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刑事シーハン 紺青の傷痕



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【この小説が収録されている参考書籍】
刑事シーハン/紺青の傷痕 (ハヤカワ・ミステリ1937)

刑事シーハン 紺青の傷痕の評価: 3.50/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

終盤でシーハンが犯すミスは、ちょっとあり得ないレベルなのが残念

警視正シーハンは、事件でのケガから復帰早々に大学の女性講師の首つり事件に赴く。自殺で処理されそうだったものの、死体の写真を見た彼女は他殺と見抜く。しかし、女性講師の夫は失踪。さらに、シーハンの故郷でも20代の女性が殺され…。

著者はアイルランド出身、本作は長編デビュー作で、舞台も首都ダブリン。巡査から15年かけて警視正まで階級を登り、重大犯罪捜査局の指揮をとるようになったシーハンの活躍を描いていているが、極めてタフネスだ。時に思いこみが激しすぎて暴走したりするものの、強い正義感に溢れた姿は強い印象を残す。男性への偏見にいささか辟易するものの、不愉快というレベルではない。容疑者が二転三転するストーリーも悪くない。ただし、終盤でシーハンが犯すミスはいただけない。15年も経験のある警察官が犯すミスとしてはあり得ないレベルだと思うのだが…。
そこが極めて残念だ。

原題に「紺青」が入っていないことを考えると、邦題は見事だ。ただ、表紙レイアウトが難しくなるかもしれないが「紺青」よりも作中で使われる「プルシアンブルー」を使った方がいいのではないだろうか。
刑事シーハン/紺青の傷痕 (ハヤカワ・ミステリ1937)Amazon書評・レビュー:刑事シーハン/紺青の傷痕 (ハヤカワ・ミステリ1937)より
4150019371

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