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紅の影: 犯人に告ぐ3
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紅の影: 犯人に告ぐ3の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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人気シリーズの第3弾。本作単体で読んでも理解できますが、前回の話を引き継いでおり、出来れば、前作を読んでからの方が、より楽しめると思います。 今回はネットテレビの番組内で、巻島捜査官とリップマンこと淡野の公開対決が行われますが、流石に前回と同様の誘拐という訳でなく、事態は警察組織も巻き込んだ新たな事件へと発展していきます。 ただ、物語の構成上、知的で切れ者の犯人のキャラ設定が重要となりますが、その分段々と巻島捜査官の影が薄くなりつつあるように思います。 | ||||
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犯人に告ぐシリーズの第3弾。 犯人に告ぐシリーズの第2弾の続き。 警察は、“大日本誘拐団”の“リップマン”を追いかけていく。 本書では、“リップマン”の内面を深く引き出していく。 警察は、双方向のコミュニケーションが取れるネットテレビを通じて、検挙を模索していく。 “リップマン”はそのネットテレビを利用して、新たな犯罪を計画していく。 まさしく劇場型。 手に汗握る攻防。 警察の内部事情。 犯人側とそれを追う警察側の両輪からアプローチしていく。 犯罪計画が判明したそのとき、警察が取るべき行動とは。 巧妙な手口。 裏取引。 せめぎあい。 ユニークな構成でおもしろく、小説の中にずんずんはまりこんでいく。 | ||||
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人気シリーズになったようで、すでに3作目である。 主人公の神奈川県警特別捜査官である巻島と犯人が、ネットテレビで対決する。 まあ面白い。 といっても、奥田英朗『罪の轍』のような深みはなく、エンターテインメントとしての面白さである。 が、2つだけ違和感が残った。 1つは前作『犯人に告ぐ(2)』の内容を引きずっていて、そこの記憶がなければ話がつながらない点。 そうは言っても、前作は4年前に刊行されているのだから、内容まで詳しく覚えているわけではない。 その続きのように書かれても、ちょっとなぁ、なのである。 もう1つは、犯人が失敗を防ぐために打った手が、どう論理的に考えても失敗を防ぐことにつながっていない点。 そして、実際、その手をうったために綻び生じるのだから、ストーリーとしては破綻しているのである。 まあ、それでもこの作家の作品の中では、割と秀逸な部類だと思う。 犯人グループの頭目も生き延びており、これは(4)にも(5)にも続けていく意図がありありだw | ||||
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警察内の不正、内通者、AIや顔認証などの最新技術にネットテレビともりだくさんな警察小説。 だけど、このシリーズが面白かったのは「劇場型走査」そのものではなくて「劇場型走査のトリッキー」さ。「そんな方法で?」と思わせるところにスリルを感じるのであって、ネット放送で犯人とやりとりするだけじゃ物足りないし、顔認証技術であぶりだすというのは小説としてはちょっと反則技。 「4」が面白ければ、「3」の評価も変わるかもしれないが、「2」以上「1」以下という感じ。 警察の内通者とか裏金を扱うのであれば、舞台を北海道警にした方がリアルかもしれない。 | ||||
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待ちに待った作品である。多くの読者は犯人に告ぐ2のラストに不満があったのではないだろうか?私は、1番大切な誘拐犯、アワノ、この作品でいうリップマンの正体が全く不明のまま終わりガッカリした。今回は彼が主人公なのだが、この作品は続編がないとおかしいと思わせるラストになっている。ネタバレしてはいけないので詳細は記載しない。しかし、この作品は、巻島ファンとしては嬉しいし、はじめの犯人に告ぐ1の犯人が誰だったのか、どうなったのかわかる上に、アワノの生い立ちからすべての謎が解ける。また、展開が早く、唸らさせる作品となっており、一気に読破できる。とにかく、序盤から終焉まで行き着く暇がない作品である!そして、ラストが切ない。そして、また犯人に告ぐ4が出版されるのを楽しみにしたい。巻島ファンにはたまらない作品だと思う。ラストが詰め切れないので、☆4かもしれないが、ここまで3までの謎は解決するし、斬れ味鋭い作品なので☆5にしました! | ||||
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