■スポンサードリンク
流浪の月
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
流浪の月の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全93件 61~80 4/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ロリコン美青年と大人の女性である私」という構図は たしかにBLの発展形としては「よくぞ思いつきましたね」とは思うけれど この作品は、それをなんとか(一般的な小説としても)成立させんがために 他の道具立てを逆算的に揃え過ぎているだろうし そもそもが、この構図のために幼児性愛を扱うのは不埒でしかないでしょう。 その不埒さにはおそらく作者も自覚的であるので 言い訳として結末で「発育障害≒Xジェンダー/無性でした」的なところに逃げているわけで。 (やはりガチのロリではドラマとして問題があるから) これが同人誌であれば「ずいぶんと文学的な」とも褒められるでしょうが 文学であるならば「ずいぶんとBL的な」と言わざるを得ないです。 多くの人が書かれているように 筆力のある作家さんであるのだから こびりついてしまったBL的発想から脱却したものを読んでみたいなと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
池袋の書店でなぜか推されているが、とてもうすっぺらい内容で特筆すべき点は何もなかった。 内容は複数の有名作家の作品をごちゃまぜにして、ラノベレベルの文章力で書かれたような酷い小説だった。 作者がBL小説を一冊も書いていなかったら誰の目にも止まらない作品だっただろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最近は全く小説から離れていたのですが、ある作家がネット記事で面白かったと答えていたので、久々に興味が出て購入しました。 読了したものの、残念ながら特に何も、というのが率直な感想です。 一度読んだら終わりですね。 よい点は、文章が読みやすかったことです。作品に反発しつつも、最後まで読み進められました。分かりやすい平易な日本語でかかれているので、読みにくいということはないです。 反面、いろいろな面でイージーだな、と感じました。日本語が軽いから、主人公の気持ちの描写にあまり奥行きがない。 親族からの性的虐待の描写は、昔読んだ別の作家の、生きながら死ぬとはこういうことかと肉薄して伝えてくる、心臓をぎゅうぎゅう締め付けてきた文章には遠く及ばない。その他、昔読んだ小説と比べていろいろ思うところはあるけど割愛。 どなたかが少女漫画ってかかれていて確かにそうだなーと思いました。 この小説には、今まで読んで心に残った小説にあった、何度も読みたくなる情景、文章、新しい感動などはどこにも見つけられなかった。 これを読んで戦後派作家の作品や古典を読み直したくなりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
正直、主人公に共感を持てない、私小説系純文学の こんな私を理解して系につらなる小説なのだろう 書店の店員はみんな繊細な人間で、彼らの感性と自分のガサツな感性は合わないと実感する 他の人のコメントにもあるがこの小説はノルウェイの森以降の村上春樹の亜流小説に過ぎないのではないだろうか? これを読むなら村上春樹のダンスダンスダンスまでの初期作品や太宰治の人間失格を読んだほうがいいと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本屋大賞は芥川賞や直木賞と違って毎年「当たり」だったのですが,今回は残念でした. 8歳ってこんなにバカ?19歳ってこんなに幼稚??生い立ちゆえに成長が阻害されていたとしても,15年後もこれって...他の方がメンヘラという単語を使っておられましたが,悲劇を生み続けているのは自分たちだという自覚を持って欲しい.周囲が迷惑です.何らかの発達障害(身体ではなく,知能/精神面で)を想定されているのでしょうか?読み落としたかと見返しましたが,見つけられませんでした. この「物語」を構成するために色々と無理があって,ご都合主義な展開に終始イライラさせられました.作品に通底する空気感は悪くないと感じるだけに,残念. (銀行の残高を気にしていたヒロインが)自分に対して罪悪感を持つ(それもあってヒロインを全肯定して甘やかす)小金持ちの男をつかまえて,やりたいことだけやって,嫌なことがあれば好きな所へ逃げて生きている.「私たちってかわいそう」と悦に入りながら....乙女の,いや使命感とかなしに何となく生きているほとんどの人間の夢でしょうね.終わらない夏休みのようで.適当に「引っ越し」するスリルがあるから飽きもこないし.人気がある理由はそれかな,と推察します. 構成力やキャラクター作りはゼロですが,文章力で星2です. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
帯の真ん中は大きく破れページ側面に茶ジミが。新品を購入したのに悲しいです 返品はクレカが必要ですがクレカを持つことをしていませんし、返金もかなり面倒です。 中は軽く見たところ大丈夫そうですが…帯までとっておきたい自分にとってはやっぱりショックです。 内容を見る前に星1のレビューをつけたくはないのですがこればかりは失礼します | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
新品ではなく中古品だと感じた。以前にも同様のことを感じたことがあるので、今後は店頭で探せなった本のみAmazonで購入するようにしたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全般を通して話の内容は重いが読みやすい文体。しかし、文章力が乏しいせいで、主人公への感情移入が出来なく、少女漫画のような薄っぺらい物語を読まされている気がする。 作者はBL作家出身ということで、学生が読む程度にはぴったりだと思う。是非とも人気俳優と人気女優で学生向けのありきたりな映画を作っていただきたい。 書店の経営が苦しく売れやすい本を選んでいるのだと思うが、これが本屋大賞一位だというのが非常に残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
長い、ダルい。最初読んだ時そう思った。二度目、この本はセカンドレイプを取り上げながら、世の中に偏見を撒き散らかす危ない本だな、と感じた。 ロリコンは肉体的な不全から生ずる。 DVは幼少時の体験から生ずる。 ストックホルム症候群の洗脳は解けにくいと専門家は考えている。 全て嘘。小説は虚構だと言っても、ここまで行くと危ない。ロリコンは成人女性を忌避するタイプと成人女性には自信が無いけど幼女には自信があるタイプとに分かれる。肉体的な原因があれば性欲自体が生じにくい。 DVは本人の心の歪みが正されずに成長していく。幼少時にDVを受けていても、加害者になるとは限らない。逆にあんな親になりたくないと反面教師になる場合もある。 ストックホルム症候群は立場を離れれば簡単に洗脳が解ける。数時間でも解ける。そんなことは専門家は分かっている。 これが本屋大賞ねぇ。本が売れないはずだワ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ページ上部、カットがされずガタガタの状態でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
長文失礼します。 初っ端から描写のあちこちに書き手の歪んだレンズのようなフィルターがかかっている。 特定の物事を悪に見せるため、特定の人物を洗練されているように見せるために疑問を持たざるを得ないような比喩や描写を見せられる。そこから作者の信奉する作家が透けて見えるほど。。。 スカした表現も別にいいんだけど、スカしたいがために用意した表現が稚拙だと気持ちが悪い。 「重いってのはそれだけで有罪」と言った母親を「裁判官のようだ」と比喩したり、宿題なんてなんとも思ってない母親と私を表現したかったのかもしれないけど油粘土での工作を宿題で出すか?作った物どうやって学校に持ってくの? 小学生の視点から書くのには難しいオサレな描写を工夫することなくそのまま書いてしまうから違和感が過ぎる。 こんなに素敵な家族!を表現したいがために、学校の奴らが悪くいう!最悪、みたいな後の母親の行動だと「周りの言ってる事正しかったんじゃね?」となりそうなもんだ。 ロリコンと揶揄しておいて、いざビジュアルを表現し始めれば耽美な男なのかよ。キモかったら?威圧感があったら終わりだったのか?断ってそそくさ家に帰ったのかな? 男のマンションに行った時点で乙女小説になってた。「文でいいよ」って。。。 人の善意に助けられながら、怖い!出来ない!ってその人を窮地に追い込む私繊細で素敵!って一番嫌いな思想。 実際の性暴力は家庭内か親類がほとんど。でも世の中は見ず知らずの女の子を攫うロリコンの存在を求めてセンセーショナルに情報を作る。 そんなテーマを考えながら二割程読み進めると、あぁいろいろインパクト頼りな要素入れてるけど、結局化け物みたいな自己愛女の駄文じゃん。女として被害にあったけど、女としての優位性で誰かにおんぶにだっこで生活、気に入らないから次の男。出てくる男の行動がまたお約束みたいなつまらないもの。その行動ひとつひとつに「疑問に思った」とか「何をわかったというのだろう?」とか理知的なフリしてるけど、「キモい」「ウザイ 」 「ダサい」「ダルい」しか言わないバカと何も違わない。気に入らないモノが自分が何もすること無くな消えればいいと思いながら、自分が行動起こしてわかってもらう必要は無いって考え。 打算的に人を見るくせに、人から打算的に見られると腹が立つんだろうな。 あら?乙女小説かと思ったら乙女ゲームだった。本人は特に意志を持って具体的な行動をせずとも周りがいろいろ動いて、脈絡もなく展開するが、毎度偶然の出会いが事態を進展させる。 登場人物もまとめてみると、幼い私に優しくしてくれたメインヒーロー。私に欲情するキモ身内敵キャラ。傷心の私を気にかけてくれ、描写が面倒な処女喪失を端折る為の場繋ぎ男。 そして、結婚を迫る優男は実はDV束縛男。 普段「思っても言えない」「わかってもらえる自信が無いから黙った」「言おうとしたけど口がうごかない」って、相手に歩み寄ることも理解してもらおうともしないけど、いざという時は相手の頭を鈍器でカチ割る。。。半分読む頃には二回お目にするシーン。そして毎回都合よく周りに助けて貰える。 夜逃げ屋出てきた。。。しかもぼんやりとした描写で。 ハッキリ言おう、昼間に、家具ふたつと少量の荷物だけしか持ち出さないなら夜逃げ屋の登場いらなかったんじゃね? 引っ越す事になるなら正社員の方が審査の通りがいいよとアドバイス受けるが、その話が進む前に予算オーバーの物件が問題なく借りられてしまう。実際に引っ越したあとに通帳を開いて半年は生活できると考えるんだけど、敷金礼金払ったのにどんだけ貯金してたんや、というかその前に残高確認せずどうやって予算を決めたのか。。。同棲していた男の元から夜逃げするのに、職場は変えず。。。職場の人間から「絶対職場にくるよ」と言われ「そうならなければいいのに」って、祈ってりゃ奇跡起きると思ってるタイプかな? まぁ当然職場に来て、当然追跡され、一発で住居把握される流れがマッハ。いい具合の暴力ふるわれていい具合に通りかかった人が通報してくれて瞬時に警察官登場、これも早っ、怖っ。警官の事態把握も早っ、男に詰めるが「待って!知り合いです」と割って入るトンチキ主人公(私はこの時点で殺意を覚えています) 職場の知り合いのこどもが舞台装置にしか見えない。どうもこどもを都合よく使うが、その関係性で泊まりでこどもを預けるのはリアリティ無さすぎてヤバい。しかも、離婚すると言ってくれている不倫男との一週間にわたる沖縄旅行の為に。絶対この旅行で何かあるはずだと思って読み進め、途中で連絡が取れなくなったので「やっぱりそういう事か!」と思ったがその後ふつ〜に連絡がついて特に問題にならない。。。笑ってしまった。 中盤を過ぎると初っ端からかまされまくって食傷気味になっていたオシャレでスカした表現wが皆無になる。前半と後半で人格入れ替わったのか?って思うほど。 こどもと公園で遊ぶシーンなんて余程描写が面倒なのか物事を雑に羅列するだけになる。時折挟まれる比喩も邪魔なだけ。 男との関係を進展させるため、男を信頼しているという描写の為だけにこどもが熱を出したり看病したり、仕事先の店長に事情を話したり。って、え?話したの?なんて?旅行中の(人手不足の職場の)同僚の子供を一週間預かってるけど体調崩して、看病を誰にしてもらってるって言ったんや? 男に見とれていて料理を失敗する場面を描きたくて鍋で米を炊かせる。 この時すでに韓流ドラマみたいな脚本をケータイ小説作家が書いたに違いないと確信するほどげんなりし始めている。 わちゃわちゃあって警察から聴取されるんだけど相変わらず、言ってもバカを見るだけだとかっつって大事な事言わない。と思ったら呆気なく解放されるのだが、帰り際、なんてことの無い一人の警官相手に「最後に一つだけいいですか?」とキメてから「私にわいせつ行為をしたのは預けられていた伯母の息子です」キリッ。警官「は?」 私も「は?」 小籔さんが召喚されてしまった。 こっから先は下り坂を転がるように終焉。途中男が自分の性の成長を不安がる描写があるんだけど樹木の暗喩がひどくて、あぁ流石BL作家と思って面白かった。 今まで、誰もわかってくれない!って嫌という程読まされてきたのに知り合いのこどもがなんにも言わずにわかってくれる!っていうインスタントな幸福感。田舎で二人でカフェを営み、二人でいられればハッピーエンドだよねっ。。。古くさ。 要するに現代で許され得ぬ恋を書こうと思ってインターネットタトゥーを使っただけで、ロミジュリみたいな話だった。 もっと中身がある作品だと思ったのだけれど全然違った。売り方の妙よ。 こんな感じて「売り方に騙された」って思ったのは君の膵臓を食べたい以来。ミステリーっぽく宣伝してたのに、ひねりのないただの恋愛ライトノベルだったからなぁ。 でもガッカリ感は流浪の月の勝ちだ。 マジで金がもったいない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公の少女時代はかわいそうな設定ですが、それ以降は ただただ何もしない(ように見える)流れに流されている主人公です。 チャンスはたくさんあり、その度何故何もしないのかわからずモヤモヤしました。 もう一度読み返す気分にはなれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本屋大賞受賞作ということで購入しました。 正直、貶すほど悪くはないが、絶賛するほど面白くもない。 テーマ自体は悪くないように思います。 また、主人公以外の登場人物も当たり前の日常を当たり前のような顔をして生きながら各々にコンプレックスを抱えている様子が描写されており、極端でなければリアルな気もしました。 けれど、世間的には元誘拐犯と元被害者となった二人が再会して当たり前に関わりあうのは無理があるように思いました。 サクサク読めたという感想が多いように、文章自体はおそらく読書習慣があまりない人にも読みやすい文章です。その反面、わかりやすい文章に時折出てくる性表現や人間の身勝手さのチグハグな感じが個人的には気持ちが悪く、何度も読むのを止めました。 正直好き嫌いの分かれる作品であると思います。個人的には嫌悪感まではないものの面白いとは思えませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
子供時代の天真爛漫さはしょうがない。しかし、大人になって後ろばかり見ている主人公にイラつく。読み進む につれ、面倒くさい女だなーとあきれる。自分の人生を豊かなものにするための知恵を出せと、男の私はすぐ問題 解決を提案する。しかし女性の読者は主人公に強く共感するのだろう。その結果が本屋大賞を獲得したのかも知れ ない。 実際、出版社の分析では本書に対する1位支持率が男性の約25%なのに対し、女性ではおよそ75%と圧倒的な数 字であった。終盤でようやく心がつながった二人の姿を想像し、唯一、救われたような安らぎを覚えた。 —蛇足— 2004年~2020年の本屋大賞で大賞を獲得した男性作家は6名、女性作家が11名です。女性の琴線に触れる作品が 選択されるようです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どう小児性愛に正当性をつけるのだろう?と期待して読んでいたらそういうオチか…。であれば、新しさのない、よくあるモチーフの物語に留まってしまったなと思います。 性愛をもたない関係性、恋ではない感情でも幸せに添い遂げられるということは、何ら珍しくないですよね。事件の加害者被害者に対するデジタルタトゥーの根深さに関しても、描かれ方が中途半端ですし、どこにも新しいものを感じない作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本屋大賞のようだが、ちょっと残念。 もったいないから仕方なく全部読んだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読みやすいのは、読みやすいです。 本屋大賞だったので購入しましたが、 スッキリしませんでした。 全体的に暗い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白いです。文章力が高いので、ぐいぐい引き込まれるし、第一章までは凄く面白い。 しかし、徐々にこのヒロイン、子供の頃からメンタル面が何も成長していなことが分かります。 「実は文からはなんにもされてなくて、引き取り手の兄からセクハラされてたのよ」 というのを普通に言えばいいだけなのに、とにかく主張のないヒロインは全く言えない。ここまで「自分の意見」がない主役がいままでいたか笑? これが本屋さんが選らんだ大賞とすると、こういう意見言わずに、内心で「ああ、私はすごく繊細で配慮があるけど、周りの人はデリカシーがないなあ」と思っている人が多いのかもしれませんね。 私はこの手のタイプが嫌いなので、ストーリーは面白いのですが☆二つですね。 色々書きましたが、面白いかどうかでいうと間違いなく面白いです。 是非読んでみてください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
すらすら読めて、展開もそこそこあるけど、これが、本屋さんがいちばん読んで欲しい本なのか?と思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
書店員の方々が「いちばん売りたい本」と言うのはわかる。 読みやすい。予備知識も不要。 でも、登場人物に完全に引き込まれない。感情移入がしづらい。何か違和感を抱いたままどこかでそれが解放されるのではと期待してページをめくるが、残念ながら、違和感は膨らんだまま読後を迎える。 もちろん、好き嫌いがあるが、これは時代を超えて読み続けたい小説とは言い難い。「本屋大賞」とはこの程度のものなのか? 今まで小説を読んでこなかった方に一冊でもいいから読んでほしい、そのためのおすすめの一冊、と言う選出基準なのか? 世の中の不条理に対して、憎悪を深く激しく綴るだけの小説ではなく、平坦な記録のように綴ることで、不条理の輪郭を明確にしていく書き方もある。 村上春樹もそう評されることもある。 ただ、この作家、この小説(題名も)は、軽く、浅い。だから感動が小さいのだ、と思う。 東京創元社の担当編集者が書いただろう、帯のキャッチフレーズに引き寄せられ、初めて読んだ作家であり、本屋大賞作品だったが、コロナ禍中の残念な暇つぶしになってしまった。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!