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騎士団長殺し
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【この小説が収録されている参考書籍】
騎士団長殺しの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全407件 401~407 21/21ページ
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最後に希望が見える作品。 題名にとらわれない話の展開とそれに続くストーリーが練られている。 これは何度も読み返しそうだ。 | ||||
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大江健三郎が「あいまいな日本の私」のエッセイの中で井伏鱒二について書いていました。 「よい小説家は自分の中で大切にしているイメージがある。」山椒魚や黒い雨の中に同じ描写があることを 述べたものですが、「騎士団長殺し」に限らず、村上春樹さんの作品を読んでいると、彼が気になっている (そして大切にしているであろう)いくつかのものが書かれた過去の作品が顔を出してきます。 「個人の中にあり、個人を超えるもの」「地下の世界(暗闇)」「井戸」「女性の胸」 「歴史」「独裁者への静かな怒り」「自動車」「性的興奮」「ワードローブ」「耳」「(神がかった)受胎」 … などが今回も散りばめられていました。安心感あります。 | ||||
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今までの作品と重なる要素があり、よい意味で「村上作品を読んだ!」という感覚です。 血なまぐさや、なんだかよく分からない暗さや怖さ(といっていいものか…)があまりないので、ハードな村上作品が好きな方には物足りないかもしれません…。 | ||||
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村上春樹もトウがたってきたかな、冗長すぎるかな?って気がしだしたあたりから、急にお話が、めっちゃ&むっちゃ面白くなってくる。怖い怖いスリラー!怪談噺的にも、男女間のあの方面のことでも・・・・怖いことには違いない。 シーンの切り替えのきっかけ&場の持たせ方として、男性に射精させるという村上文学の常とう手段が、本書でもいかんなく発揮されている。この第一部の前半だけで、10回は射精!‥‥さらには女性の受精シーンも… 職業柄、”写生”はするんだけどね・・・・ま、いいか! これらをまくらにしておいて、肝心の「騎士団長殺し」・・・そこは、「これって何?」「なんで、こうなるの?」っていう読者の思いも膨らませつつ、しっかりと面白く・・・この辺のストーリー・テリングはさすがに上手い! 読ませる! 「もう、村上作品は読まない!」「ひどい作品だ!」っていう連中でも、結局、最後まで読んじゃうんだよね。 老いたる画家・雨田具彦の「ドン・ジョバンニ」をテーマにした秘めたる絵画、日中戦争時の南京虐殺事件、ジャガーを駆るIT&デイ・トレード長者、セフレ熟女、「森の中の穴」、胸が膨らみ始めた13歳の少女、東北の性欲充満女、白いスバルフォレスターの男・・・で、やっぱり村上文学常連アイテムの井戸(?)・・・これらのキャラが、映画のように、パノラマ風景風味で見えてくるのだ、これが村上春樹作品の特徴かも、読者の想像力を掻き立てる・・・・ でも、「射精」廻りの表現は、Jay Rubinn とか、Alfred Birnbaumが上手く整理して英語に翻訳してくれないと、これでノーベル賞は今年もちょっとしんどいかもね… (P.S. 朝日の書評で斎藤美奈子センセが”ハルキ・ワールド”入門書!って言ってたけど、中・高校生にはちょっと早いかな・・・・よいこは真似しないようにしましょう) (P.S. ロバート・キャンベルは、「私」が再生する物語!って、そこそこ評価してるみたいだけどね‥…) | ||||
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最初は性的描写が多くて戸惑ったけど全体的に見るとバランスの取れた佳品。 | ||||
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村上さんの『騎士団長殺し』が、漸く手元に届いた。落ち着いた始まりで、安心する。奇を衒うこともなく、どこにでもいそうな男性が、一人称で物語を語っていく。少し読んだところで、最近の村上さんの傾向なのか、どうしてもAdulteryの問題が出てくるのだが、いつものような粘液性は余りない。 恐らく村上さんの長編では、最良の作品ではないだろうか。もう70歳に手が届くと言うのに、言葉使いを観察すると、創作意欲が衰えていないことがすぐに分かる。 第1部が緑、第2部が赤、まるで『ノルウェーの森』みたいだ、あの本は上巻が赤、下巻が緑だったけれども、今回は緑、赤の順番だ。そして第3部が構想されているのだろう。それは青、黄、それとも黒、それとも違う色だろうか……。村上さんの想像力、創造力の世界に暫く浸っていたい。 | ||||
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全体的に面白かったです! やはり村上は春樹ですね! 今後も期待しもす! | ||||
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