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(アンソロジー)
メアリー・スーを殺して 幻夢コレクション
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メアリー・スーを殺して 幻夢コレクションの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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新品購入しました。ですが、サイドが削れていて本も黄ばんでおり、とても新品とは思えないものが届きました。残念です。 | ||||
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良いです | ||||
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Amazonで購入していませんが、思ったことがありましたのでレビューだけさせてください。 ※一部ネタバレ注意です。 まず、私は題名に惹かれて読んだ者なので、題名のもの以外はぱらりとしか読んでいません。 結論だけ言うと、メアリースーについて詳しく知りたい人や本当にメアリースーに打ち勝ちたい人にはお勧めできない本だと思います。 メアリー・スーを題名にするもの自体少ないですし、有名な方の様なので期待して読みました。 期待したものよりは深い話ではなく、ショックです。 話もざっくり端折っていうと【努力した主人公が小説のメアリースーを殺す事で小説家として成功した】 というものでした。 努力しようと意気込んだ主人公の行動力などは尊敬できるものです。しかし、それで現実に満足したから痛い夢小説を書かなくなった。だが、周りが自分を求めるので小説家になってみようと思った。 あまりにも出来すぎている話です。 前半、主人公は自発的な性格でした。自分でやりたいことを欠点を探して、それを行動力に移す。まさに主人公の様に【メアリー・スー】に打ち勝とうとしていました。しかし、後半の彼女は外発的になってしまっています。行動のきっかけは全て他の人から与えられた機会であり、自分で決めている様で自身から行動していない。これも諸説ありますが、メアリー・スーの一部だと言われています。このお話や主人公自身が、暗にメアリースーを比喩しているのなら、むしろよく出来た話だと思います。気付かぬ内に自身がメアリースーになってしまう展開としては比喩が斬新で是非読んで欲しい本になると思います。いや、☆5ですね。 しかし、それではこのお話の題に沿いませんし、その解釈だと矛盾する点が出てきます。 メアリースーは、定義や基準が曖昧な言葉と一つです。だからこそ、メアリースーについて深く考えや解釈を用いたものだと期待しました。ですが、最終的ににはメアリースーを殺せた筈の主人公が周りから認められ褒められるメアリースーと成り果てて、メアリースーを殺せていない。メアリースーを殺すために、メアリースーが生まれる。イタチごっこになっていると思いました。メアリースーを重要視していないのならば、別の題名でも良かったのではと思ってしまいました。 長々と失礼しました。 文自体は読みやすかったので、このレビューを見て読んでみたいと思った方はぜひ手に取ってみてください。 ただ、メアリー・スーについての詳しい描写はほとんどないのでメアリー・スーについて詳しく知りたい場合はお勧めできません。 | ||||
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馬路まんじって作者、あれ成功した100日後のワニですよね? そんなのと絡んでることに幻滅しました。 ただ、これをきっかけに乙一さんの作品を読んでみました。 何冊か読んだ中では一番楽しめました。 | ||||
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とても素晴らしい作品集でした。 「ある印刷物の行方」が「暗黒童話」を読み終えた時の衝撃と切なさに一番近かったような気がします。辛いことばかりだったけど、乙一さんの作品に没頭しなんとか生きていた10代の頃を思い出しました。 | ||||
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乙一さんの複数の名前の作品を一度に楽しめるのが素敵。 解説も面白かったです。 | ||||
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漫画で「山羊座の友人」を読んで面白かったので購入しました。 色んな人のアンソロジーだと思っていたのですが、全部同じ作者で別名義だったんですね。 読みたかった「山羊座の友人」はやっぱり良かったです。 異世界から風に運ばれていろんなものが届く家に住んでみたい。 ひどい事件の被害者たちの悲しい復讐。そして「彼」の美しい献身。 切ない終わり方で、余韻がよかったです。小説でもやっぱり面白かった。 | ||||
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乙一の小説が大好きなので購入しましたが、届いた本がちょっとしわくちゃでした。すばらしい小説です。 | ||||
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世知辛い現実に潰されそうだった不細工女子が、メアリー・スーを抱えて物を書き。 メアリーを邪魔に感じて、呪縛から逃れるため自分磨きをし、メアリーから離れることで、どんどん現実に受け入れられる…。 これは、本当に幸せなのかな。 メアリーと一緒に生きていくのも、ある意味幸せなんじゃないかな。 本当に辛かったらメアリーのことなんか考えて現実逃避してる余裕もないよ。 すばらしい作品でした。 | ||||
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わかる人にはわかる、同一人物によるアンソロジー。 文体、内容によって名前を使い分けているが、 その差が並べられることで明確になった感はあります。 根っこの部分は同じだからでしょう。 これは嫌い、これは好きというのはなく、全部好きでした。 本名による解説にもっとボリュームがあれば、よりよかったです。 | ||||
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久々に乙一ワールドを体験できてすごく満足しました。やっぱりこの人の世界は無限大です。 | ||||
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元々黒乙一系の作品が好きな者です(GOTHとかZOOとか)。中田永一と山白朝子で言えば山白朝子派。 『ある印刷物の行方』と『エヴァ・マリー・クロス』がとても素敵なお話でした。黒乙一が好きな方には是非おすすめしたいです。 本書には7つの短編小説が収録されてありますが、個人的には好きな作品とそうでない作品が大きく別れました。上に挙げた2つの作品は文句なしに評価5で、その他は2〜4、場合によっては1といった感じ。ですから総合的な評価は4にさせて頂きました。けれど評価5の話が2作あっただけでも、買ってよかったと感じました。 色んな乙一が楽しめる1冊ではあると思います。乙一さんのファンならどれか1つはぐっとくる作品があるんじゃないでしょうか。乙一ファンで購入を検討している方は是非是非。 | ||||
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乙一さんらしい、期待を裏切らない作品でした。短編集(そんなに短くはない)になっていますが、最後のお話がほんとに怖くて眠れなくなりました、眠れるようにはなっても電気をつけっぱなしでないといけないのが1週間くらい続きました。 でも面白かったです、アドレナリン、、 | ||||
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さわやかな白乙一からゾッとする黒乙一まで 昔を思い出させる珠玉の出来でした。 タイトルにもなっている作品が特によかったです。 | ||||
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4人の作家が異なる雑誌に掲載した中・短編6作と書き下ろし1作を合わせた1冊。と、思いきやすべて乙一氏の作品だそうで、知らない人にとってはこれが一番びっくりする仕掛けかもしれません。しかも各作品の解説者も同一人物とは徹底しています。 高校生たちが主人公のシリアスで切ない学園ミステリーの「山羊座の友人」や、何となくコミカルだけど題材は深刻で、でも最後は甘酸っぱさが残る「宗像くんと万年筆事件」など、言われてみれば乙一ワールド全開のような気もします。更に後半3編は作風も変わりホラーテイストになりますが、それぞれ哀切感や薄気味悪さがたっぷりです。そして前作にラストの余韻が心に残ります。 その中でも表題作の「メアリー・スーを殺して」が印象的です。主人公が現実と創作の世界に折り合いをつけ、成長していく姿が微笑ましくタイトルから想像もつきませんが爽やかな快作と思います。 | ||||
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一冊マルッと乙一ワールドです。 乙一ファンには最高にうれしい一冊です。 乙一さんがいろいろな名義で本を出してるのは知っていましたがこうやって一冊本になってくれると一度にそれぞれのテイストを楽しめるのでお得感でいっぱいです。 なんだかありきたりなレビューになってしまいますが「買って損はなし!」な作品です! | ||||
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「私は存在が空気」は白乙一だったがこれは全部黒乙一で、 せっかく4人で書いてる(?)意味がない。 小説のセオリーを捨てて書いたという「猿」は 渡辺浩弐っぽくって新鮮味がないし、 「メアリー・スー」も「猿」と主人公の成長パターンが同じだし… ほかもありがちなライトミステリばかりでがっかりした。 「エヴァ」も作者がこういう話書きたかっただけでしょって感じ。 唯一「トランシーバー」だけが白路線だしおもしろかった。 「私は存在が空気」がよかったから乙一復活に期待したけどこれはぜんぜんだった。 そもそも発表時期がばらばらすぎる。スランプ状態の作品を集めたのかというくらいに。(そもそもこれまで書籍化されなかったくらいだし、評価の低い作品ばかりなんじゃないかな) | ||||
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知らない人のために念のために書いておくと、 この「乙一、中田永一、山白朝子、越前魔太郎」という4人の作家、実は全部同じ人なんです。 作品のテイストによって名義を変えて活動しておられる作家さんで、だからこそ今回のような面白い企画も実現しました。 ファンとしてはこんな夢のような企画を考えてくれた方に心から感謝したいです。 ちなみに解説をされている「安達寛高」というのもこの人で、自らの多人格な作品群を素で冷静に解説してるのが面白いですね。 やはり名義を変えて書き分けてるだけのことはあって、 学校を舞台したライトな謎ときモノから背筋に冷たいものを感じるような不気味なホラーまであり、 どの作品も世界観が違い、バリエーションに富んでます。 私が特に好きなのは山白朝子名義の「トランシーバー」。 この作家が新人だった頃、夢中で読み漁ったころの切なくて、でもほんのり怖くて・・・・みたいな世界観であのころを懐かしく思い出しながら読めました。 | ||||
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別名義の多さに定評のある乙一氏による短編集。 この一冊でさまざまなジャンルがたのしめる。 個人的には書き下ろしの「エヴァ・マリー・クロス」がおすすめだ。 グッドエンドが求められるこのご時勢に、堂々とそうでないものを書くあたりが著者らしいと感じる。 唯一残念な点としては、あとがきがないことだ。 著者のあとがきはおもしろいと定評があるだけに、ファンとしてはさびしさを感じる。 | ||||
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「乙一」名義で有名な安達寛高氏による、多人格作品集といえる内容。 『愛すべき猿の日記』…父の遺品である「インク」が母から届いたことを端緒に 人生を劇的に変化させていく主人公の姿が、バタフライ効果の壮大さを物語る作品。 『メアリー・スーを殺して』…愛すべき二次元世界と現実とが相互に影響を与え合う先に、 主人公がそれぞれの価値に改めて気付いていく様に、筆者の二次元世界への愛情を伺わせる作品。 『トランシーバー』…震災で家族を失った主人公が、遺品のトランシーバーで亡き息子と通信する中で 精神の平衡を保つ様は、時には幻に救われることもあると教えてくれる作品。 『エヴァ・マリー・クロス』…あるアメリカの町で「人体楽器」の噂を耳にし、その謎を追う中で怪しい屋敷に辿り着いた主人公。 そこで体験する光景は、キューブリックの『アイズ・ワイド・シャット』を彷彿とさせるほどダークでミステリアスな作品。 …ほか全七編を通して、名義毎に色を変える筆者の多彩さと、通底するシュールさとリアリティの絶妙なバランスに感心する。 | ||||
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