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欺す衆生
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欺す衆生の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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林真理子氏の推薦文通り、「エンタメ」でした。 | ||||
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昭和の終わり、報道番組の画面は衝撃の事件を伝えた!詐欺商法で追及を受けた豊田商事会長の刺殺実況である。この物語はその事件に倣って始まり、やがて経済犯罪を繰り返していく営業マンの汚れたビジネスを物語として展開していく、しかし詐欺は架空のモノを取引するから犯罪だが、現実の社会でも紙一重で一歩間違えば犯罪行為すれすれの金儲けはこの世界には往々にして存在すると思う、資本主義の矛盾を感じて止まない。経済とは権力と欲望と云うマントルに支えられた幻影かも知れない、それはいつの日かマネークエイクとして社会を揺さぶるのだ! | ||||
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詐欺の手口のオンパレード。ストーリー性はあるのはあるのだけれども、読者も騙されるような展開もあまりないので、ちょっとエグイ感じだけが強い。 一方で、ストーリーを守るため、主人公一家は(少なくとも肉体的には)ダメージを受けずに、わき役がバンバン死んでいくあたり、現実の事件をもちだしたとしても、リアリティは感じない。 | ||||
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たった今読み終わりました。 確かに他の方も評しているように、グイグイと引き込まれる面白さは、流石の一言です。 詐欺の手口とか、いろいろ感心させられる感じは、かなり面白く読めました。 ただどうも登場人物にイマイチ感情移入ができないというか、なんでそうなるの?って展開が唐突に来て、その原因が、時が経てば人は変わるみたいなところで進めていくのは、読書の立場から言わせて頂くと興醒めでした。 テーマも中途半端というか、金儲けだけのビジネスがどれだけ人間性を破壊していくのかというところも表層をかすめるだけなので、何も考えないで詐欺と裏社会の痛快なエンタメ小説を読みたいって人向けの小説ですね。 | ||||
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「純金現物まがい」「原野」その発展形「水資源」「和牛」「上場会社への幽霊会社売りつけ」「海外ファンド」などなど闇商法をなめつくした主人公の一代記。 昭和の残像が色濃く残り「クライム」「ピカレスク」小説という意味では、阿左田哲也や白川道の香りがする。ある意味組織的には誰でもできるオレオレ詐欺や独居老人をターゲットとする詐欺には露骨な嫌悪感を示すものの、自分を騙すどころか家族を守るために、という大義名分のもとに完全にひとの道を踏み外し、反社会勢力や悪徳政治家とも平然を手を結び、「騙した、騙された」ことを理由に、殺人すらも慣れてしまう「退化」。その遺伝子が娘たちに伝えられる「DNA」。 読みごたえはあるが、小説の悪党はどこかに「可愛げ」「男気」を感じるものだがそれさえも排除したやるせなさも味わえる。 | ||||
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