■スポンサードリンク


黒き微睡みの囚人



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
黒き微睡みの囚人 (竹書房文庫)

黒き微睡みの囚人の評価: 4.25/5点 レビュー 8件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.25pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

評価出来るのは設定とインパクトのみ…作者の力量不足☆

夏季休暇中にふと思い出してレビューした一冊。
独裁者の代名詞たるアドルフ・ヒトラーが、権力獲得直前で「大転落」と呼ばれるアクシデントでドイツを追われ、亡命先のロンドンで何故か私立探偵で糊口を凌ぐといった小説作品。
請け負った失踪事件やその捜査中で出会した殺人事件などを追うといったハードボイルド調でありながら、孤高の騎士を気取る反面、SМに興じる(ヒトラーこと“ウルフ”はМ!)姿には、思わず吹き出さざるを得なかった(#^.^#)
ただ謎解きとしては物足りなさを感じました…どうせなら、史実を大胆に改変したこの作品世界の深層ー大転落の原因等ーに迫るような血と暴力と謀略が渦巻くスリリングなモノにしてほしかったですね。
また、中盤以降はアウシュヴィッツで刻々と死の時を迎えつつあるとある作家の日々ー現実世界ーとの交差で、この作品世界がその作家の想像(妄想)であることが示唆されているのですが、そのアイディアには面白みを感じるものの、二つの世界を上手く捌ききれているかと言えば、これまた不十分に感じました。
それでも、イギリス・ファシスト党の支援でヒトラーの権力復帰への光明が見えたと思いきや、ゲーリングでもゲッペルスでもはたまたハイドリヒでもない“ダークホース”の登場により、エルサレムへと追放される“オチ”を評価しまして、☆3つと致します♪
黒き微睡みの囚人 (竹書房文庫)Amazon書評・レビュー:黒き微睡みの囚人 (竹書房文庫)より
4801917496

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!