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影の王国
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影の王国の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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本作は、「チャリオンの影」、「影の棲む城」に続く五神教シリーズの第3弾です。しかし、前2作とは全く関係ない国と登場人物のお話で、せっかく「影の住む城」がヒューゴー、ネビュラ両賞を受賞し、魅力的なキャラも作ったのに、全て投げ捨てて、新たな霊的な世界の仕掛けに挑んでいる点はただただ脱帽です。 ただ、それが成功しているかと言えば、ちょっと疑問です。ビジョルドの作品はあくまでもエンタメ作品なので、派手さはないが、人生の重要な何かを示唆している、ということはないように思います。 そういう意味で本作は、魔術や剣による戦闘シーンがなく、ワクワク感に乏しいものでした。情景描写は緻密なので、その世界にどっぷり浸って時間を潰すには良いと思います。 | ||||
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3部作〜前作からずいぶんと時間がたったので、五神教の設定が頭からすっかり抜け落ちています。 (前2作は実家なので)読んでいる途中でしばしば立ち止まり、でも思い出せず(ちょっとだけイラッ〜笑)。 一度滅した土俗の宗教?が復活し、五神教と共存している世界観なので、わかっていないと面白さがググッと。 最後のページに簡単でいいから、設定を再掲してほしかったですね。 ストーリーは、土俗の宗教と組み合わせることで、世界観が重層になり面白くなったと思います。 この作者の作品の中では、年齢は若いのですが、苦悩する主人公と結構前向きなヒロインの組合わせは(定石ではありますが)OK♪ まぁ、主人公がグルグルと苦悩するから、冗長になっちゃうところはありましたが(笑) 思いっきり蛇足ですが、 2作目に引き続き、表紙の男性がハリウッド俳優にそっくりさん... 前回は、シュ○○○ネッガー(戦士コ○ン風)、今回はオー○ンド・ブルー○。 私の錯覚でしょうか(笑) | ||||
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「五神教シリーズ」三部作最後の作品ですが、前作・前前作とは完全に切り離された物語となります。 もちろん基本的な世界観はほぼ踏襲しているのでこれまでの読者なら問題なく入れるかと。 とはいえ、上下巻一気に読み通して「確かに面白かったけど、これまでに較べると弱い・・・」というのが正直な感想です。 導入部はさすがの展開で、ビジョルドお得意のキャラクター達の登場と合わせ面白く読めるのですが、 途中から「あれ?」と思ってしまうのは、内容に対してやや冗長な展開のせいかと。 それでも下巻クライマックスでの盛り上がりはさすがではありますが、3賞受賞の前作が大きすぎたか? なまじ過去作品を読まずに単独で読んだほうが純粋に愉しめるかもしれませんが、五神教について知っていたほうが 解りやすい部分も多々あり、悩ましいところです。 主人公もヒロインも若くなった分、作品も「若く」なったのかしら。 このシリーズはとりあえずこれで終わりというのが残念でなりません。 願わくばもういちどカザリルやイスタの大活躍が(お約束的展開になるかもしれませんが)読みたい!と心から願います。 この世界観がとても好きなだけに期待しております。 | ||||
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