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大統領失踪
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大統領失踪の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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説明どおりの内容でとても満足しています。 | ||||
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説明どおりの内容でとても満足しています。 | ||||
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ダークエイジというサイバーテロの、 黒幕の正体は? 24に似ているかも。 | ||||
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本書が本屋で平積みになっているのをタイトルだけ目撃した時の最初の印象は 「大統領が失踪して一人で戦場で戦うアメリカ万歳小説か?」 というものである。 ところが著者名を見ると「ビル・クリントン」とある。 我が目を疑ったのは言うまでもない。 実際に読むと、どこまでが共著者の執筆で、どこまでがビル・クリントン自身による執筆なのかがいまいちはっきりしないのだが、本書は紛れもなくビル・クリントンという米国元大統領が執筆した小説であることに疑いの余地はない。 実際に手に取ると分かるのだが、大統領経験者でないと書けないような描写が大量にあり、それが本書の価値を唯一無二のものへと高めている。 確かにビル・クリントンはアイディアを出しただけかも知れない。執筆自体は専門の小説家である共著者が行ったのかも知れない。しかし、私には共著者がどれだけ頑張っても、あの大統領やホワイトハウスのリアリティはまさに大統領本人の文章でないと再現できないと思うのである。 非常におすすめの小説です。ぜひ読んでみて下さい。 | ||||
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元大統領のビル・クリントンと、ベストセラー作家のジェイムズ・パタースンの共著である本作。内容があまりに現実的で読んでいて背筋が凍る思いがした。 ウイルスによるサイバー攻撃で危機にさらされるアメリカを、架空の人物であるダンカン大統領が、自らの危険も顧みず、果敢に立ち向かって行く。ホワイトハウス内での誰が敵かもわからない状況での大統領の立ち居振る舞いや、各国首脳との話し合いなど、あまりに現実味を帯びていて、フィクションとは思えない。そんな中でもやはり疑惑を向けられるのは例の国であり、そこまではっきりと書いてしまって大丈夫なのかと心配になる。 おそらくビル・クリントンの実体験に基づいた内容も随所にあるのでは、と感じさせられるのが、本書をただのサスペンス小説とは一線をひく濃厚な作品にしている一因だろう。 最後の慶應義塾大学の土屋教授の解説は必読。 ビル・クリントンはやり残した課題を妻のヒラリー・クリントンに託したかった。それがかなわなかったいらだちがこの作品に込められているのでは、と書かれているが、まさにその通りだと思う。 | ||||
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ホワイトハウスVSサイバーテロリストというどこかで1度、いや何度も聞いたことがあるようなお話です。 それでも最後まで読ませてしまうストーリー。一級のエンターテイメント小説です。 サイバーテロというとコンピュータがらみの地味めな展開を想像しがちですが、とんでもない、バイオレンスが随所に散りばめられています。24の小説版といって良いかもしれません。 終盤に意外な人物が事件に関わっていたことが判明するなどミステリーとしても楽しめます。 元大統領が書いただけあり、大統領がいかにも善人として書かれているのが少し残念です。 これがトランプ的な大統領だったらそれはそれでこれとは異なる面白いお話になったと思います。 とある国を悪玉として描いていますが大丈夫なのでしょうか。 | ||||
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あのビル・クリントン元大統領が執筆者ということでつい買ってしまったが、アメリカ政治の仕組みやサイバーテロについて興味がある人には面白いと思う。特に、ホワイトハウス内部の様子や職員の動きは、経験者でなければ書けないリアリティがある。スリラーとしてもそれなりによくできている。 サイバーテロによってアメリカ社会が政治や軍事機能のみならず、経済や金融機能まで全面的に麻痺し、個人の預金確認もできなくなり大混乱に陥るというのは確かにホラーであり、本当なのかと思うが、科学技術が高度化しIT依存が高まればかえって社会や文明の脆弱性が高くなるという逆説はありそうなことである。 そういえば、日本でも銀行のシステム不具合で数日間預金の引き出しや送金ができなくなったり、北海道の地震では一部の発電所の停電で全道がブラックアウトに陥るという事件があった。セキュリティをイタチごっこのように永続的に高め続けていくしかないのだろうが、それでもどこかに原始的なバックアップは必要なのだろう。 この小説では敵と味方の区別もはっきりしている。大統領がサイバーテロの危機対応で協力を求めたのはイスラエルとドイツであり、他方、テロの黒幕としてはロシアが名指しで疑われている。元大統領が書いているだけに、ただの小説と流せない重みがある。アメリカでは現在ロシア疑惑捜査が進行中ということもあるし、EU諸国とロシアの対立も背景にある。プーチン政権になってから、旧ソ連時代のような冷戦が復活しているのかもしれない。 なお、日本は幸か不幸かカヤの外である。 | ||||
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こんなに迫力に満ちたドラマチックなストーリーの本の荒筋を紹介するのは無理、無理、不可能。 荒筋紹介はブックレビューの常道ですが、この本に限っては読者の楽しみを損ねる結果になりそう。 なので、やめときます。 とにかく、章立てが実に細かく、全部で128章もあります。 このため、場面展開が早くて激しくて、読者にスピード感を感じさせる小説です。 めくるめくストーリー展開と流れ。 あっという間に一気読みしてしまいます。自分で自分に驚きました。 最後の章は、ダンカン大統領の演説です。読み終わって思わず、心の中で立ち上がって拍手しました。ブラボー。 アメリカの大統領は、こうでなくっちゃ。アメリカは苦しくても理想を忘れない国民ではないでしょうか。 「このようないきさつで、大統領が失踪したのです」(290頁) この本の「帯」には、「Amazon.com 五つ星、2717超!」というデータがあるのみです。 (2018年12月29日現在では「五つ星、3,051」です。なお、全カスタマーレビューは、5,215件) この読者の反応に圧倒されました。言葉を失いました。 こんなに読者に支持された本書が、おもしろくないはずはありません。ただの作り話ではないのです。 現実のサイバー攻撃を経験し、生々しく記憶している元大統領が共著者のひとりなんですもの。 それだけではありません。 巻末の「謝辞」(301頁)によると、 四人のアメリカ大統領に仕え、安全保障と対テロリズムにアドバイスしてきた専門家が 本書の制作に助力、協力したというのですから。 フィクションというより、実話のような感じがするのも、もっともなことです。 「解説」には、 「実際に米軍に対するサイバー攻撃が始まったのは、1998年2月のことだった」(312頁)とあります。 今から20年も前に! さらに、翌月の1998年3月、米国の空軍基地のシステムへロシアが不正侵入してサイバー攻撃した事件が起きました。当時、現職だったクリントン大統領はその事件の報告を受けたといいます。 この本のストーリーは、ただものではありません。単なるフィクションではありません。 「解説」を書いた土屋教授の言う通り、 「本書は単にサイバー攻撃小説というだけでなく、元米国大統領という当事者が、小説という形を借りて社会に投げかけた告発という側面もある」(316頁) このご指摘には同感です。あまりにも脆弱なサイバー社会に対する「告発」本ではないでしょうか。 今日のサイバー社会は全て、コンピューターの上に成り立っています。もろい、あやうい社会と言えます。 サイバー攻撃はこの弱点を狙っています。米国は、被害者でもあり、加害者でもあるようです。二重人格? 「現代の大いなる皮肉のひとつは」、 「人類の進歩が人々をより強力にすると同時に、脆弱にもするということだ。力が強まるにつれて、脆弱性も増す」(19頁) なんという皮肉! 「電気に代わるものがないからだ」、「ぼくたちは代わりがきかないものに頼りすぎてる」、 「インターネットについても同じね」(21頁) 年年歳歳、電気やインターネットに頼る割合が増してきていると感じます。怖くなります。 本書のような、おもしろいスリラー仕立てのフィクションの世界で起きたサイバー攻撃は、実は 現実の社会でも起きる可能性が本当にあるんだよ、とクリントンさんは親切に優しく 小説の形で平易に警告してくれました。ありがとう。 この本では、 インターネットが米国経済、そして米国社会の全てに普及して基盤となっている状況が設定されています。 そんな状況の中で、米軍のコンピューター・ネットワーク上に突然、コンピューター・ウイルスが現れ、 そして忽然と消えるという事件が起きます。それが、この本の物語の始まりです。 最終章のダンカン大統領の演説は、理想のアメリカを予感させてくれました。感動しました。 最近のアメリカ大統領にはガッカリ、ウンザリさせられどおしですが、 元大統領が書いた、この小説には勇気をもらいました。 この小説を読んだ後、アメリカの国民の半分の人たちの良識に期待できるようになりました。 現実の「政治は闘犬や闘牛とほとんど変わりません」(292頁)というダンカン大統領の演説の言葉は、 クリントン元大統領の経験に裏打ちされた実感なのでしょう。 人間の知性と理性を信じたい国民にとっては、 人間の行う政治が、犬や牛とほとんど変わらないというのは、本当にガッカリです。 | ||||
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本書の「帯」に「元アメリカ大統領が放つ 迫真のエンタテインメント小説」とあったので、 思わず買って読んでしまいました。とにかく面白くて、途中で読むのをやめられませんでした。 「扇情的なニュースはいつでも事実より売れる」(47頁) この小説の語り手は「わたし」、ダンカン大統領。ビル・クリントンさん自身が語っているように感じました。 「わたし」は理想的な発言をし、ちょっとかっこよすぎかも。 冒頭から、あまりにもリアルな描写で、この本から目を離せなくなりました。 下院特別調査委員会での執拗な質問者に、 「次の質問を」(22頁)と大統領は言い、再び「次の質問を」(23頁) と大統領は繰り返します。 まるで日本政府の大臣の最近の答弁と全く同じ。 「大統領はなぜホワイトハウスから消えたのか?」(「帯」より) いつ、どのような理由で消えたのか? どこへ行ったのか? 死んだのか、生きているのか? 早く知りたくて、どんどん読み進めました。 人気作家との共著ということで、さすがに読みやすい文章です。 上巻は、55章までですが、各章が短くて、映画のプロットのようでスピード感があるストーリー展開です。 「上巻目次」には、木曜日、金曜日、土曜日とあり、わずか三日間の話です。 英語の原文を見ると、木曜日には3章、金曜日には39章、土曜日には81章が充てられていて、 どんどんストーリーがスピードアップして盛り上がっていきます。スリラーのようです。 大統領は、分刻みで行動しています。 「ダーク・エイジ(Dark Age)」(113頁)って何でしょう? 「『なぜ“ダーク・エイジ”のことを知っている』わたしはもう一度訊く」(115頁) 「問題は“ダーク・エイジ”なんだよ、リズ。わたし以外にこの暗号名を知っているのは世界中で八人だけだ」(243頁) 「“ダーク・エイジ”はマルウェア――悪意のあるソフトウェアで、われわれが発見したウィルスです」(287頁) 「二週間前に国防総省のサーバーにピーカブー出演を果たして“ダーク・エイジ”と名づけられたウィルス」(295頁) この本の「主な登場人物」(6頁)の顔ぶれを見ると、 大統領をはじめとする米国政府の主要人物が勢ぞろいしています。 「大統領首席補佐官」、「国防長官」、「CIA長官」、「FBI長官代行」などが出てくるフィクションです。 さすが、元アメリカ大統領が著者の本です。キャラクターがリアリティーを感じさせます。 大統領の妻と娘、主治医(女性)、大統領の秘書は、大統領個人のプライベートな側の人たちです。 そして、バッハという暗殺者。「パスポートに記載された名前」は、「イザベラ・メルカード」(91頁) 巻頭の「謝辞」に注目しました。 「ヒラリー・クリントンに。この本に書かれたような脅威や、見過ごされた警告のもたらす結果と隣り合わせに、いっしょに生きて戦ってきた。いつも励まし、リアリティを失わないよう助言してくれたことに感謝する」(3頁) この本は、単なるフィクションではありません。元アメリカ大統領の経験に裏打ちされた警告の書です。 本書と酷似した現実の政治的リアリティーが今もなお、米国大統領を取り巻いているのでしょう。 この物語のダンカン大統領は、失踪せずに(リアリティを失わずに)、問題を解決する方法はなかったのでしょうか?深く考えさせられました。この本は「フェイク」ではないと感じました。 テロ組織のリーダーや謎の女、暗殺者は、この物語の主役なのでしょうか? イスラエル国首相、ドイツ連邦共和国首相、ロシア連邦大統領、サウジアラビアの国王も登場しますが、ストーリーとどんな関係があるのでしょうか? どんな役割のキャラクターとして設定されているのでしょうか? 本書冒頭を読んだだけで、この本が「政治サスペンス」の小説であることが理解できます。 いったい、どんなテロが起こり、誰が暗殺されるのでしょうか? 巻頭8頁の「アメリカ政府の役職解説」は、ちょっと蛇足気味。この本の英語原本には、役職解説はありませんでした。 なぜ日本人の読者には、こんな役職解説が必要なのか、後になって分かりました。 この本は、あくまでもエンタテインメント小説なんですね。 大統領の失踪は、単純に考えて「役職」放棄にはなりませんか? 「だれにも気づかれずにホワイトハウスを出るのは、人が思う以上にむずかしい」(124頁) 「これからの二十四時間か四十八時間、キャロリンにはホワイトハウスでわたしの代理人になってもらわなくてはならない」(128頁) キャロリンは、大統領首席補佐官。 巻頭の「アメリカ政府の役職解説」では、首席補佐官について、こう説明されています。 「ホワイトハウス職員の統括および大統領のスケジュール/面会管理が主な業務。閣僚ではない」(8頁) 最近の米国ニュースを見ていると、国防長官をはじめとする閣僚は、現職大統領が次々に短期間でコロコロと首にできちゃうような「役職」ばかりみたいに見えます。国家の重要な安全保障を脅かすテロや敵との死闘を描くという本書には、不必要な「役職解説」のようにも感じました。 しかし、本書においては、フィクションのストーリー展開上、大統領の首席補佐官が重要な役割を果たしています。 閣僚の役割(役職)はかなり報道されて知っていましたが、 首席補佐官の役職は、この「アメリカ政府の役職解説」(8頁)ではっきり認識できました。 下巻を読むのが楽しみです。 | ||||
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序盤はスローで、中盤はスリリングなのですが、後半で失速してしまう。 敵の攻撃などが中途半端で、あっさり終わってしまう。 本来じっくり堪能すべき部分がすぐに終わってしまうので、消化不良な感じさえします。 勿論、アメリカ万歳感も満載なので、どこまでいっても、そういう本です。 上下巻を併せて4000円の価値があるか否かは、読んでご判断ください。 | ||||
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アメリカ大統領はとある人物と接触を図っていた。アメリカに対する大規模な攻撃を回避するために。 そのために大統領は(表面上)失踪し未知なる敵と戦うのだが、その攻撃の要諦は思わぬものだった、という話。 上巻は、大統領を弾劾しようとする政治ゲームから始まります。アメリカのこの手の小説にあり勝ちな展開ですが、 中盤以降はアクション要素は出てきて、敵の姿も見えてくる中でスリリングな展開になっていきます。 この手の小説が好きな人にはお勧めできるでしょう。 字がかなり大きく厚さもそこそこで2000円。上下で4000円という値段は、ビル・クリントンが著者に名を連ねておりアメリカでヒットした商品として、購入者の足元を見ていますね。 | ||||
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日本政府がヤシオリ作戦なしでゴジラに勝ったような読後感がありました。 | ||||
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「大統領失踪("The President is Missing")(上・下)」早川書房刊、作者:ビル・クリントン+ジェイムズ・パタースン、を読む。J・パタースンは、1976年の「ナッシュビルの殺し屋」(ディティールは忘れましたが、傑作でした)以降、紛う方なきベストセラー・スリラー作家です。ビル・クリントンは、言うまでもなく(笑)、第42代アメリカ合衆国大統領ですね。よって、その話題性ばかりに言及するとただのパブリシティに堕ちてしまいますので、飽くまで、一つのポリティカル・スリラーとしてどうだったのだろうか? 「ジハードの息子たち」と呼ばれる暗視スコープもライフルも使わない最強のサイバーテロ集団、盗まれた情報、悪意によるインテリジェンス・マニピュレイト、操作され誤動作する基盤インフラ、安全性が失われることによって引き起こされるテロ。「僕たちは代わりがきかないものに頼りすぎている」。踏み台は、キーワードか?「ダークエイジ」とは?何故、大統領が身を隠さざるを得なかったのか?合衆国最悪の災厄は果たして回避できるのか?裏切者は?裏切りの国は?現代の戦士は、兵士でもなければ、ドローンでもなく、サイバー空間を駆け巡りながらウィルスを退治する無双のハッカーたちなのだろうか? 「ダークエイジ」という言葉に導かれるように、主人公、アメリカ合衆国大統領、ジョン・ダンカンは、ホワイトハウスから失踪せざるを得なくなります。そして上巻の最後、下巻を読み進めるしかないような状況を読者に与えて、この小説には、ある種の「現代の講談」たらしめる小説テクニックが随所に散りばめられています。それは、J・パタースンの自家薬籠中の技なのかもしれません。上巻で提出された謎は、下巻ですべて明らかにされます。それは、二人の作者の「より完璧に近いスリラーを作るという責務」に基づいているのかもしれません。まるでアメリカ合衆国大統領に求められる「より完璧に近い国家を作るという責務」にも似ています。大いなる困難を乗り越えた最終章、エピローグは、多くの読者にカタルシスを与えてくれると思います。 瑕疵があるとすれば、(米国のスリラーによくある現象ですが)自国を強く描こうとするあまりに、<敵>側の描きこみが不足して、その強さが伝わらないケースが多く、今回もそれは感じられましたね。それは、プロ作家であるところのジェイムズの責務でもあると思います。 アル・ゴアのその後の活動を追った「不都合な真実2・放置された地球」のあの力強い、そして心を震わすメッセージ同様、根底にはバプテスト教会がもたらす良きもの、人間の善意が垣間見える小説でもあり、またクリントン+ゴアは、その手段が異なるとは言え、「世界への警鐘」をお互いに打ち鳴らしながら、引退後もその活動を未だに止めてはいないのだと思います。そういう意味では、「行動し続ける」というアメリカン・スピリットが感じられ、清々しい。 読書中、わが国のあるキャリアがネーションワイドで通信障害を起こしました。LTE機器の交換設備の不具合だったと説明されていますが、同時期、英国でもインターネットに接続できない通信障害が起きたと聞きました。小説のせいで、まっさきにサイバー・テロを疑った(笑) | ||||
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