スザンヌの日記
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SUZANNEの日記の部分は本当に心打たれます。 大都市でキャリアにも高レベルのボーイフレンドにも恵まれ現代の幸せの象徴の様なSUZANNEが不治の病に倒れ恋人にも捨てられてから、シンプルだけれど本当に心満たされる生き方を見出していく日記です。 健康も仕事も恋人も失って初めて知った穏やかな幸せ。 生命の限界を知ってから気づいたこの世の栄誉の儚さと「生命」の楽しさ。 そんな事を考えながら、SUZANNEのピュアな心に引き込まれ、夫となるMATTと生まれてくる息子NICHOLASへの深い愛に心打たれました。こんな男性に出会えたら…と女性なら誰でも思うのではないでしょうか。 SUZANNEの日記があまりにも素敵な為、(一応)主人公であり日記を読んでいるという設定のKATIEの行動と心の動きが間に合わせの様に感じてしまいます。 特にラストは…ちょっと微妙~…って事でマーナス1☆で、星4つとしました。 | ||||
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細かく丁寧に描写された主人公ケイティとスザンヌの気持ちに共感し、感動するだけに最後に違和感が残ってしまった作品となった。 冒頭部分で互いの愛を確信し、信頼しあっていると思っていた恋人マットから突然の別れを告げられ茫然自失となるケイティ。混乱の中、傷ついた心を何とか修復して生きていこうとする彼女が読み進めて行くスザンヌの人生。 スザンヌもまた誠実にそして懸命に生き、運命の伴侶と巡り合って得た家族をひたすらに愛していく一人の女性だ。 ケイティもスザンヌも、傷ついた心を抱えながらも懸命に生きている。そして一つの愛を大切に守って行こうとするその一途な心は、真実の愛に巡り合ったものだけが持つ強さなのだろう。 その愛の強さと心の強さに共感し、感動を禁じえないが、この二人の女性の存在感に比べ愛されるマットの弱さが逆に浮き出てしまう感じが否めない。 ミステリー仕立てのラブストーリーで謎解きのスリルも十分に楽しめ、おまけに繊細な表現でスザンヌの人生の不条理さも描かれていく。それだけ作品に引き込まれ涙を流したその結果、たった1年程でこういう結末を選ぶマットを私は正直理解できなかった。それが残念。 | ||||
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とりあえず、読んだ後いい気持ちになれる本。予想通りのオチではあるが、だからといってつまらないわけはない。 とはいうものの、スザンヌとケイティが常に「守られている存在」として描写されていることに違和感を抱く読者もいるに違いない。この二人がそれぞれ医者と本の編集者という「キャリアウーマン」であるにも関わらず、あまりにも「自己決定」に欠けるのだ。彼女らは、自らの幸福を「Isn't it lucky?」というフレーズで表現している。つまり、あくまでも彼女らの幸福は夫のマットによってもたらされた「luck」なのだ。そして、子供たちは神から与えられた「gift」というオチまでついている。アメリカというと何となく男女平等とのイメージを持ってしまうが、彼女らのこのような発想の方が一般的なのだということを再確認できる作品と言えよう。 特に、病気持ちのスザンヌが第二子を妊娠し、危機に陥るところ(中盤の山場)では、なぜ事前に妊娠しないような方策を採らなかったのかが、日本人には分かりづらい。優しく思いやりのある夫のマットが何故スザンヌを危険に追い込むようなことについて無頓着なのか?。だがこれも、避妊をするのは女性側というアメリカ文化を分かっていれば、こうなることがよく分かる。(無論、宗教的な問題もあるかもしれない。)このような観点では、マットは決して優しくないし、思慮深い人間でもない。無邪気なまでに無神経なのだ。そしてこれはアメリカの文化全体に言えることである。 なお、英語は比較的平易であると思われる。 | ||||
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今までさまざまなジャンルの小説を読みましたが、これは私が読んだ恋愛小説の中で最高のものです。海外作家によくみられる遠まわしな物言いの表現があまり私には馴染めず外文はほとんど読まなかったのですが、これは違いシンプルで直接的な表現で語られていて、とても切なく全ページに愛がある物語です。ミステリー作家ならではということもあって、謎解きに似た要素も含んでいて最後まで楽しみながら読んでいくことが出来ると思います。特に女性の方にお勧めできる一冊です。 | ||||
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今まで色々なジャンルの本、物語を読んできましたが中でもこの本は私の中で最高傑作といえる作品です。ミリオンセラーとなっている「12番目の天使」と並ぶほどの感動小説だと言っても過言ではない気がしました。普段、独特な外人作家の文中での遠まわしな表現の仕方がなかなか私には馴染めなく、海外小説はほとんど読まなかったのですが、これはまったく違い物語にどっぷり浸かって最後までスイスイ読むことができました。こんなにどこを読んでも愛にあふれてる小説は他にはないと思います。最後は涙なしでは読めません、特に女性に読んでもらいたいです。オスギさんの言葉を借りて言うなら「この本になら3000円だしてもいい」です。 | ||||
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