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サイコセラピスト
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サイコセラピストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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ニューヨークタイムズ23週ベストセラーと聞いて、期待して読み始めたけれど、クライマックス前までは、あまり面白いと思えなかった。展開はあまりに都合良く、一文一文は陳腐で退屈、魅力的な登場人物もいない。 巧みなプロットと紹介されている通り、語り手の胡散臭さや強引な態度が伏線としてラストには昇華されたので、クライマックス以降はまあまあ面白く読めた。 ただ、これらの手法は、他の小説でも使われているので、ミステリ小説を読み慣れている者にとっては、新鮮さはあまりないけれど。 | ||||
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確かに最後に驚きは存在するものの。 しかし、それだけと言えばそれだけ。 この作品もいわゆる信用できない語り手ものであるというのは最初からわかるが。 そもそも、それまでは精神分析や論理性に沿って展開されてきた話が最終的に情念や狂気という、ほぼ制御不可能なものとしてこの作品中で扱われているものに帰結してしまうのが私としては納得がいかない。 また、こうしたオチだからこそ「ギリシャ悲劇」を絡ませているのだろうが。 それにその生育過程やトラウマというよりも、本人達自身が本質的に異常性というか狂気を内包した人物だったからなのでは?という印象の方が私は強いのだが。 彼らの生育過程やその時に負ったトラウマはあくまでもそれらの要素を強調したり、後押しをしただけに過ぎないように思える。 また、そうした狂気を発動させる人間達がこれまた揃いも揃って底が浅く、単なる俗悪な人間でしかないため、何でこんな人々が彼らをそこまで追い込む程の影響力を持ち得るのか?とも感じてしまうし。 また、いずれも癖が強くて、感情移入が難しい人物が目立っている。 不快極まる女性患者、これも癖のある人間揃いの精神科施設のメンバーといい。 また、十分に主人公やその妻、アリシアなどの人間性にも違和感や不快感を覚えさせられるし。 唯一の例外としては主人公が頼りにしていた、誠実さと善意の塊のような心理療法士ルースの存在が一服の清涼剤か。 それにしてももうかなり以前からこうした技巧やツイストを効かせた展開や結末だけが特徴のベストセラーがあまりにも目立ち過ぎはしないか。 やはり、世界的に評価される本の質の低下が著しいように思える。 | ||||
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正直言って、面白くなったです。良い暇つぶしにはなりましたが。おすすめはあまりしません。 | ||||
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