗も周りの人の気持ちを考えていない。 好きなようにすればいいと言って、ストーカーと疑われる人をとなり住まわせる。恋人の気持ちを一切考える思いやりがない。疑われて当然。 更紗も一緒に住んでいないとはいえそう思われるのはすぐわかるはず。 文も更紗も自分の都合でいろんな人を傷つけている。 亮くんの暴力はダメだけど、傷つくだろうなと思う。 谷さんは何も悪いことをしてない。むしろ辛い思いをして診療所で知り合った文に救われたかったのに、捨てられて一番の被害者だと思う。 目線を変えれば違って見えると思う。 色々考えられたから読んでよかったのかな。 | ||||
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| 話が進むにつれてどんどんつまらなくなります。作家さんの力量なのか編集サイドの無理なテコ入れなのかはわかりません。本屋大賞はレコー大賞みたいになって欲しくなかったです。 | ||||
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| 「ロリコン美青年と大人の女性である私」という構図は たしかにBLの発展形としては「よくぞ思いつきましたね」とは思うけれど この作品は、それをなんとか(一般的な小説としても)成立させんがために 他の道具立てを逆算的に揃え過ぎているだろうし そもそもが、この構図のために幼児性愛を扱うのは不埒でしかないでしょう。 その不埒さにはおそらく作者も自覚的であるので 言い訳として結末で「発育障害≒Xジェンダー/無性でした」的なところに逃げているわけで。 (やはりガチのロリではドラマとして問題があるから) これが同人誌であれば「ずいぶんと文学的な」とも褒められるでしょうが 文学であるならば「ずいぶんとBL的な」と言わざるを得ないです。 多くの人が書かれているように 筆力のある作家さんであるのだから こびりついてしまったBL的発想から脱却したものを読んでみたいなと思います。 | ||||
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| 池袋の書店でなぜか推されているが、とてもうすっぺらい内容で特筆すべき点は何もなかった。 内容は複数の有名作家の作品をごちゃまぜにして、ラノベレベルの文章力で書かれたような酷い小説だった。 作者がBL小説を一冊も書いていなかったら誰の目にも止まらない作品だっただろう。 | ||||
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| 最近は全く小説から離れていたのですが、ある作家がネット記事で面白かったと答えていたので、久々に興味が出て購入しました。 読了したものの、残念ながら特に何も、というのが率直な感想です。 一度読んだら終わりですね。 よい点は、文章が読みやすかったことです。作品に反発しつつも、最後まで読み進められました。分かりやすい平易な日本語でかかれているので、読みにくいということはないです。 反面、いろいろな面でイージーだな、と感じました。日本語が軽いから、主人公の気持ちの描写にあまり奥行きがない。 親族からの性的虐待の描写は、昔読んだ別の作家の、生きながら死ぬとはこういうことかと肉薄して伝えてくる、心臓をぎゅうぎゅう締め付けてきた文章には遠く及ばない。その他、昔読んだ小説と比べていろいろ思うところはあるけど割愛。 どなたかが少女漫画ってかかれていて確かにそうだなーと思いました。 この小説には、今まで読んで心に残った小説にあった、何度も読みたくなる情景、文章、新しい感動などはどこにも見つけられなかった。 これを読んで戦後派作家の作品や古典を読み直したくなりました。 | ||||
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| 正直、主人公に共感を持てない、私小説系純文学の こんな私を理解して系につらなる小説なのだろう 書店の店員はみんな繊細な人間で、彼らの感性と自分のガサツな感性は合わないと実感する 他の人のコメントにもあるがこの小説はノルウェイの森以降の村上春樹の亜流小説に過ぎないのではないだろうか? これを読むなら村上春樹のダンスダンスダンスまでの初期作品や太宰治の人間失格を読んだほうがいいと思う。 | ||||
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| 本屋大賞は芥川賞や直木賞と違って毎年「当たり」だったのですが,今回は残念でした. 8歳ってこんなにバカ?19歳ってこんなに幼稚??生い立ちゆえに成長が阻害されていたとしても,15年後もこれって...他の方がメンヘラという単語を使っておられましたが,悲劇を生み続けているのは自分たちだという自覚を持って欲しい.周囲が迷惑です.何らかの発達障害(身体ではなく,知能/精神面で)を想定されているのでしょうか?読み落としたかと見返しましたが,見つけられませんでした. この「物語」を構成するために色々と無理があって,ご都合主義な展開に終始イライラさせられました.作品に通底する空気感は悪くないと感じるだけに,残念. (銀行の残高を気にしていたヒロインが)自分に対して罪悪感を持つ(それもあってヒロインを全肯定して甘やかす)小金持ちの男をつかまえて,やりたいことだけやって,嫌なことがあれば好きな所へ逃げて生きている.「私たちってかわいそう」と悦に入りながら....乙女の,いや使命感とかなしに何となく生きているほとんどの人間の夢でしょうね.終わらない夏休みのようで.適当に「引っ越し」するスリルがあるから飽きもこないし.人気がある理由はそれかな,と推察します. 構成力やキャラクター作りはゼロですが,文章力で星2です. | ||||
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| 帯の真ん中は大きく破れページ側面に茶ジミが。新品を購入したのに悲しいです 返品はクレカが必要ですがクレカを持つことをしていませんし、返金もかなり面倒です。 中は軽く見たところ大丈夫そうですが…帯までとっておきたい自分にとってはやっぱりショックです。 内容を見る前に星1のレビューをつけたくはないのですがこればかりは失礼します | ||||
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| 新品ではなく中古品だと感じた。以前にも同様のことを感じたことがあるので、今後は店頭で探せなった本のみAmazonで購入するようにしたい。 | ||||
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| 全般を通して話の内容は重いが読みやすい文体。しかし、文章力が乏しいせいで、主人公への感情移入が出来なく、少女漫画のような薄っぺらい物語を読まされている気がする。 作者はBL作家出身ということで、学生が読む程度にはぴったりだと思う。是非とも人気俳優と人気女優で学生向けのありきたりな映画を作っていただきたい。 書店の経営が苦しく売れやすい本を選んでいるのだと思うが、これが本屋大賞一位だというのが非常に残念。 | ||||
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| 長い、ダルい。最初読んだ時そう思った。二度目、この本はセカンドレイプを取り上げながら、世の中に偏見を撒き散らかす危ない本だな、と感じた。 ロリコンは肉体的な不全から生ずる。 DVは幼少時の体験から生ずる。 ストックホルム症候群の洗脳は解けにくいと専門家は考えている。 全て嘘。小説は虚構だと言っても、ここまで行くと危ない。ロリコンは成人女性を忌避するタイプと成人女性には自信が無いけど幼女には自信があるタイプとに分かれる。肉体的な原因があれば性欲自体が生じにくい。 DVは本人の心の歪みが正されずに成長していく。幼少時にDVを受けていても、加害者になるとは限らない。逆にあんな親になりたくないと反面教師になる場合もある。 ストックホルム症候群は立場を離れれば簡単に洗脳が解ける。数時間でも解ける。そんなことは専門家は分かっている。 これが本屋大賞ねぇ。本が売れないはずだワ | ||||
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| ページ上部、カットがされずガタガタの状態でした。 | ||||
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| 長文失礼します。 初っ端から描写のあちこちに書き手の歪んだレンズのようなフィルターがかかっている。 特定の物事を悪に見せるため、特定の人物を洗練されているように見せるために疑問を持たざるを得ないような比喩や描写を見せられる。そこから作者の信奉する作家が透けて見えるほど。。。 スカした表現も別にいいんだけど、スカしたいがために用意した表現が稚拙だと気持ちが悪い。 「重いってのはそれだけで有罪」と言った母親を「裁判官のようだ」と比喩したり、宿題なんてなんとも思ってない母親と私を表現したかったのかもしれないけど油粘土での工作を宿題で出すか?作った物どうやって学校に持ってくの? 小学生の視点から書くのには難しいオサレな描写を工夫することなくそのまま書いてしまうから違和感が過ぎる。 こんなに素敵な家族!を表現したいがために、学校の奴らが悪くいう!最悪、みたいな後の母親の行動だと「周りの言ってる事正しかったんじゃね?」となりそうなもんだ。 ロリコンと揶揄しておいて、いざビジュアルを表現し始めれば耽美な男なのかよ。キモかったら?威圧感があったら終わりだったのか?断ってそそくさ家に帰ったのかな? 男のマンションに行った時点で乙女小説になってた。「文でいいよ」って。。。 人の善意に助けられながら、怖い!出来ない!ってその人を窮地に追い込む私繊細で素敵!って一番嫌いな思想。 実際の性暴力は家庭内か親類がほとんど。でも世の中は見ず知らずの女の子を攫うロリコンの存在を求めてセンセーショナルに情報を作る。 そんなテーマを考えながら二割程読み進めると、あぁいろいろインパクト頼りな要素入れてるけど、結局化け物みたいな自己愛女の駄文じゃん。女として被害にあったけど、女としての優位性で誰かにおんぶにだっこで生活、気に入らないから次の男。出てくる男の行動がまたお約束みたいなつまらないもの。その行動ひとつひとつに「疑問に思った」とか「何をわかったというのだろう?」とか理知的なフリしてるけど、「キモい」「ウザイ 」 「ダサい」「ダルい」しか言わないバカと何も違わない。気に入らないモノが自分が何もすること無くな消えればいいと思いながら、自分が行動起こしてわかってもらう必要は無いって考え。 打算的に人を見るくせに、人から打算的に見られると腹が立つんだろうな。 あら?乙女小説かと思ったら乙女ゲームだった。本人は特に意志を持って具体的な行動をせずとも周りがいろいろ動いて、脈絡もなく展開するが、毎度偶然の出会いが事態を進展させる。 登場人物もまとめてみると、幼い私に優しくしてくれたメインヒーロー。私に欲情するキモ身内敵キャラ。傷心の私を気にかけてくれ、描写が面倒な処女喪失を端折る為の場繋ぎ男。 そして、結婚を迫る優男は実はDV束縛男。 普段「思っても言えない」「わかってもらえる自信が無いから黙った」「言おうとしたけど口がうごかない」って、相手に歩み寄ることも理解してもらおうともしないけど、いざという時は相手の頭を鈍器でカチ割る。。。半分読む頃には二回お目にするシーン。そして毎回都合よく周りに助けて貰える。 夜逃げ屋出てきた。。。しかもぼんやりとした描写で。 ハッキリ言おう、昼間に、家具ふたつと少量の荷物だけしか持ち出さないなら夜逃げ屋の登場いらなかったんじゃね? 引っ越す事になるなら正社員の方が審査の通りがいいよとアドバイス受けるが、その話が進む前に予算オーバーの物件が問題なく借りられてしまう。実際に引っ越したあとに通帳を開いて半年は生活できると考えるんだけど、敷金礼金払ったのにどんだけ貯金してたんや、というかその前に残高確認せずどうやって予算を決めたのか。。。同棲していた男の元から夜逃げするのに、職場は変えず。。。職場の人間から「絶対職場にくるよ」と言われ「そうならなければいいのに」って、祈ってりゃ奇跡起きると思ってるタイプかな? まぁ当然職場に来て、当然追跡され、一発で住居把握される流れがマッハ。いい具合の暴力ふるわれていい具合に通りかかった人が通報してくれて瞬時に警察官登場、これも早っ、怖っ。警官の事態把握も早っ、男に詰めるが「待って!知り合いです」と割って入るトンチキ主人公(私はこの時点で殺意を覚えています) 職場の知り合いのこどもが舞台装置にしか見えない。どうもこどもを都合よく使うが、その関係性で泊まりでこどもを預けるのはリアリティ無さすぎてヤバい。しかも、離婚すると言ってくれている不倫男との一週間にわたる沖縄旅行の為に。絶対この旅行で何かあるはずだと思って読み進め、途中で連絡が取れなくなったので「やっぱりそういう事か!」と思ったがその後ふつ〜に連絡がついて特に問題にならない。。。笑ってしまった。 中盤を過ぎると初っ端からかまされまくって食傷気味になっていたオシャレでスカした表現wが皆無になる。前半と後半で人格入れ替わったのか?って思うほど。 こどもと公園で遊ぶシーンなんて余程描写が面倒なのか物事を雑に羅列するだけになる。時折挟まれる比喩も邪魔なだけ。 男との関係を進展させるため、男を信頼しているという描写の為だけにこどもが熱を出したり看病したり、仕事先の店長に事情を話したり。って、え?話したの?なんて?旅行中の(人手不足の職場の)同僚の子供を一週間預かってるけど体調崩して、看病を誰にしてもらってるって言ったんや? 男に見とれていて料理を失敗する場面を描きたくて鍋で米を炊かせる。 この時すでに韓流ドラマみたいな脚本をケータイ小説作家が書いたに違いないと確信するほどげんなりし始めている。 わちゃわちゃあって警察から聴取されるんだけど相変わらず、言ってもバカを見るだけだとかっつって大事な事言わない。と思ったら呆気なく解放されるのだが、帰り際、なんてことの無い一人の警官相手に「最後に一つだけいいですか?」とキメてから「私にわいせつ行為をしたのは預けられていた伯母の息子です」キリッ。警官「は?」 私も「は?」 小籔さんが召喚されてしまった。 こっから先は下り坂を転がるように終焉。途中男が自分の性の成長を不安がる描写があるんだけど樹木の暗喩がひどくて、あぁ流石BL作家と思って面白かった。 今まで、誰もわかってくれない!って嫌という程読まされてきたのに知り合いのこどもがなんにも言わずにわかってくれる!っていうインスタントな幸福感。田舎で二人でカフェを営み、二人でいられればハッピーエンドだよねっ。。。古くさ。 要するに現代で許され得ぬ恋を書こうと思ってインターネットタトゥーを使っただけで、ロミジュリみたいな話だった。 もっと中身がある作品だと思ったのだけれど全然違った。売り方の妙よ。 こんな感じて「売り方に騙された」って思ったのは君の膵臓を食べたい以来。ミステリーっぽく宣伝してたのに、ひねりのないただの恋愛ライトノベルだったからなぁ。 でもガッカリ感は流浪の月の勝ちだ。 マジで金がもったいない。 | ||||
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| 主人公の少女時代はかわいそうな設定ですが、それ以降は ただただ何もしない(ように見える)流れに流されている主人公です。 チャンスはたくさんあり、その度何故何もしないのかわからずモヤモヤしました。 もう一度読み返す気分にはなれません。 | ||||
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