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ある男
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ある男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 21~40 2/3ページ
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ある女性が再婚した相手の男性が身分を偽っていた。 その男性の死でそれが明らかになり、彼は一体誰だったのかというお話。 なぜ身分を偽ったのか、という理由も意外なものではなかったけど、なかなか面白かった。 でもこの作家さんはかの国にとても思い入れのある方なんでしょうか。 在日の方と日本人との描き方がとてもあちらに軸足を置いていて、ストーリー展開に全く関係ないのにこの問題に関する描写が所々長々と差し込まれ、ちょっと辟易してしまった。 こういうミステリのような文学小説に、作家さんのイデオロギー的なものを主人公に語らせるという形で主張されるのはあまりいい感じはしません。 どれを読んでもこの調子だとしたらこの作家さんはもういいかな。 | ||||
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ネタバレです。 愛した夫が全くの別人だった。惹かれるミステリーだと思い最後まで読みました。 が、文章のまどろっこしさ、無駄な会話が気になる。城戸の帰化、そもそも美涼やら恭一やらの存在、更に美涼と谷口の再会、エピソードも不要なものが多い。更に、美涼の告白めいた言葉に気づかずスルーする城戸、妻の浮気もスルー、そもそも妻の浮気の証拠メールにハートがいっぱい散ってるとかどんな相手!?とか突っ込みどころが多く、質の良い小説だと感じませんでした。マチネの方がまだ納得できたな。 映画なら内容端折れて丁度よいかと思う。 | ||||
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物語自体はそれなりに面白かったけど、所々に出てくる反日思想の文章にウンザリした。 | ||||
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死んだ夫は「夫」ではなかった・・・。興味をそそられ読んでみたが・・・。 他人の戸籍が簡単に、しかも何度も買えるのが不思議だが、なるほどと思わせる説明はない。これは戸籍を売る人が居るから買えるのだろうが売る人の動機が弱いので感情移入できない。 主人公が在日三世という設定であるがその必要性は過去の関東大震災時の韓国人虐殺話(史実かどうか諸説あり)を使いたいだけに思える。話の流れと在日であることの関係性が薄い。 他の作品を読むことはないであろう。 | ||||
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(ネタバレあります) 原誠が、凶悪殺人犯の息子というアイデンティティから逃げ出したくて戸籍交換をしたという動機は理解できる。 だが、宮崎に行った後の誠にとって、本物の谷口大祐が持つ「老舗旅館の次男坊」という過去は何の意味もないはず。そんなことまで自分のものにする必然性はあったのだろうか。 兄・恭一が健在である以上、なにかの要因で生前に素性がバレてしまう危険もあったのだし、里枝に語るのは「ボクサーを目指して挫折した」という、あたりさわりの無い本人の事実で十分だったはずだ。 過去の苦悩を捨てて他人に変身することが誠の目的だったならば、本物大祐を苦悩させていた「谷口家の人間であること」というアイデンティティをやすやすと背負うのはどういうわけなのだろうか。誠がそんな過去まで欲しがる理由はないし、実際に体験したことのない旅館経営者一族になりきることなど不可能だ。それとも、本物大祐の過去などどうでもいいことだから人にまで話しただけなのだろうか。 だとすると軽泊すぎるし、誠という人物の造形をかなり雑にしているうえ、小説自体の主題すら不明確にしている。 それに、主人公が在日三世である必然性も皆無で、ネトウヨの悪口を言いたいがためにくっつけた設定としか思えない。その設定を抜きにしても、この作品は何の破綻も起こさないのだから。 作者が昨今の日本の状況を「排外主義」と書いている点もまたおかしい。 普通の日本国民は、韓国人に対して人種差別をするつもりはないし、日本から追い出すべきだとも思っていない。平気で条約を無視したり、竹島を不法占拠したり、信憑性の低い慰安婦証言で日本の国際的評価を必死で貶めようとしたり、国としての素行に怒っているだけだ。これのどこが「排外主義」なのか? 窃盗や謂れのない中傷の被害に怒ったら、犯人に対する差別主義者になるということなのか? 作中で「排外主義」という言葉が使われているのは一箇所だけだが、この点で作者が日本社会を正確に理解できていないことが露呈されている。 原誠の正体がわかるまでの過程はミステリとして面白いが、人物設定にも作品の主題にも、見るべきものはほとんどない。なにか深いこと書いてる感がするだけの作品で、現代社会に必要な小説とは到底言えない。 | ||||
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余計な描写があまりにも多くて冗長に感じた 在日だの震災だのという社会問題が出てくるたびに、鼻白むような、うんざりとした気分になった 物語のなかで必然的な要素だろうか? テーマは面白いのだけど、探偵きどりの弁護士主人公の存在や行動が恣意的な駒としか感じられず、ミステリーに振り切った方がよかったのではないかとも思った | ||||
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「マチネ」よりは面白かった。 ただいつもこの作者の読者にマウント取ってくる感じが鼻につく。 登場人物の描き方が紋切型で深みが無い。 特にキーパーソンである木の下敷きになって死んでしまった男のキャラクターが収拾がつかなくなってしまっていて残念。 同じ筋書きで一流の作家が書き直したらもっと深みのある話になると思う。 | ||||
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作者の迷いなのか、作風なのか、テンポが悪い。悩みながら言葉を探し、結果、妥協しているように感じる。 属性からの解放?属性への従属?プチ右翼?非国家主義?消化も昇華もされていない居心地の悪さが残る。 | ||||
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当代一の素晴らしい文章力、小説技術だろう。ただ、作品を読み終えると、どれもこれも二流としか思えない。なぜだろう。これは反語ではなく、私には本当にわからない。 「決壊」を読んだとき、登場人物がとにかく新聞記者レベルの、薄っぺらで頭の悪い社会論、政治論を語ることにちょっと難があると感じたが、それは人物のキャラ設定として、現代人はこの程度だという作者の皮肉交じりの描写として読むことができた。この力量だから、その程度のことは可能だろうと思い込んでいた。 しかしどの作品でも結構力んだ感じで作者のくだらない世界観が繰り返されるところを見ると、どれも案外本気のようだ。 一流の小説と、三流の学術新書を混ぜたみたいな、どうにも後味の悪い作品群。 | ||||
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Hirano offers up an interesting premise, but then proceeds to butcher it to death with long, boring info dumps/character backgrounds ad nauseam, as well as with what he must consider interesting contemplations on the meaning of names, nationality, existence etc., which are neither novel nor interesting. Basically, his intriguing premise should be a 20-page short story, but he laboriously stretches it into a dull, irksome full-length+ novel. It’s pointlessly and insultingly long. As a non-native Japanese reader, it was decent Japanese practice though. If not for that, or if I were reading it in English, I would have flushed it down the toilet no later than the p.100 mark, cause it’s a total waste of time. I don’t usually leave reviews on Japanese books, but this was so annoying and deceitful that I had to. 1.5 outta 5 stars rounded up to 2 for the premise & practice. | ||||
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ストーリーとは全く関係ない朝鮮人擁護を垂れ流すところを見ると、作者は朝鮮人が大好きなんだね。 | ||||
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主人公の城戸の考え方がどうしても作者の平野さんと重なってしまい、ある政治思想を”知性”として押し付けられているような気分にしばしば陥りましたよ。よって、城戸の妻の香織の苛立ちが、よ~く理解できました。 社会の問題や矛盾を国家や法の視点で理論立てしようとする城戸のイデオロギーばかりが鼻についてしまい(木戸が繊細なインテリであることは理解できました)、はて、主題は何であったか?と振り返ると、いろいろ浮き上がってきて一つに定まりません。 戸籍を交換する話と言えば、宮部みゆきの「火車」のラストがあまりに強烈だっただけに、時々そちらがちらついて、「こちらはどう持ってゆくのだろう」と気になってしまいました。既存の作品で強い印象を残すものがあると、ついつい二者の相違の比較へと走ってしまいます。 想像を絶する境遇の中で生きてきた原誠が、なぜにそれほどまで純粋でいられたのか、人から愛される性格を維持できたのか、そのことの方が気になりました。 | ||||
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文章も上手いし 期待してたけど 作者の所々に出る「反日思想」が 全てを台無しにしてる スムーズに物語が進んだかと思うと 急に長々と自分の思想をねじ込んでくる 日本人の民度の高さを バカにしすぎ。 | ||||
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平野啓一郎は初めて読んだ。最初「別の人生を生きる」というテーマに興味を惹かれて読み始めたが、正直期待外れだった。まず、主人公を初めとする登場人物が作者自身の偏狭な価値観で善人・悪人の紋切型に仕分けられていて薄っぺらくリアリティがない。次に、「文学的」な古めかしい表現が多用されているが、そうしようと意識するあまりか却って伝わりづらく、感情移入しにくくなっている。そして、他の方も指摘している通り、主人公を作者自身の政治的思想を代弁させるツールにしてしまったのが全てを台無しにしている。小説という虚構の世界に生々しい自己主張を持ち込んだ結果何が主題かよく分からない作品になってしまった。テーマは面白いだけに残念な作品。 | ||||
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人に勧められて読んだ本です。勧めた人も感想としては「いまいち」だったらしいのですが、せっかくなので読んでみてとのこと。 他の方もおっしゃっていますが、朝鮮関係の話が出てくるのですが、正直邪魔です。くどい。うんざりします。以前に読んだ『草原の椅子』を思い出しました。 もしかしたら、その朝鮮関係の話がメインなのかもしれませんが、もしそうだとしたら薄いし浅いです。 朝鮮関係の話を抜きにした部分も、最初はどうなるのだろうとドキドキしましたが、結局盛り上がらずに終了。 私には合いませんでしたね。 | ||||
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途中までは普通に読めましたが、虐殺だのヘイトだのの在日アピールが強すぎて途中で読むのをやめました。 商品説明に書いておいて欲しかったです。 | ||||
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全部が説明されていて退屈でした。まじめすぎです。話しも文体もまじめ。グロテスク、恐さ、美しさに欠けていて、ぼくの趣味ではなかったです。昔読んだ青野聰の「人間のいとなみ」を無性に読みたくなりました。 | ||||
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直木賞だったか候補に挙がってたように思い購入したが、あまりよくなかった。この本を買うとき新聞連載で依然読んだ今映画になっている題名が出てこないがどちらにしようか迷ったこと思いです。 | ||||
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知り合って短期間で結婚したシングルマザーの彼女。不運にも夫は事故死。家族とは疎遠だった夫の兄に妻は葬儀後に夫の死を手紙で知らせる。 知らせを受けた兄は仏壇に焼香でもと訪れる。遺影を見た兄は… 「これは弟じゃねーよ」 話はここから急展開、じゃあ、この人は誰なんだ?! そして弟はいまどこにいるんだ?! 自分の家系が厭な者同士が戸籍を交換していたとか、読んでいてバカらしくなりました~笑 | ||||
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死んだ亭主、実は職業不明、実名も分からず。 という事件?、以前実際にありましたよね。 で在日がとか関東大震災で朝鮮人が・・・みたいな部分は不愉快でした。 差別にうんざりとか何とか言ってましたが・・・ | ||||
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