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(短編集)

約束の地で



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【この小説が収録されている参考書籍】
約束の地で
約束の地で (集英社文庫)
約束の地で (集英社文庫)

約束の地での評価: 3.83/5点 レビュー 12件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

約束の地で

捨てたはずの故郷に戻り、父が大金を持っているとの噂に踊らされた男。呆けて我がまま放題の母と猫の世話に煮詰まっていく女。売りつけられたスクーターに乗り、愛犬と骨を掘り出してばらまく少年。好きな女の先輩を安物の車に乗せて旅立ったプー太郎。夫のDVに苦しめられ、死んだチワワの骨を抱え岬に立つ女。北海道の風土に閉ざされた人間の闇をえぐる全5話。
約束の地で (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:約束の地で (集英社文庫)より
4087465667
No.2:
(3pt)

全5話の「嘆遍集」

情景描写が繊細というか、
丁寧に描きこまれていているというか。

著者の故郷が物語りの舞台だからかもしれませんが、
その世界観がモノクロで、
それでいて細部まで作りこまれていて、
登場人物の生きる閉塞的でやりきれない世界観が、
読んでいると目の前に広がります。

そして読み進めると、
「もしかしたら救われるのかも」
「誰かが手を差し伸べてくれるんじゃ」
そんな期待を持っている自分がいました。

特に、家庭内暴力に苦しむ女性の話は、
その女性の心理に大変踏み込んで書かれていて、
完全な創作なのか取材されての作品か分りませんが、
ハラハラしながらページをめくりました。
ひきつけられた。

非常に個人的な感想ですが、
著者は人間のマイナス面の感情を、
とても丁寧に描いている印象を持ちました。
その真摯さみなものの影響かもしれませんが、
息苦しいテーマのワリに後読感は悪くなかったです。

隠れた名作と思います。

偏った読書傾向の無い方。
読書ヘビーユーザー(最低週一冊)。
純文学が得意でない方には、一読をオススメします。

個人的には買って良かったと思うので星は4つ。
ただ、万人ウケはしないと思うので、
僭越ながら総合評価は星3つとさせて頂きました。
約束の地で (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:約束の地で (集英社文庫)より
4087465667
No.1:
(3pt)

この作者がこの作品を書く意味がわからない

どんな作品を書くのも作家の自由だと思います。
しかし、ハードボイルドで売ってきた作者が、なぜこのような作品を書いたのか?
ダメとは言わないけど、しっくりこない。
話も大して面白くない。
約束の地で (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:約束の地で (集英社文庫)より
4087465667

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