■スポンサードリンク
ハロー・ワールド
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ハロー・ワールドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
同じ主人公だが、1話完結の短編で構成されている。 共通するのは、人物の行動力、起業のスピード感、専門的なことを誰でも分かるが平易過ぎない言葉の選び方、綿密な取材がもたらしたであろう深い理解と緻密なストーリーが藤井大洋の世界へ導いてくれる。 これを読んだ後は是非長編を読んで欲しい。凄いから。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中小のソフトハウスやSES業をメインにしているエンジニアたちにとって目の前のプロジェクトはただのコードの羅列であって頭の中はそれが正しく動くか、納期までに完成するかで一杯だ。(全員がそうではないが少なからずはそうであろう。) しかし、情報技術は血であり肉であり知性でありインフラであり経済であり社会であり政治であり思想であり世界であり歴史であるそしてそれらは人と人との繋がりである、という事をそれを認知していない技術者たちに教えてくれる教科書のような作品である。 「ハロー・ワールド」それはその技術内側ではなく外に広がる世界への挨拶だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
インターネットや技術系のジャーゴンが並んでいて、一見とっつきにくそうなのだが、その実軽快なSF・ミステリ。大仰な仕掛けではなく、発想の転換で問題が解決、といったパタンがおおい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
IT関連の仕事をしていますが、技術的なトレンドの情報にうといのが悩みでした。 全くそんなつもりはなく娯楽小説として読み始めましたが、仮想通貨やGoogleの自動運転車等、新しめの技術について、わかりやすく自然な形で説明されていて、勉強になりました。解説の方もおっしゃっていますが、小説のストーリーの邪魔にならない形で、詳細すぎず簡潔すぎずちょうどよい説明がなされています。 もちろんストーリーもおもしろいです。短編ですがどの話も悩みながらも落としどころをつけていく姿が爽快です。 時々のトレンドの情報をテーマにする形でぜひぜひシリーズ化していただきたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
IT業界で働く身としては、感情移入しやすくとても面白く読むことができました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とてもスタイリッシュな構成に2時間ドラマのような目まぐるしくも抑揚の利いたストーリー。 この物語を読んでいくと、僕はRPGのゲーム機の電源を切るタイミングを見失って夜更かししてはかりだった学生のようになってしまった! 楽しかった! ヒヤリとするなかにも暖かい明日を見せて頂きました。 子象の飼い主として感謝を。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
しっかり現代に根ざしたSF。そしてホーガンのように、科学へのリスペクトを忘れない。日本にこんな小説がもっと増えれば、もっと日本ってよくなるのになあ、と思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なんて、すがすがしいのでしょう。世界、社会、自治といった哲学を持って、システムを方向づける主人公。そこに、スキルを持った人々が付いていき、世界を変えるパラダイム・シフトを起こします。中国、カリフォルニア、タイ、マレーシア等の社会情勢を的確に描く著者はIT描写も的確で、アイデアもまるで本当のことのようです。 web広告欄からPCカメラやマイクを乗っ取る政府にたまたま対抗することになった第1話。十何年に一度しか起こらないGPS週タイマーリセット対応のコードを誰かが削除したことからシステム暴走の怖さに気付く第2話。ドローンでのリアルタイム中継が狙撃に使われてしまう、そして無理な変革の悲しさが漂う第3話。大手プラットフォーマが短期的商売のために政府盗聴に妥協したのに憤慨した主人公が、盗聴されない通信手段をリリースしたらあっという間に圧政下の世界中に広まる快感の第4話。そして、貧困を無くすベーシックインカムと通貨溜め込みを防ぎ各人が世の中に貢献できる仕組みを入れ込んだ仮想通貨を主人公が作った途端、世界が変わる第5話。 日本教下の日本の"法制度"が人権もイノヴェーションも妨害するのを見て「日本人やめちゃえば」と主人公にアドバイスするシンガポール在住の起業家。主人公のプロトタイプの重要性に瞬時に気づき採用する中国。フィリピンやインドネシアがネット検閲しているのは存じませんでした。翻ってヴェトナムやマレーシアの明るさ。 「前と比べれば、中国の地方都市も豊かになり、空気もきれいになり、ましになっている、捨てたもんじゃないよ」と言う主人公。社会課題を理解し、仮説をプラットフォームとして設計・プログラムし、本当に社会を変えていくこと。信頼のネットワークとして、国を超えて人々が協力していきます。 日本でこんなに普遍的な小説を書ける人がいるとは! 驚きました。社会そして時代を俯瞰的に見られる人に、お奨めの一冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公は都内のIT企業に勤めるエンジニア。彼を中心に物語は展開していきインターネットの光と闇をあぶり出していく。どこまでも自由と人との繋がりを信じて突き進む主人公の生き方に憧れすら感じてしまった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
藤井さんの描くキャラクターは地に足がついた思考をし、現実的な解決策を模索する。その過程を追っていくと、自分も手を動かそうという気になる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
書評を読んで読みたくなって購入しました。当たりでした。 仮想通貨に感じるまがい物感・不足感を払拭し、未来への希望、「世の中は良くなっていく(いかねばならない)」という筆者のメッセージを心地よく味わいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作者の作品は全て読んでいる。 前作までは「少し先の未来」を書かれている印象だったが、 今作はまさに「今」の出来事の様である。 毎回楽しく読ませて頂いている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
希望のあるSFといえばの、藤井太洋氏の新作。 もはやSFとは言えないほど直近未来の技術に焦点を当てているがそのまなざしは公正で明るい。 更にアメリカ、日本、中国、タイ、シンガポールと国を越えながらも国情をまざまざと見せつける筆力は凄い。グローバルかくありきと思ってしまう。 なにより、正しさとは何なのかという問いを新技術に対してぶつけている姿勢は素晴らしい。 個人的には、タイの学生運動の話、仮想通貨の話が素晴らしかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
世界を変えるにはiPhoneとmacbookがあればいい。 プラットフォームが誕生する歴史的瞬間に立ち会えた気がする。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
システム落としてデータ壊れてお客さんに怒られたことのある方,自分のコード,なんかイマイチだなと自覚してる方,最新のIT一応カジッてるんだけどという方,読みだしたら止まりません.仕事もしてください. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「行き先は特異点」は既読だった、「五色革命」はなんとなく記憶があった。 だんだんすごい人になっていく過程が面白かった。 難点は特別番外編「ロストバゲージ」が絵だったこと。 Kindle paperwhiteのEinkでは背景絵と被って拡大しても文字の認識が難しかった。 PC版Kindleでも絵自体が小さいので文字が小さすぎて読み難い。 なんだかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
やっぱ最高! 藤井太洋さんの作品を読むと『生きていくための活力』が注入される。(と、私は思う) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
セリフが多く、「」の多い文体が多少なり読みづらいだろうが最後まで読み進めて欲しい。 P2Pに変貌する社会システムと、個人の生き方、そしてテクノロジーとしての仮想通貨、金融サービスとしての仮想通貨それぞれの未来を占うにふさわしい小説。 冒頭で指摘した文体の点を加味してもあまりある程の示唆が得られる小説。 エドワードスノーデンやWeb3.0などに関心のある方はぜひお読みいただきたい。そして感想をシェアいただきたい。 この小説が描く未来のあり方の一説を、他の読者共に共に議論できることを期待している。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
藤井先生の本は技術に肯定的なものが多いので、あたたかい気持ちで読めます。登場するガジェットもほとんど実現しているものなので、SF小説としては非常に堅実的な作品だと思います。 一部IT系の知識を問われますが、飛ばして読んでも問題ない程度です。ハードSFみたいな難解さはないです。ただ、社会風刺みたいなところはあるので、アジア情勢とかには気を使う必要があるのかも。 内容としても、広告ブロックのアプリを作ったらいつのまにか他国の秘密に触れてしまったとか、ドローンが地味に暴走してるとか、身近そうなものが多いです。目の付け所は、流石という気がします。 SF=イーガンみたいな感覚を持ってると、少し地味だと思います。アクション的な要素はほとんどないです。 一応、全編通してキャラや世界観は統一されていますが、内容は短編集に近いです。五つくらいの話が全て違うアイデアに基づいてるので。 藤井先生の短編集と言えば、公正的戦闘規範がありますが、アレよりも地味な話は多いです。逆に言えば、落ち着いたSFが読みたいという人にはすごくオススメの作品です。最近のSFのブームって、荒唐無稽+ハードSFみたいな感じだと個人的には思ってますが、本作はその逆を行く作品だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久しぶりに読み終わりたくない本に出会った。子どもの頃に読んだヴォークトのビーグル号以来かな 藤井さんは、事象の地平線の向こう側にある多宇宙を見ていらっしゃたのかも 著者のあたたかさと公平さがとても心地よい | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!