黒十字の騎士
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十字軍の裏の顔がわかり、歴史のイメージが変わる。 のだが、 全体的に時代考証が甘いのでは? ライトノベルだと思って読めば腹も立たないけど、 なんというか、中世における身分の差というものが まったく見えてこない。 たとえば、お城の中の部屋割りもいい加減なので、 侍女も道化師も公爵様の私室あたりを勝手にうろつける。 他の人も書いているように「自由」の観念自体が すでに時代の雰囲気から浮いているため、 全体的にうそ臭い作り物のファンタジーワールドに感じる。 なので、十字軍の残虐な裏の顔をいろいろ描写されても とってつけたような感じになって、勿体ない。 | ||||
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時は11世紀。南フランスの村で妻ソフィーとともに宿屋を営むユーグは十字軍に加わったものの、敵味方双方のあまりの蛮行に嫌気がさし、やがて帰郷した。そこで見たものは、冷酷な領主ボードワンの仕業だと直感したユーグは怒りに燃えて、ソフィーを奪還すべく行動を開始する。前途に渦巻くのは、計り知れないおどろおどろしきもの…狂瀾怒涛の時代の趨勢に巻き込まれていて、宮廷道化師に姿を変え、得意の笑いをふりまき、天真爛漫に夢のように恋もしながら、その怒涛の中を突き進んでいく。そこに魅せられて読み進んでいける。訳者は「あとがき」で嘆息する。「ああ、それにしてもユーグはいいな、ほとんど毎日が心躍ることの連続で…」 | ||||
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時は11世紀。南フランスの村で宿屋を経営していたユーグが巻き込まれる壮大なアドベンチャー・ロマン。 同じ十字軍ものということで、定金伸治の「ジハード」を思い出した。 なんとなく全体のトーンも似ているような気がした。 全編ハラハラし通しで、ページを繰る手が止まらない。 道化師と、性悪貴族の対決というところも見どころだし、謎ときも、ロマンスも見逃せない。 残虐なシーンも多いので、残虐系がダメな人は遠慮した方が無難かも。 でも、面白いのでオススメです。 | ||||
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中世のフランスが舞台なのだが、出てくる登場人物の大半が「自由」を求める現代アメリカ人の思想であり、まるで現代のアメリカ人がタイムスリップして、物語を語っているような印象を受けた。どうやら、作家パタースン自身が、歴史物を書くのが初めてらしく、背景だけは何とか時代考証したが、人物の思想まではきちんと研究せずに書いてしまったようだ。残念ながら、戦場心理もあまり理解できていない。また話の進行はテンポがあるが、ちょっと都合良すぎる展開が多い。 | ||||
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十字軍に参加した一人の兵士が何気なく持ち帰った杖が、様々な出来事を引き起こす。波乱万丈の後に如何にも西洋的なハッピーエンドが待っている。肩肘張らずにすらっと読める小説。 表向きは華やかな十字軍の裏面に関する描写が印象に残った。攻められる側にとってはとんでもない侵略軍だっただろうと考えさせられた。また、"道化師"が中世社会の中でどういった役割を果たしていたかが、私にとっては発見だった。日本の中世において道化師に対応する存在は有ったのだろうか? | ||||
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