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欺す衆生
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欺す衆生の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 21~32 2/2ページ
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展開が面白く、実際あると思われる詐欺事例だけに想像力が膨らみ一気読みで楽しめました。フィクションなのかノンフィクションなのか…。 なぜか詐欺師の心情に寄り添ってしまう部分もあり、何事も紙一重なんやな〜っと勉強になりました。 話の終わり方だけ、なんぞや?…でした。 | ||||
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それしか言えない(..) | ||||
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最初は人を騙すことに罪悪感を感じていた隠岐が、詐欺という欺しあいの舞台にたつ快感を覚えてから詐欺師のビジネスマンとして一皮剥けていく展開に一気にのめり込んだ。 原野商法、和牛商法、リベリアファンドなど、次から次へと存在しないものを売るという投資詐欺を実行しつつ、やくざとの利権争いや極道の筋にも真っ向から立ち向かっていく中で、どんどん肝が据わっていく。 途中様々な妨害が入るのだが、次第に手段を選ばず残虐な対応にも手を染めていく。終盤の起死回生の一手は見事だった。 そんな隠岐がもっとも大切にしたい家族との関係が、ビジネスの成功とは裏腹にどんどん悪い方向に進んでいくというのは皮肉だった。 最後はもう少し続きがありそうな感じを期待していたが、それでも十分に楽しめた。 | ||||
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文句なしに面白い。 豊田商事をもとにした横田商事の下っ端社員が、ひょうなことから原野商法や和牛商法をえて、いつの間にか詐欺商法の大物になっていく。 それでも、だます相手は強欲相手に限り、横田商事と同じことはやらないこだわりを持つ。 ヤクザとの付き合いや、政治家との付き合いなども描写も引き込まれるが、主人公が常に周囲の環境からいつのまにか抜き差しならない状態になり、またそれを次々だますことによって何とか解決していく様は人間として気になる存在として仕上がっている。 騙すほうも騙されるほうも、人間の業の本質に迫っている。 | ||||
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ありきたりな文言ですが、寝る間を惜しんで読みました。 昔から、悪な主人公が好きでこの作品も詐欺師が主人公ということで購入しました。 以下ネタバレあり 元詐欺師という枷を背負いながら、真っ当に生きようとする主人公が再び詐欺師の道に落ちていくのは、最初は心苦しいところがあったのですが、読んでいくうちにもっとやれもっとやれと応援してしまいました。 最後も、もう少し見たかった・・・ まだ続く!みたいな終わり方は先が気になってしまって、スッキリ読了した感覚が味わえないですね。 続編もないような気がします。 話の流れ的に、海外ドラマの「ブレイキングバッド」に少し似ているかなと思いました。 月村さんの作品を読むのは初めてでしたが、文章はすごく読みやすかったです。ただ、登場人物の名前が覚えにくく何回かページを戻ってしまいました。 次は同作者の機龍警察を読んでみたいと思います。 欺す衆生おすすめです、ぜひ読んでみてください〜 | ||||
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最初は豊田商事事件のノンフィクションに近い小説かと思い読み始めましたが違いました。 作中では横田商事となっているその会社の末端だった元社員が、原野や和牛商法、更には投資ファンド詐欺等で、暴力団すら利用しながらのし上がっていく物語。 欺すことに拘りがあるやや複雑な倫理観を持った家族を愛する男が、人を会社を国を欺き続けた末に、何処に行き着くのかが醍醐味な社会派エンタメ小説。 | ||||
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「純金現物まがい」「原野」その発展形「水資源」「和牛」「上場会社への幽霊会社売りつけ」「海外ファンド」などなど闇商法をなめつくした主人公の一代記。 昭和の残像が色濃く残り「クライム」「ピカレスク」小説という意味では、阿左田哲也や白川道の香りがする。ある意味組織的には誰でもできるオレオレ詐欺や独居老人をターゲットとする詐欺には露骨な嫌悪感を示すものの、自分を騙すどころか家族を守るために、という大義名分のもとに完全にひとの道を踏み外し、反社会勢力や悪徳政治家とも平然を手を結び、「騙した、騙された」ことを理由に、殺人すらも慣れてしまう「退化」。その遺伝子が娘たちに伝えられる「DNA」。 読みごたえはあるが、小説の悪党はどこかに「可愛げ」「男気」を感じるものだがそれさえも排除したやるせなさも味わえる。 | ||||
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主要人物が前半で退場。因果応報の展開を想像していたが、さらにその上をいく結末。圧倒的ななリーダビリティ。恐るべき月村了衛。 | ||||
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欺す対象が弱者ではなく、欲まみれの富豪層。 なので、気分が悪くなることがなく、痛快なのが救い。 コメディタッチでコミカルに、軽快なテンポで描かれていく。 家庭を背負って、凡庸な外回り仕事から一転。 和やかな家庭を夢見て、脅されて始めた欺すビジネスは、よりダイナミックに邁進していく。 あれよあれよという間に、成功を積み重ねていく。 然しながら、仕事一辺倒は、いつもまにか家庭が置き去りになっていく。 アンダーグラウンドでうごめく衆生たち。 利権の奪いあい。 欺しのプロをそれ以上の欺しテクニックで圧倒していく。 | ||||
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分厚い本ですが どんどん引き込まれて直ぐに読破してしまいます。 | ||||
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帯に豊田商事と書いてあるのでノンフィクションかと思って手にとったら、横田商事という架空の会社にまつわるフィクションでした 元横田商事の下っ端だった隠岐の視点から描かれる昭和〜平成〜令和の世の中の動き、そして移りゆく時代の中で消えない人の欲望や欺瞞が描かれている 人の欲望も、仕事に闘志を燃やす男性も、どの時代も業種でも変わらないんだなー | ||||
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週刊誌連載と結末部分の流れが大きく異なります。何か事情があったのでしょうか? | ||||
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