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騎士団長殺し
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【この小説が収録されている参考書籍】
騎士団長殺しの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全407件 21~40 2/21ページ
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13歳の子の話す言葉に違和感がありすぎて、芦田愛菜でもあんな返答しないだろってところや、胸の膨らみを気にしてたとしてもぜーーーったいにおっさんにそんな事打ち明けるわけがないので、村上春樹の願望なんだろうなと思うと女の子のシーンは話に没入でき無くなります。あと、やっぱりすぐセックスするところはおなかいっぱいです。 でもストーリーはめちゃくちゃ面白いです! | ||||
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第一部〜第二部途中までの主人公の画家と謎の隣人との掛け合いが、読んでいて全く飽きない。奇妙で、ちょっと恐ろしさもあるけど、先が気になってどんどん読み進めてしまいました。 第二部後半から最後はぶっ飛びすぎて置いてけぼり感をくらった感じ。 それにしても「街と、その不確かな壁」と共に世間からちょっと離れた隠遁生活の主人公(それなりに刺激はある)に憧れる。 | ||||
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やっと時間ができ、念願の「騎士団長殺し」を読むことができた。通勤の行き帰りの電車を利用し、5日間で読み終えた。充実した時間だった。過去の自身の小説のオマージュであり、村上ワールドを楽しめた。ただ、騎士団長というドラえもんのような存在が登場したりして、子供向けの小説の様相になり、また、長編小説全来の整合性がとれなくなってきていると感じた。これは村上春樹が歳を取った衰えからきているものだと感じた。読者も村上春樹を初めて知った時の斬新さやワクワク感に慣れてしまい、感動も薄くなって来ているのだと思う。とはいえ、今後も村上春樹の作品は読んでいくつもりだ。なぜなら面白くて楽しいからだ。 | ||||
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時間ができて念願だった「騎士団長殺し」の読書ができている。村上春樹の小説を読むのは至福の時間だ。通勤の電車の行き帰り、帰宅してからも読みふけっている。今日で4日目だが、3巻まで読んだ。2巻で騎士団長が顕れ、主人公と会話するようになった時は、子供漫画の乗りになってしまったかと拍子抜けしたが、それからは水準が下がらず、3巻も楽しい村上ワールドを維持したまま、いよいよ最終巻を迎える。13歳の少女・秋川まりえが行方不明となり、どんな展開になるのか楽しみである。 | ||||
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村上春樹の文章は読みやすく、おいしい蕎麦をつるつると食べるように、すらすらと読め、かつ気持ち良くさせてくれる。1巻が面白く、この2巻に突入したが、途中で騎士団長のイデアが顕れ、主人公と話をするようになってから、子供漫画の様相を呈して来た。村上春樹も歳を取ったんだと感じた。文章は以前より上手になった。しかし荒削りの若い頃より勢いがなくなった。まだ途中だが、この作品は面白いが、長編の最高傑作にはならないなと感じている。 | ||||
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やっと時間ができて、念願の「騎士団長殺し」を読み始めることができた。やはり村上春樹の長編はいい。ストーリー展開がワクワクするだけでなく、読み心地がたまらなく良いのだ。至福の気持ちにどっぷりと浸からせててもらえる。こんな作家は稀有である。文庫4冊のうち、まだ1冊を読み終えたばかりで、まだまだこれから楽しめると思うと、何ともいえぬ幸せを感じる。それ程、村上春樹の長編は魅力あるものなのだ。 | ||||
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まだ上編、全体の1/4巻なので、物語でなく、朗読のレビューになる 一般的な朗読を連想して聴き始めたのが、章見出しを聴いたところでひどく驚いた いわゆる朗読とも朗読劇ともラジオドラマとも違う、これは新しい演劇じゃないだろうか 原作がそういう形式だから、ということもあるだろうが、読み手が「私」なので、ト書きが存在しない。脚本などで言うところのト書きも「私」なのでト書きではないのだ 登場人物はそれぞれのキャラクターが想起される声で立ち現れる 同年代の男性も女性も大きく抑揚を変えてるわけでもないのに混ざることなく、それぞれの感情を伴う でもそれらは「私」が脳内で思い出している人々なのだ 最初に驚いたのも、勝手に作品の区切りとしてしか捉えていなかった章見出しが、それを発話した人の声で読まれいたからだ。章見出しもただの区切りでないことを主張している 村上JAMでの「夜のくもざる」も素晴らしかったが、高橋一生自身が村上作品の大ファンであるとのことで、彼の中にはすでに登場人物が血肉を持っているのだろう 朗読には読み手の解釈が入るものではあると思うけれど、 読み手がここまで解釈し、腑に落とし、聴き手の前に世界を展開する これは村上春樹原作を翻案し、上演された演劇であると思う 下巻の公開、続く第2部が待ち遠しい | ||||
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普通に面白い、ラスト以外は面白い | ||||
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どんな声でどんな口調で、語るのかと思えば、最後まで心地が良く聴くことが出来ました。親友との会話、女性との会話、免色との会話、どれを聴いても聴いている場面が目の前に見える様だった。自分で読むよりも話に惹き込まれて驚いた。下巻もお願いします。 | ||||
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村上春樹ワールド健在という感じ。不思議なストーリー。ストーリーを楽しむというよりも村上春樹の表現、文章を味わうという方がしっくり来る。その意味で、村上春樹ファンの方はぜひ。初めて読む方なら1Q84の方が入りやすいかもしれないと思います。 | ||||
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村上春樹さんの小説は文章の妙味がある。独特の比喩は秀逸にして唯一無二。またその世界観も独特で村上春樹ワールドに惹き込まれて行く。僕の中では『読む』というよりも『味わう』小説 | ||||
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村上作品を中学生から読んでいますが、文章はいつもながら面白いし描写もテクニック的にも素晴らしいと思います。 アラフォーでスマホの使わない主人公の世界観と最近の出来事が複合されるのは奇妙な感覚、小さな子供の描写にだけ急にリアリティがないなとか、細かなところを個人的にはへへとは思いましたが… ゴッホとか燃やしてしまう作品とか主人公の葛藤、金のためだけでなく自分のための芸術を捨てきれないというか、その狭間で葛藤しながら生きるアーティストの誠実さ?というか、だから金出したくはなりますねって…関係ないとこで感傷に浸りました 一回しか読んでないのでなんも言えませんが、いつもより終わり方がベタは感じがしたのは気のせいでしょうか?さらに続くのですかね?顔のない男のプロローグの回収があるのかと思ってたんですが… | ||||
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村上春樹の独特の文体と世界観に魅了されます。 ★4としたのは個人的には1Q84ほどは魅了されないからですが、面白く魅了されることには変わりありません。初めて読む方は1Q84の方がいいかもしれません。 | ||||
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上巻を読んで…。 現実から非現実へと重なり合いながら いつもの様に淡々と物語りが進んでいきます。 この空気感が、村上春樹の物語のとても素敵なところだと 私は思います。。。 いつの間にか引き込まれて一度二度と読み返してしまう。 さあ下巻が楽しみだ。 | ||||
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これから楽しみです | ||||
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夢か現実か、具体的にイメージが浮かぶ妖精が時々登場しては何かを提示し、訴え、いなくなります。その後、画家の主人公が謎の豪邸から長いトンネルを進み庭の竪穴に帰還するまで、展開にワクワクしました。 しかし、主人公が不倫相手の人妻と別れ、平穏な生活に戻るという結末。騎士団長や顔のない男の残骸はそのままに。結局何が何だか分からないですが、大変面白かったです。 | ||||
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kindleで購入し、読み終えました。 いくつかの主題やモチーフがどのように展開されていくのか楽しみながら読みました。 前半部分は良かったと思うのですが、終結部分は盛り上がりに欠ける作品でした。 また次を楽しみにしています。 | ||||
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文庫で全4冊読了しました。この作品は、作者の過去の作品と重なる点が多々あり、いわば、素材が同じで、調理法が違うのかなという感想を持ちました。 ・井戸と異界がつながっている。(「ねじ巻き鳥クロニクル」と同様) ・なんでもかんでも知っている人物(?)がいる。さらに地底探検がある。(「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」と同様) ・少女が巫女の役割をする。(これはハルキのいろいろな作品と同様) 絵画や画家についても、作者がかなり勉強したものと思われます。 画家によっては、書いた作品によって、あるもの(悪いもの)をこの世に呼び出してしまうかもしれないという警句や、今読んでいる本のタイトルを他人に教えると不思議と読み終えることができないという指摘には、実は自分も思い当たるフシがあります。やはりハルキは不思議な作家だと思います。 しかし、この作品は、ハルキの以前の作品と比べて、大きな事件はほとんど起きていない、と言えると思います。それは主人公の冥界巡りによって、事件が大ごとにならないように、未然に防止されたのかもしれませんが。 | ||||
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久方ぶりの村上春樹作品。時間がないことにかまけて離れているうちに作品が増えていたのはありがたいことだった。 1、2巻の感想はこれまでの長編と比べて作品への没入が容易だったこと。これには驚いた。村上作品は正座して姿勢を正してではないにしろ、作品の世界観に向き合うために一定の構えが必要だったと考えていた自分には軽い衝撃だった。 確かに普通じゃない(印象の)人は多少出てくるが、それも過去の作品に対して考えると挙動も至って普通だ。自分の年齢と捉え方が変わったのだろうか。 とは言っても終盤に向かうにつれてそういった捩れた世界観への入り込みは発生するが、それも現実世界と時間軸や空間的にも越境せず、違う場所に運ばれ一定の時間が経過していたことも意外だった。 いつもここの登場人物は深いところか暗いところか狭いところに運ばれる必要があるのだなというのはもうご愛嬌だが。そうしないと何かを超えたり得たりすることは許されないかのようだ。 文庫で4巻を味わうには充分な密度だった。他の作家のようにスイスイ読み通していけないし、やはり考えながら読むことは疲れる。でもそれだけの重みが、自分が「作品」を読んでいるという確かな満足感をくれる。 星の数なんて人の数だけ主観はあるし何の意味もないけれども、それも自分の主観に基づいて考えると星5であったことは間違いない。払った対価に見合うだけの価値と時間を費やすことができた。 ただ、単行本であれば対価に対して同じ感想は得なかっただろうな、というのが正直なところだ。 | ||||
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本書では「ポリフォニー性」を感じる。登場人物が、オーケストラの各楽器のように、それぞれが独自の音を発しているかのように見える一方、全ての音を合わせれば何かしらの意味のあるメッセージを随所で発している。 「大事なのは無から何かを創り上げることではあらない。諸君のやるべきはむしろ、今そこにあるものの中から、正しいものを見つけ出すことなのだ。」(騎士団長)、「我々はそのような素晴らしく高い性能を持った器官を天から与えられたというのに、残念なことに、それを十全に用いるだけの能力をいまだ獲得していないのです。」(免色)、「知ってる?アリスって本当にいるんだよ。嘘じゃなくて、実際に。」(妹)、「まりえは肯いた。『目に見えるものが好きなの。目に見えないものと同じくらい』」(まりえ)、「絶対的なものなど何ひとつない。痛みだって何かのメタファーだ。この触手だって何かのメタファーだ。すべては相対的なものなのだ。光は影であり、影は光なのだ。」 五感をフルに活用して、自分の周りの世界をできるだけ相対的に捉えることが大事なのだろう。そのためには目に見えるものだけでなく、見えないものを感じる力も必要。それらを含めて世界を相対化し、評価する。自分が今送っている人生も相対的なもの。どこかで何かが違っていれば、どこかのタイミングで気が変わって予定を変えていれば、全く異なる人生になっていたかもしれない。逆に言えば、自分を含めた今の世界は、色々な可能性の中から選ばれた一つに過ぎない。 | ||||
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