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ある男
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ある男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全191件 41~60 3/10ページ
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ある男谷口大祐が林業の事故で死ぬ。彼の妻里枝はその前に前夫の間に出来た次男を亡くし、 夫とも離婚している。優しかった谷口との数年間はお互いにとって幸せな時だった。だが、その 大祐の兄が弔問に来た時、大祐の写真を見て、これは大祐ではないと言い出したことから事件が 始まる。里枝の離婚の際に力になってくれた弁護士の城戸にこの亡くなった夫がだれであったのか 調べてくれるように依頼する。城戸は、誠意のある男でビジネスを離れて誠心誠意真相究明に努めて くれる。そして事件の真相がやがて明らかになる。戸籍の売買を通じて自分の過去を人と交換すると いう筋書きは何となく読めていたが、人間にとって幸せとはどういうことか、それが如何に簡単に 消え去り、あるいは人はその存在さえも見逃しているか。この重い物語の中で最後は明るさの見える 形で終わってくれているのが救いだ。この著者平野啓一郎の作品は今回初めて読むが、妙に難しい 言い方をしたり難解な物語にならぬような筋運びは極めて好感が持てる。登場人物たちのバックグラウンドや 生い立ちに触れながら、話の肉付けも巧い。最近映画化されている作品だが、映画も観たくなった。 | ||||
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人は誰しも、自分の人生はこれでいいのかと迷う時期から、ふと気がつけば、これで良かったのかと思う時期へと移行している。 そんな中年に差し掛かった自分には刺さる小説でした。 物語は1人の男が亡くなり、実はその男が過去も名前も偽っていた所から進んでいく。自分も男の正体は誰なのかと言う物語に興味をもった。ただ自分が1番深く引き込まれたのは、その男が誰なのか調べてほしいと依頼を受けた、弁護士の城戸のほうだった。 城戸は誠実に男が誰なのか調べてほしいという依頼に応じながら、一方で妻との考え方の不和やセックスレスに至っている事を悩んでいる。パートナーと自分のどちらが悪いという単純な問題ではない、積み重なった少しずつのズレ。なんかわかる気がした。 また城戸が自分の人生はこれで良かったのだろうかと、違う世界線を今更実現可能性はないと十分理解しながらも想像してしまう姿は他人事ではなかった。 人生の半ばが過ぎたと思っている人には、読むと何かしら感じるものがある小説だと思う。 また人生の半ばが過ぎたからこそ、感じる事ができる事もあるのだと気づかせてくれた小説です。 | ||||
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宮崎県S市で、ある男が事故死した。 しかし、その男は、戸籍の男本人ではなかった。 弁護士の城戸は、亡くなった男の妻(里枝)の依頼で、 ある男の素性を調べはじめる。 全体に物悲しい雰囲気の小説。 城戸は、ある男が歩んだ人生を調べる中で、 自らの出生や家族の事に思いを馳せる。 ある男は、里枝と家族と暮らした約4年間は、 本当に幸せだったと思う。 今後、里枝の家族が幸福に強く生きてくれ事を望む。 | ||||
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Great book! Highly recommended! | ||||
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色んな境遇の登場人物に対する作者の深い洞察が刺さります。 最終的にはじんわりします。 | ||||
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原作がはやりいいです。映画では全て表現出来ませんから…!(^^)! | ||||
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ようやく、平野氏の作品を読むことができた。書き出し から、現実の話なのか、小説の導入部なのか、惑わせるようなスタートで、興味を引く。映画になったのを知ってから、アカデミー賞の受賞番組を観てから、映画は観ずに、 キャストだけ知って読み始めたので、どうしても安藤サクラが出てきてしまったが、あまり影響はなかった。 読み終えて、やはり、作者の意図通りなのであろう、序章に戻ってしまう。自分は本当は何者なのか、何の迷いもない人生を、ありがたく思う。 | ||||
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謎解きの様な、サスペンスのような話なのかなと読み始めて、とても色々な難しい問題がいくつも重なって現れて、一つ一つ自分の中で考えながら読んでいきました。 ただ生きている自分、その存在の複雑さ、生きていく困難さを、多方面から再認識させられました。今ある時間に、誰もが其々の課題を持って存在しているようにも思えてきました。 | ||||
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きれいでした | ||||
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小説は流石に平野啓一郎、申し分の無い内容でした。 | ||||
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ある男の正体が途中まで全く検討もつかず、どんどん謎が解けていく展開にとても楽しめました。 | ||||
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話題になっていたので購入。 | ||||
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いらんところの説明は多いくせに 肝心なところに触れていない 少しストレスのたまる本でした ただ映画は見たくなった | ||||
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現今の生き難い世間を生まれながら被差別家系を背負い必死に暮らす人の根性に合点しある男の生き様に感動し確と称賛計り知れない、カオス蔓延る痛切な世情を困苦味わうも落ちこぼれず真っ当な生業を傍と観て、皆夫々が他人の生き様を理解しお互いに慈愛の気構えで幸先良い社会へ邁進すると鑑賞した。 | ||||
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なんと言ったら良いのか分かりませんが最後の最後で感極まりました。 3年4ヶ月の愛、幸福感と思い出があればこれから先の人生も前を向ける。 それが「充分」と思える様な人間に自分だったらなれるだろうか、と疑問も感じました。 | ||||
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ただ、朝鮮人とかギリシャ神話とかそういう話がちょっとくどい 著者らしく良く調べてあると思うけど、もうちょっと端折ってくれたほうがよかった | ||||
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Amazonオーディブルの方で聴き始めて、どうなるのか気になって本を読みました。 とても良かったです。 映画も見たいです。 | ||||
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一気に読んでしまいました。映画はまだ観てないのですが、原作の雰囲気を壊していないといいな。 最後のシーンで泣きました。 | ||||
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映画を見る前に、と思って読み始めましたが、途中から一気に 最後、越し方行末に思いを馳せつつ楽しめました。 中年の星ですね | ||||
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期待通りでした | ||||
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