パーフェクトワールド
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馳な味 よく出てます。 | ||||
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馳星周作品を初めて読みました。 沖縄のことあまり知らずに読みましたので、そういった意味では裏の部分が描かれていて、ショッキングな内容でした。 小説のストーリーは上巻あたりは、面白く読んでましたが、下巻当たりからちょっと間延びして長く感じたのと、 中心人物の本土からの悪徳公安警官がどんどんどんどん悪くなっていくので、読むのがちょっと辛いというか、読みながらこんな悪い奴やったっけ?って少し疑問に感じたりしながらそれでもハラハラ感を持ちつつ読み進めました。一方で、エンディングはちょっとあっけないというか、こんなけ悪い奴やったらもうひとひねりあってもいいような、って連載なんで強制終了かな、とか、感じながら読み終えました。 | ||||
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馳作品をほぼ読んでいる者としては、普通。しかし、沖縄のコザ暴動前後を書いた小説が少なく、その時期の混乱ぶりなどを知るには良い作品であるように思う。 評価を☆3つ(普通)とした理由は、同じ1970前後の沖縄を書いた「弥勒世」の行間から感じられる狂気、熱気が薄いことが挙げられる。弥勒世の主人公は若手の新聞記者が音楽家の友人と堕ちていく内容であり、俺という一人称主体で書かれており、沖縄の方言も会話のそこかしこに散りばめられ、雰囲気がかなりわかるようになっている。 一方、パーフェクト・ワールドの場合、悪徳公安刑事と若手の活動家の二人が軸で展開されるが、公安刑事の悪さっぷりは良いものの、若手の活動家の存在感がイマイチ。また、方言もほぼなく、それはそれで読みやすいのだが、その分、沖縄独特、という感じはしなくなってしまった。弥勒世は、廃退的であり、また熱狂的でもある表現が多くあり、当時の政治情勢も頻繁に出てきており、時代背景等の予習が必要なくらいの読み応えがあったが、こちらは読みやすく、時代背景についても、複雑化して書いていないように思える。 パーフェクトワールドだけを読むなら☆4つ、弥勒世を読んでしまった者としては、前作の余韻を若干感じられる要素もあったが、それでも馳作品の狂気が薄いため、3つとした。 | ||||
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