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異邦人



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【この小説が収録されている参考書籍】
異邦人(いりびと)
異邦人(いりびと) (PHP文芸文庫)

異邦人の評価: 3.91/5点 レビュー 107件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.91pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全75件 41~60 3/4ページ
No.35:
(5pt)

最後の最後の展開

いやぁ…面白い!京都のことを大変知るよき、勉強になりました。
異邦人(いりびと) (PHP文芸文庫)Amazon書評・レビュー:異邦人(いりびと) (PHP文芸文庫)より
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No.34:
(4pt)

共感して読む本ではないけど、京都文化記録の書

wowowのドラマを観た。実在の美術館が登場し、楽しめた。
ただ、いくつかの違和感。
主人公が、妊娠初期に、京都に逗留する、という設定。つわりがひどいのか?
こちらは、汚い話だが、嘔吐しながら、家族の食事の用意をしたというのに。なんという差だ…
ところが、原作では、2011年3月、東日本大震災原発事故のあと、放射能汚染を避けて、京都に避難してきた、ということだった。

それにしても、美術界に関わろうとする人々の経済力には、驚くばかりだ。

もうひとつの違和感。
「今」の話なのに、昭和のにおいがする。
画壇、芸妓。
この画壇は、昭和40年代?
バブル期に頂点にあった画家は、絵を1枚売れば、1年間暮らしていける、くらいに、絵の価格は高騰していたらしい。そして、若手たちは、無所属が増え、実力のある画家は、海外で活動するようになる。
芸妓。芸妓希望者が減って、システムを変えた、というニュースを、かつて聞いた。昭和に。芸を覚えるのに、少女たちは、10代から、この世界に入る。性的な話は……
これで、芸妓さんたちは、動く美術品であり、アーティストになった、と、思うのよ。少女たちも、喜んで、この世界に入っていったのじゃないかなあ。
作者の経歴を見れば、もっと詳しいんだろうと思うけど。ストーリー展開のために、そうした?
ネタバレ注意で、これ以上は書かないけど。

『パウル・クレー展』 2011年3月12日(土)~5月15日(日)京都国立近代美術館にて。
クレー展を観に行った記憶があるのだけど、この時だろうか?ドラマは、京都市立美術館で撮影したものと思われる。
50歳を過ぎて、ようやく、外出できるようになった。関西に住みながら、京都も奈良も、知らなかった。今頃だけど、年に数回、美術館・博物館を訪れるのが楽しかった。仕事の都合があるので、前日、この日、と決めて出かける。今は、コロナ禍で外出できないけど。
東京で働いている女友達に、もったいない、と言われたことがある。同郷で、東京でインテリアコーディネーターをしている彼女には、京都は魅力的な場所に見えるらしい。何故、出掛けないの?と言われた。
明治・大正世代に囲まれていたから、縛りがきつかった。ところが、昭和の女性たちは、案外、自由に行動し、発言する。やはり、私の特殊な環境によるかもしれない。もうひとつの違和感が、これ。
小説に出てくる女性たち。昭和40年代までかなあ。大正生まれまでなら、アリ?それとも、セレブの世界は、違うんだろうか。

解説に、川端康成『古都』をお手本としている、と、あった。谷崎潤一郎『細雪』も、あの優雅な関西言葉を記録するために書かれた、と、何かのテレビ番組で知った。
ということは、京都文化を記録するために書かれた、とも、考えられる。

正直言えば、主人公の女性には、共感できない。共感を求めている、とも思えないしね。だから、価値があるのよ、と、言われているようだ。美の女神は、人間の価値観を超越する?
原田マハさんの作品は、初めて。評価は高いらしい。
私にとっては、世界が違うかも。
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No.33:
(5pt)

ただただ残念です。

原田マハさんの作品が好きです。さらに今回は、川端康成の古都も好き、岩下志麻主演の映画「古都」も好きだったのもあり、わくわくしながら読みました。が、当然、原田さんの代表作「カフーを待ちわびて」も読んでるわけで、(ネタバレになるので中略)ただただ残念です。ぼくは、読書家というほどにたくさん本を読んでいるわけではありませんから、もしかしたら、他の小説家も今回のような書き方というか、作品を残しているのかもしれません。たまたまぼくが、原田さんの作品が好きで、いろいろ読ませていただいていたために、ぶち当たってしまった現実なのかもしれませんが、やはり「残念」という思いしかありません。残念というより、ガッカリの方が近いかな?とはいえ、最後の方までが、ぼくにわくわく感を与えてくださったという点で星は5つです。
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No.32:
(5pt)

景色・行事・日本画壇・京都人、オール京都を書き尽くした書。

星5個です。京都の全て、京都画壇の全てが良く分かり、家族のストーリーも素晴らしかったです。一気に読み終えました。原田マハさん凄いです。
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No.31:
(5pt)

京都 行きたくなります

原田マハさんが好きで何冊か読んでいますが とても読みやすく 物語の中に入って行きやすかった
楽しみました
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No.30:
(5pt)

京都の情感

京都を感じます。
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No.29:
(5pt)

面白かったです

最後の展開が意外性あり、どうなるんだろうと思いながら読み進められますよ。
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No.28:
(5pt)

楽しく読めました

原田マハさんらしい美術関連の描写や裏話と京都の情景描写に、最近のドラマにも好まれそうなドラマチックな展開が少し加味された物語でした。

原田マハさんの作品はどれも好きです。自身は美術品には詳しくないのですが、MOMAでモネの大作をみた時の感動は言葉で言い尽くせないものがありました。モネの作品の多くに心が踊らされます。そのモネを彷彿させる睡蓮の屏風を想像するだけで何だか興奮させられます。若中の日本画も好きなので、モネのような、若中のような、道行く人を圧倒させる絵を想像すると、そして、祖父からの遺言を受け継ぐ決意を想像すると、菜穂の気持ちに寄り添えてしまいます。そうなるのかもしれないと。そもそも住む世界が違う話なので。

京都の情景描写も美しく、新緑の京都や苔の美しさを想像するだけで心が落ち着きます。そういった環境に身を置いていくことで、菜穂の心情に変化がしていくということだけでも読んでいて楽しめたのですが、物語は大どんでんに展開していきます。毎回、小説の伏線には気づかないのですが、この小説でも、「そうきたか、」と驚かされました。

美術品の描写とそういったビジネスの話で完結していくのかと思いきや、
とんでもなくドラマチックに展開していきます。サスペンスの要素、韓国ドラマみたいになるのかとびっくりした瞬間に幕は閉じます。

もう少し続きがあってもよさそうなところで終わるのですが、読み物としてはこれぐらいでいい気がします。飽きることなく一気にさっと楽しく読めました。
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No.27:
(4pt)

際立つ才能とそれを感じ取る感性

原田マハさんの作品を全て読んでいるわけではないですが、著者の持ち味を最も良く発揮できた作品の一つかもしれません。
解説によれば川端康成の『古都』が背後に響いているとのことですが、確かにそうかなと思えます。
資産家が没落しかけるというのはちょっと『細雪』を連想しますが、関連はありません。
冒頭の文章はちょっと『雪国』を連想させます。

絵画の才能というものとそれを感じ取る才能。
物語の中では新人画家の作品に対する感じ方の違いも描かれます。

伏線が色々張られています。
親子ではなかった、祖父と孫ではなかった、自殺ではなかったなどなど予想しない展開がありますが、決して突飛ではありません。
個人美術館。どれだけお金があったらそれを持ち維持できるのか見当もつきませんが、その存在があまりにも自然に描かれていて実感しづらいですが千葉市には現実に写実絵画専門の私設美術館があるので決して絵空事ではないですね。
画廊が危機に瀕する事件が起こりますが、それを起こした人物についての描写はちょっと物足りない印象です。

新人の女流画家は復讐をしたのだろうか?
実際に風邪薬による殺人事件というものが起きているのであったのかもしれませんが、老画家の病の原因は説明されているのでその可能性は少ないかもしれませんが、あったのかもしれないと思わせます。

京都の風景、季節の移ろい、魅力的な行事、京都人というもの、画壇の内幕、画廊というもの、画廊と画家、画廊と美術館、まもなく子どもが生まれる夫婦というもの、3.11以降の日本などなど多くのことが盛り込まれていますし、ゆっくりと動き出した物語が熱を帯びうねりを持って動き出すにつれ本を置く時間が惜しくなり一気に読み進めました。
もう一度初めから読み返してみよう、そう思わせる作品でした。
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No.26:
(4pt)

サスペンスドラマ小説?(笑)

京都が舞台であり、京都本大賞作品というので興味を惹かれました。私自身も京都で住んでいたこともあり地名などからイメージができてより楽しめました。以前原田マハさん作品「キネマの神様」を読んでいて、読後にやや戸惑いも感じました。
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No.25:
(5pt)

京都の粋と底力の結晶

美の真髄を語る上で、京都は抜きんでた存在。
それを絡みゆく人間関係の中で見事に描き切った
作品と言えます。
是非、続編が読みたくなる、そんな名作です。
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No.24:
(5pt)

京都という街の独特の香りのする話

マハ先生の作品は、いつでも美術を堪能できる。言葉の端端から、美しい絵画や情景想像する。この話は、そんな美術作品たちを、文字で楽しみながらも、物語にちりばめられた点と点が、終盤に進むに連れて爽快に全てが線で結びつく話だった。登場人物たちに隠された秘密を、単なる「面白い」という感情だけで読み進めるのではなく、京都、芸術を感じながら、しとやかに明らかに出来るのは、原田マハ先生だからではないだろうか。
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No.23:
(5pt)

傑作

男女の仲を超えた深いつながりが、やはりあると思う。京都を舞台に、芸術への執着、才能がこの作品で玄人と素人の差がはっきりと描かれる。不甲斐ない夫が淘汰され、逆境の中でも我を信じ、力強く生きる妻の様子など、一種のフェミニズムのような、読んでいてとても爽快である。
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No.22:
(4pt)

読みやすい

初めて原田マハさん著作を読みました。
美術素人でもわかりやすく、面白く、取っつきやすいお話。他にも読んでみようと思います。
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No.21:
(4pt)

これはいい

非常に面白かった。
表現のスタイルも良かった。
お気に入りになりましたよ。
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No.20:
(5pt)

予想以上

圧倒的な力を持って迫ってくる小説でした。久しぶりに素敵な小説に出会えた気がします。文字だけで作品や登場人物をありありと描き出す著者の実力を目の当たりにしました。
インディペンデンスデイのような軽いタッチの作品ではなく読み応えたっぷりの名作だと思います。
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No.19:
(4pt)

一気に読みました

京都が舞台ということで、とても身近な気持ちで読みました。
出てくるシーンも、あ、このお店‥!あ、ここの道‥!など想像しながら読みました。
内容も素晴らしく、どう展開していくのか最後までドキドキしながら一気に読みました。
本屋大賞をとった作品、頷けます!
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No.18:
(5pt)

原田マハの世界

いつになく本の中に吸い込まれてしまう。
世界観が美しい。
今度はゆっくり味わって読みたい。
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No.17:
(4pt)

まだ続くのかと

エンディングがミステリアスで真実が気になり、唐突な最期にやや戸惑いました。菜穂の夫婦の絆への稀薄さがどこから来たのか、知りたかったです。
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No.16:
(4pt)

人間関係は複雑怪奇です

原田マハさんの作品は「楽園のカンヴァス」「暗幕のゲルニカ」がとても好きで、こちらも読ませていただきました。

原田マハさんの小説は、自立して信念を持った女性、恋の実らない男性が出てきますが、こちらは、主人公の女性が甘えたなお嬢様から強かな女性なる様が描かれています。男性は恋が実らないのではなく、愛を失います。

この主人公の女性、一見するとただのワガママ娘なんですが、類まれな鑑識眼を持ち、芸術を愛しすぎる娘さんです。作中に「名作は、一時期手元に置けるかもしれないが、永遠に誰のものにもならない」というようなことを言っている場面がありますが、これはまさに主人公のことだと思いました。美を愛して、求め、誰のものにもならない女性。

所謂ハッピーエンドではないので、楽園のカンヴァスの読後感とは違います。。ご注意ください。
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