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影の王国
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影の王国の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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なんでこんな下手くそな画家? に絵を頼んだ? 購買意欲が削がれる | ||||
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本作は、「チャリオンの影」、「影の棲む城」に続く五神教シリーズの第3弾です。しかし、前2作とは全く関係ない国と登場人物のお話で、せっかく「影の住む城」がヒューゴー、ネビュラ両賞を受賞し、魅力的なキャラも作ったのに、全て投げ捨てて、新たな霊的な世界の仕掛けに挑んでいる点はただただ脱帽です。 ただ、それが成功しているかと言えば、ちょっと疑問です。ビジョルドの作品はあくまでもエンタメ作品なので、派手さはないが、人生の重要な何かを示唆している、ということはないように思います。 そういう意味で本作は、魔術や剣による戦闘シーンがなく、ワクワク感に乏しいものでした。情景描写は緻密なので、その世界にどっぷり浸って時間を潰すには良いと思います。 | ||||
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たとえ先は決まっているのかもしれなくても、反骨精神で、信念をもって! | ||||
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前作の中身を忘れはてていますが、単体で面白く読めました! 表紙の女性のイメージがちょっと違うかも…f(^_^; マイルズシリーズも大好きです。あちらも是非、おすすめです | ||||
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楽しみました。登場人物の肩書きがいまいち分からなかったのですが、訳者後書きの様に、そのまま一気に読み切ってしまえば良い様ですね。 最近のビジョルド氏はこの手の作品に傾倒していますが、それでも、私はマイルズの方が好きです。 | ||||
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ロイス・マクマスター・ビジョルド著、鍛治靖子訳『影の王国』(創元推理文庫、2012年)は中世風のウィールド王国を舞台とした異世界ファンタジー小説である。五神教シリーズの一冊であるが、他の作品とはキャラクターや場所を共有していない。このため、本書から読み始めることも問題ない。 五神教とは五つの神を信仰する宗教である。森林地帯のウィールドは聖王によって治められる自然信仰であったが、4百年前にダルサカのアウダル大王に征服され、五神教信仰が強制された。その後、ダルサカの内紛でウィールドは独立を果たし、聖王の支配は復活するが、五神教は根を下ろし、伝統信仰は排斥されている。 主人公は父によって狼の精霊を宿すようになった剣士イングレイ・キン・ウルフクリフである。これは古代ウィールドの戦士にかけられた魔法であるが、現代では排斥されるものである。このためにイングレイは放浪を余儀なくされたが、国璽尚書ヘトワル卿に拾われた。 ウィールドで五神教が浸透し、伝統的な森の魔術が排斥され、排斥されながらも部分的に残存する状況は、ゲルマン民族などのキリスト教化を連想する。また、神を至高の存在としながらも、その神ですら人間の自由意思を変えることはできず、自由意思を尊重する存在として描かれる。これは人間が悪を犯すことを神が止めないことについてのキリスト教神学の説明と重なる。架空の世界の物語であるが、キリスト教世界を土台にしている。(林田力) | ||||
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ロイス・マクマスター・ビジョルド著、鍛治靖子訳『影の王国』(創元推理文庫、2012年)は中世風のウィールド王国を舞台とした異世界ファンタジー小説である。五神教シリーズの一冊であるが、他の作品とはキャラクターや場所を共有していない。このため、本書から読み始めることも問題ない。 主人公は父によって狼の精霊を宿すようになった剣士イングレイ・キン・ウルフクリフである。これは古代ウィールドの戦士にかけられた魔法であるが、現代では排斥されるものである。このためにイングレイは放浪を余儀なくされたが、国璽尚書ヘトワル卿に拾われた。 物語は聖王の第三王子ボレソ殺害の報で始まる。手籠めにしようとした侍女に殺されたという。ヘトワル卿の命令で遺体を東都と呼ばれる首都に運ぶために派遣されたイングレイは、王子を殺害した美しい娘イジャダ・ディ・カストスに驚愕する。イジャダも、その身の内に豹の精霊を宿らせていた。 上位の者にも神すらも反論するイングレイが小気味良い。王子であってもボレソのように軽蔑すべき行動をした者には、それに相応しい評価を下す。イングレイは黙って命令に盲従するロボットではない。日本ではブラック企業が社会問題になっている。ブラック企業の従業員は犠牲者であり、被害者であるが、ブラック企業に潰されないためにはイングレイのような反骨精神が必要である。(林田力) | ||||
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3部作〜前作からずいぶんと時間がたったので、五神教の設定が頭からすっかり抜け落ちています。 (前2作は実家なので)読んでいる途中でしばしば立ち止まり、でも思い出せず(ちょっとだけイラッ〜笑)。 一度滅した土俗の宗教?が復活し、五神教と共存している世界観なので、わかっていないと面白さがググッと。 最後のページに簡単でいいから、設定を再掲してほしかったですね。 ストーリーは、土俗の宗教と組み合わせることで、世界観が重層になり面白くなったと思います。 この作者の作品の中では、年齢は若いのですが、苦悩する主人公と結構前向きなヒロインの組合わせは(定石ではありますが)OK♪ まぁ、主人公がグルグルと苦悩するから、冗長になっちゃうところはありましたが(笑) 思いっきり蛇足ですが、 2作目に引き続き、表紙の男性がハリウッド俳優にそっくりさん... 前回は、シュ○○○ネッガー(戦士コ○ン風)、今回はオー○ンド・ブルー○。 私の錯覚でしょうか(笑) | ||||
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何度も前に戻りながら読んでいるため、読破が遅くなっていますが、チャリオンの時のようにバックボーンを確認しながら読み進めています。ビジョルド氏は近年ファンタジーに傾倒されているの様ですね。スピリットリングからですかね。 私としては、マイルズの方も和訳残りあとわずかです。早く文庫にしてほしい。 | ||||
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彼女の作品は全て持っているが、ただの一度もつまらなかったことは無い。 今回も予約購入しているが、手抜き作品を書かない作家であることだけは間違いない。 ついでに書けば、ドンウィンズロウ氏は最近手抜き忠なのではなかろうか・・・・・ | ||||
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彼女の作品は全て持っているが、ただの一度もつまらなかったことは無い。 今回も予約購入しているが、手抜き作品を書かない作家であることだけは間違いない。 | ||||
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「五神教シリーズ」三部作最後の作品ですが、前作・前前作とは完全に切り離された物語となります。 もちろん基本的な世界観はほぼ踏襲しているのでこれまでの読者なら問題なく入れるかと。 とはいえ、上下巻一気に読み通して「確かに面白かったけど、これまでに較べると弱い・・・」というのが正直な感想です。 導入部はさすがの展開で、ビジョルドお得意のキャラクター達の登場と合わせ面白く読めるのですが、 途中から「あれ?」と思ってしまうのは、内容に対してやや冗長な展開のせいかと。 それでも下巻クライマックスでの盛り上がりはさすがではありますが、3賞受賞の前作が大きすぎたか? なまじ過去作品を読まずに単独で読んだほうが純粋に愉しめるかもしれませんが、五神教について知っていたほうが 解りやすい部分も多々あり、悩ましいところです。 主人公もヒロインも若くなった分、作品も「若く」なったのかしら。 このシリーズはとりあえずこれで終わりというのが残念でなりません。 願わくばもういちどカザリルやイスタの大活躍が(お約束的展開になるかもしれませんが)読みたい!と心から願います。 この世界観がとても好きなだけに期待しております。 | ||||
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