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(短編集)
約束の地で
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約束の地での評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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小説の内容が、悲しく怖すぎて 読むのを途中でやめました。動物に対してあんなに優しいハートフルな作家が⁉️ | ||||
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馳 星周さんと言う作家さん 初めてです。 毎日、人が使う 言葉で、書かれていて。 すんなりと内容に入って行けたような気がしました。 暫く 多分 馳さんシリーズにハマりそう。 | ||||
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馳さんの作品は、どれも情景が浮かびます。サラッと書かれている部分も、かなり練られた構成と展開力を基礎に大切にされていて、あとから効いてきます。 かなり力のある作家さんだと再認識しました。 いい作品でした。 | ||||
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捨てたはずの故郷に戻り、父が大金を持っているとの噂に踊らされた男。呆けて我がまま放題の母と猫の世話に煮詰まっていく女。売りつけられたスクーターに乗り、愛犬と骨を掘り出してばらまく少年。好きな女の先輩を安物の車に乗せて旅立ったプー太郎。夫のDVに苦しめられ、死んだチワワの骨を抱え岬に立つ女。北海道の風土に閉ざされた人間の闇をえぐる全5話。 | ||||
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前からほしかった、本なので満足しています、またよみたいのがあれば購入したいです。 | ||||
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情景描写が繊細というか、 丁寧に描きこまれていているというか。 著者の故郷が物語りの舞台だからかもしれませんが、 その世界観がモノクロで、 それでいて細部まで作りこまれていて、 登場人物の生きる閉塞的でやりきれない世界観が、 読んでいると目の前に広がります。 そして読み進めると、 「もしかしたら救われるのかも」 「誰かが手を差し伸べてくれるんじゃ」 そんな期待を持っている自分がいました。 特に、家庭内暴力に苦しむ女性の話は、 その女性の心理に大変踏み込んで書かれていて、 完全な創作なのか取材されての作品か分りませんが、 ハラハラしながらページをめくりました。 ひきつけられた。 非常に個人的な感想ですが、 著者は人間のマイナス面の感情を、 とても丁寧に描いている印象を持ちました。 その真摯さみなものの影響かもしれませんが、 息苦しいテーマのワリに後読感は悪くなかったです。 隠れた名作と思います。 偏った読書傾向の無い方。 読書ヘビーユーザー(最低週一冊)。 純文学が得意でない方には、一読をオススメします。 個人的には買って良かったと思うので星は4つ。 ただ、万人ウケはしないと思うので、 僭越ながら総合評価は星3つとさせて頂きました。 | ||||
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5編の短編小説を収録した短編集。3話と4話は繋がりのある話でそれ以外は1つの話としてできている。舞台は北海道。北海道の極寒の寒さを背景に登場人物の心情も辛いものに仕上がっている。馳星周氏独特の薄暗い世界が1つ1つの話にそれぞれ違う趣を湛え集約されている。 読んでいてまずやってくる感情は悲しさだ。思い通りにいかない人生。苦しい気持ち。全てを投げ出したい。初めからやり直したい。なぜこのようなことになってしまったのか。 登場人物はどう生きればいいかわからない10代の若者から、人生に失敗した中年男性、母の介護に追われ追い詰められた中年女性、そして結婚をした男女とさまざま。それぞれが心にわだかまりを抱え生きている。迷いながら生きている。5話通して感じられたことは縛られた人生から解放されたいということ。がんじがらめの人生。筆者の文章表現が生々しく、話の運び方がリアリティに富んでいるので読んでいて本当の話のように辛い気持ちにさせられた。また実社会の苦しむ人々の気持ちを代弁しているかのようだ。 愛、憎しみ、希望、絶望、羨望、悲しみ、恐怖。さまざまな感情が渦巻くこの小説の1話1話の終わりは、心臓をわしづかみされるような苦しさを覚える。悲しくも切ない5つの物語。ぜひ読んでほしい。 | ||||
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どんな作品を書くのも作家の自由だと思います。 しかし、ハードボイルドで売ってきた作者が、なぜこのような作品を書いたのか? ダメとは言わないけど、しっくりこない。 話も大して面白くない。 | ||||
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今まで色々な馳氏の本を読んできたが、独特な怖さというかそういう物はなく、むしろ日常で起こりえる内容であったことが非常に現実味を帯びていた。しかも、登場人物が微妙にシンクロしていた所が、馳氏独特な持ち味が出ていた。 | ||||
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抑制が程よく効いた、しっとりとした文体です。 確かに<絶望感>が、メインテーマなのかもしれませんが、陰惨な作品ではないところが、心に不思議な沈殿をもたらします。 疾走感、それが無遠慮にに飛躍し過ぎて、???となってしまった過去のいくつかの作品に比べて、読後感を裏切られることはありませんでした。 Mもそうでしたが、短編でのまとまり感を作り上げる意味では、すごく優れた作家なんだな…と改めて感じました。 とかく、処女作の<不夜城>が最高傑作的な評価を受けてしまい、大変だな、と感じますが、、この短編集を読む限りは、今後の作品も読んでみたいな、と自分は思いました。 | ||||
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北海道を舞台とした「絶望」を表現する5話からなります。 5話は、それぞれ独立していますが、前の話の脇役が、次の話の主人公 となる、という構成です。 金、欲、人間関係・・・そして暗い季節が、普通に生活する人々の中の どうしようもない絶望を描きます。 そして、絶望の中で、あがき苦しむが、また逃げようのない絶望があり、 という感じです。 ここまで、苦渋な本は、そうそうないと想います。 読むほうも、強く気持ちを持たないと、結構気分的にキツイ本でした。 でも、この苦渋、、ありかな、と思います。 以前の本と比べて、テンポもゆっくりで、風景などのじっくり描かれています。 風景からも、絶望が伝わってきます。 暴力やセクシーなシーンは、ほとんどないです。その分、主人公たちの絶望が、 強く、強く伝わってくる本でした。 | ||||
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馳さんの作品は、「不夜城」3部作に「漂流街」、「M」に続いて6作品目。 結局馳さんは、不夜城を超えられないんだろうなと思っていた。実際、この作品も不夜城を越えるに至っていないのかも知れない。でも、登場人物の描写はこれまでよりも深く、秀逸だと思った。 不夜城に出てくる登場人物のどの人にも共感する部分が無く、そこが退廃的で陰惨な世界観を作っているんだろうと思うが、今回はどの登場人物にも感情移入せずにいられない。心に深く入ってくる作品で、悲哀の篭った余韻に浸ることが出来る。 少し馳さんの作品から離れていたが、また読んでみようと思わせる一冊だった。 | ||||
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